5月30日、観てきました。…が、パンフが完売だった…公開1週間ちょっとで完売するとは全く予想外、かなしいの一言(ちなみに東京でも完売らしい…)。
改めて映画のポスターを見てみると、背景の空が真っ黒なんですね。その理由は映画を観ると理解出来る訳です。良く出来ている。
第二次世界大戦時代、ドイツ軍がユダヤ人たちの自由を奪い、拉致し使役し殺害した収容所のひとつを舞台に、その塀の外で何不自由ない生活を送る管理者とその家族の日々を描いています。
一見した限りでは、4人の子どもに恵まれ、使用人を何人も使い、美味しい料理を食べ、よくある金持ちの生活。前半はこれでもかと日常描写を続けていきます。でも、そのバックグラウンドに聞こえてくるのは、収容された人々と看守たちの叫び声そして焼却炉の炎が燃える音…。その音が何を表すのか知識として知っていれば、この情景の異様さに気づかない訳がありません。恐ろしい。
後半、主人公の男性は異動を命じられ、単身赴任。残された家族の生活は同じようでいて、徐々に異変をきたしていきます。子どもたち、特に男の子たちの影響の受け方がえげつない。
最後、アウシュビッツの資料館の映像があり、何とも言えない気持ちになります。だけど、自分もその資料館を仕事として淡々と掃除している女性たちと感覚は変わらない…そんなところも心が痛む作品でした。
改めて映画のポスターを見てみると、背景の空が真っ黒なんですね。その理由は映画を観ると理解出来る訳です。良く出来ている。
第二次世界大戦時代、ドイツ軍がユダヤ人たちの自由を奪い、拉致し使役し殺害した収容所のひとつを舞台に、その塀の外で何不自由ない生活を送る管理者とその家族の日々を描いています。
一見した限りでは、4人の子どもに恵まれ、使用人を何人も使い、美味しい料理を食べ、よくある金持ちの生活。前半はこれでもかと日常描写を続けていきます。でも、そのバックグラウンドに聞こえてくるのは、収容された人々と看守たちの叫び声そして焼却炉の炎が燃える音…。その音が何を表すのか知識として知っていれば、この情景の異様さに気づかない訳がありません。恐ろしい。
後半、主人公の男性は異動を命じられ、単身赴任。残された家族の生活は同じようでいて、徐々に異変をきたしていきます。子どもたち、特に男の子たちの影響の受け方がえげつない。
最後、アウシュビッツの資料館の映像があり、何とも言えない気持ちになります。だけど、自分もその資料館を仕事として淡々と掃除している女性たちと感覚は変わらない…そんなところも心が痛む作品でした。