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ウィーン旅行より帰ってまいりました。
夢のような数日でした。
お世話になったウィーン在住のMさん、どうもありがとうございました。
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最終日は、ベルリン旅行のときと同じく、
自然史博物館(Naturhistorisches Museum)で締めくくりました。
こちら、コレクションの質が素晴らしいのは言うまでもないのですが、
展示方法がとても凝っていて、切り上げるのが大変です
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《ヴィレンドルフのヴィーナス》紀元前約2万5000年頃
何といってもこちらが有名です。
写真、ぶれぶれですね…。とても暗かったもので、、と言い訳…
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自然史博物館は、マリア・テレジアの夫君、
フランツ1世(Franz I., Franz Stephan von Lothringen,1708年-1765)の
コレクションをもとに、1889年に公開されています。
当初のコレクションに加え、年々所蔵品は増幅されており、
規模は世界でも最大級のものです。
ヨーロッパ世界が拡大し、近代的な博物学が広まった17世紀以降、
富裕な人々の間では、鉱物、植物、動物等、
レアで貴重な品々の蒐集熱が高まり、それらがまとめて展示された部屋は、
「珍奇品の部屋」または「驚異の部屋」と呼ばれていました。
このようなコレクションはプライベートな楽しみにとどまらず、
公的なミュージアムの核となることもありました。
各国の自然博物館を訪れると、コレクションの内容やその分類から、
それぞれの特色が出ていて面白いのですが、
ウィーンにおいては、自然史博物館は割りと意欲的に、
自国をアプローチする展示を行っているようです。
例えば。。
冒頭の画像は、『洞窟 ― 光り無き景色』と題された特別展の展示のパネルで、
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黒い物体は、蝙蝠です。
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藤岡弘、探検隊。。
暗闇のなか、鍾乳石や様々な科学的検証が浮かび上がるように展示されています。
これらの写真や映像は、オーストリア西部に実在する鍾乳洞で、
ここから湧き出たナチュラルウォーターはオーストリアの飲料水の供給源です。
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鉱物、というより宝石コレクション。
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オーストリアで出土し、《ヴィレンドルフのヴィーナス》と並んで、
「世界最古の芸術作品」としてフィーチャーされている彫像。
手を上げて踊っている女性の姿だそうです。
美術の歴史は、お隣の美術史博物館へ続く…というわけですね。
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岩塩です。
中世から塩の精製はオーストリアに莫大な富をもたらし、
国家の繁栄の礎となりました。
〈おまけ〉
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素敵な窓。
展示空間のひとつひとつが、それぞれのコンセプトでまとめられています。
自然史博物館の写真はフォトチャンネルにまとめましたので、
お楽しみくださいませ
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