リューベックのクリスマスマーケットに行ってきました
リューベックはハンザ同盟の盟主として国際貿易を展開し、
商人が都市の繁栄を築いたことから北のヴェネツィアとも称された都市です。
近年は観光に力を入れていて、
「七つの塔が聳える街」というキャッチフレーズで親しまれています。
名前の通り、印象的な尖塔を持つ建築群が目を引きます。
地図で見るとこんな感じです。
貿易で発展した都市らしく、街を水路がぐるりと取り囲んでいます。
バルト海からここまで船で物資を運びこんだことがよく分かります。
地図上の、「-」のところをクリックすると遠景が見られますよ!
キールからは、電車で1時間10分ほど。
中央駅舎、重厚ですね。
市街地へ向かう途中の橋の上、人物の足元に注目してみると、、
にゃんこです。珍しいですね。
ご主人を見上げているのでしょうか、ちんまりとした足が可愛い。
リューベックのランドマーク、ホルステン門が見えてきました。
1464~78年に建てられたもので、レンガ壁の厚さは3mを超えるそうです。
あまりに重く、この写真でも傾いているのが分かります。
市街地側からの景観。
あちこち陥没して、ゆがみを生じていることが
波打つ壁の様子で伝わると思います。
いちばん大規模な市は市庁舎前の広場で開かれています。
にぎわっていますね!
大きな釜でプンシュが温められています。
“Apfelpunsch”(アプフェルプンシュ)というのは、
濃いアップルジュースにアルコールが入った感じの飲み物です。
ショウガが加えられているものもあって、
飲みやすく、お腹のあたりがぽっぽして温まります
さらに奥へ進み、マリーエン教会の近くに来ると、
中世マーケットが開かれています。
屋台の店員さんたちは皆、
舞台上で歌っている人たちのような扮装をしていました。
昔風、手作りのパン。
どうやら馬鈴薯粉で作られているらしいモチモチ感です。
これにチーズやマッシュルームといった具を載せて温めてくれるのです。
チーズがとろけて美味しそう!
次に来たらぜひ賞味したいものです。
ハチミツ酒やら、薬草ワイン。
ポーションにしか見えません。
ファンタジーRPGの世界が此処に…。
「メルヘンの森」というマーケット。
屋台と並んで、童話をモティーフにした人形が展示されています。
『長靴を履いた猫』。
『ツグミの王様』。
『三人の糸繰り女』。
どれも手が込んでいます。
『カエルの王様』。
この少女のお人形だけ他と雰囲気が違ってドキっとしました。
ハンザ都市の特徴的な建築。
こういう段々になっている屋根、
同じくハンザ同盟の一都市であったミュンスターでもよく目にしました。
あんなに内陸まで貿易路が発達していたのですね。。
“Wunschbaum”(願いの木)。
願い事が書かれた紙がモミの木につるされています。
ちょうど日本の絵馬のような感覚なのかな…?
リューベックはとても歩きやすく、美しい街なので、
とても楽しく見てまわることができました
おまけ
ワンちゃんもおめかし。