イースターシーズンが始まりました
以前の記事で、復活祭は春分が過ぎて、最初に来る満月の次の日曜日と書きました。
2014年は、4月20日にあたります。
「イエスは十字架に架けられた後、3日目に復活した…」ということで、
ドイツでは、イースター前の金曜日(イエスが十字架に架けられた日)を
聖金曜日(Karfreitag)といい、この日は祝日となっています。
イースター翌日の月曜は振替休日になるので、
この期間は長めのお休みを取りやすく、
人々は親戚の家へ集まったり、旅行に出かけたり、
思い思いにバケーションを楽しみます。
買い物へ行くと、こんな小冊子が目につきました。
スーパーマーケットが展開しているプライベートブランドの
お惣菜を使ったレシピブック、題して「イースターの御馳走編」です。
色々載っていますね!
仔牛にチキンにラム、美味しそう~
カニンヒェンなんてのもあります。
(苦手な人いるかな…。ドイツ語っぽく書けば、ちょっとは間接的かと…)
ちなみに、イースターのマスコット的存在になっているウサギさんは、
カニンヒェンではなくて、ハーゼ(Hase)と呼ばれています。
最初の写真も“Hasenohren”(=ウサギの耳)という名前が付いています
さて、せっかくなので、
お料理もイースター気分を味わってみましょう~
聖金曜日に限らず、金曜日には魚を食べる伝統があるそうな。
特にカトリック教会の習慣で、
肉を避けたり、魚がイエスの復活の象徴となっていたり、
色々な意味があるようですが、、
先のプライベートブランドから、
白身魚のパイ包み焼きを購入
包装から出して、オーブンで焼くだけという簡単なものだったので、
白ワインをベースにしたソースを作ってみました。
エシャロットか玉ねぎのみじん切りをバターで炒めて、
白ワインをふりかけ、煮詰めたら生クリームか牛乳でのばします。
何だか書面にすると、おおざっぱですな…。
いやいや、簡単で美味しく作れると捉えるべきか
ソースはほうれん草で色づけして、
花型にくりぬいた人参を飾って、
春らしい華やかな感じになったかな
さらに伝統に従うなら、日曜はサンデーロースト…。
イースター気分を堪能しようかしら…。
末筆ながら、、
宗教間の対立が無くならないことを見聞きするにつけ、
こうして自分が気軽に宗教行事に接するのは、
不真面目だとお叱りを受けてしまうかもしれないけれども、、
そんなに悪いことでもないかなぁ…、と思うのです。