イタリア、特に食べ物となると、撮ってきた写真が膨大でどうしたものかというところです
旅先は、ボローニャを中心とした北イタリアの諸都市でした。
美味しいものがいっぱい。。とりあえず、目についたものを取り上げてみます。
まずはフェラーラから。
歴代の君主は占星術の研究にも熱心でした。
お目当てのレストランがバカンス中だったため、近くのレストランに飛び込みで入りました。
名物のタリアテッレ(=フェットチーネ、平たい麺)の他、サラダや肉料理を注文。
オイルソースのきのこのタリアテッレは、何種類かのきのこがごろごろ入っていて、
噛みしめるとジュワーっと美味しい
とても陽気なオーナーの男性はアーティスト活動もされているようで、店内には彼の絵画作品が飾ってありました。
以前にフェラーラを訪れたとき、、いわゆる新婚旅行(!)では、
お城沿いのお洒落なテラスでタリアテッレをいただいたのですが、これがイマイチで…。
観光客が大量に訪れるお店だったので、まあそういうことなのかな…。
今回のレストランは、私たちのほかは地元の家族連れやお昼休みの一人客で、どうも全員顔見知りのような。。
値段も安く、オーソドックスな食べやすい味で近所の食堂的な感じでした。
それにしてもこのパスタは美味しかった。。うん、毎日でも食べられる。
続いては、古都モデナです。
かの名高い、オステリア・フランチェスカーナのブラッスリー、「フランチェスケッタ 58」。
定番のランブルスコで乾杯!
軽い口当たりの発泡性の赤ワイン、夏にぴったりです。
もっと甘いのかと思っていたのですが、これはドライで昼食の良きお供になってくれました
「アイ・ラブ・モデナ」メニュー
特産のパスタやチーズ、モルタデッラ、バルサミコを使ったソース等々、フルで楽しめます。
“ええ素材使ってまっせ~”というのがびしばし伝わってきます。
パルミジャーノ・レッジャーノを使ったチーズソースのトルテリーニ(写真下)は衝撃的な美味しさでした。。
お皿は一枚ずつ全て異なったものが使われていて、それがとっても可愛いのです。
お店のスタッフさんたちも感じが良いな~、と思っていたら、、
天才シェフとして名を馳せるマッシモ・ボットゥーラ氏がバイクを駆って来たではありませんか!
カメラにポーズを決めてくれて、めっさ気さくで良い人でした
モザイク装飾が至る所に残る街、美しいラヴェンナ。
小さな街なので、そぞろ歩きの寺院巡りに最適です。
ただもう暑すぎて、おちおち日向を歩くことができません。。
ここでも例に違わず、気になっていたレストランが軒並み休暇中で困りました
“Ca' de Ven”というワインバー兼レストランに入ってみることに。
ホームページより写真をお借りしました。
店内はとても良い雰囲気!
大きなテーブルが並び、皆さんわいわい食事を楽しんでいます!
前菜は、クラッテッロとメロン、そしてプロシュートとチーズのグリル。
クラテッロはパルマ特産の豚もも肉を使った生ハムです。
いわゆる「生ハムメロン」は今まであまり好んで食べるものではなかったのですが、
とびきり暑い日に食べたらメロンのジューシーな甘さとハムの塩気が何とも美味しく感じられて大好きになりました
パスタと牛肉のグリル。
グリル料理はレストランのスペシャリテのようで、見渡すと皆さん召し上がっていました。
炭火焼きもさることながら、付け合わせのポテトがまた絶品で、、
おいもの味が濃厚で、これがじゃがいも?とびっくりしてしまいました。
ちょびっとフィレンツェ。
シニョーリア広場に巨大な亀が置かれてる~;
暑さで朦朧とする頭で浦島太郎だと思いこんでいたのですが、写真をみたら亀の背に乗っているのは西洋の殿方のようですね。
フィレンツェでも老舗トラットリアはお休みのところが多かったので、ここも飛び込みで“La Cantinetta di Bolgheri”というレストランに入ってみることに。
ボルゲリって、スーパートスカーナで有名なワインの生産地区ですよね…。
もしかして、ここはワインメーカーがやっているレストランだったりするのかな。。
インテリアにワイングッズが多く使われていていました。
こてこてのトスカーナ料理!
イタリアは南に行くにしたがって料理の塩気が強くなる気がします。
旅の中心地、ボローニャ
街を歩くと食料品店が立ち並ぶ一角があって、まさに食の都です
ある日のお昼に入った郷土料理のレストラン、“Trattoria Leonida”。
やっぱりクラテッロ&メロンを食べていますね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_tehe.gif)
ここのはハムの熟成が感じられて、メロンがジューシーでいっとう美味しかったな。。
“Torta di Formaggio”という前菜だったような…。
いうなれば、チーズいももち。。外れるわけないです。
トリュフとポルチーニ茸のラザニアと、奥に見えるのはもちろんラグー・アラ・ボロネーゼ!
どのお皿も手間が感じられてとても美味しい
ここはちょっと変わり種、
ホテルの近くでお昼が食べられないかな~と歩いてみたときに見つけた“Officine Degli Apuli”というお店。
南イタリア、プーリア料理のレストランのようです。
外観は、「飲み屋…?営業してる?」という感じなのですが、広い中庭があってにぎわっています。
ハム、サラミ、チーズの盛り合わせと、クリーミーなモッツァレラ・ブラータ!
ブラータがすごいです。幸せになれます
うどん状の麺にシーフードの旨味がからんで、、
味はどれも濃いめでガツンときます!
リストランテ“L'Arcimboldo”ここも素材の良さが存分に味わえるお料理でとても良かった。
トルテリーニは、店員さんが器の蓋をとるとフワッとスープが香り立ちます。
ラザニアも、ボローニャの真打登場といった感。
メインの定番、コトレッタも絶品でした
そして旅の終着地、ミラノ。
スポンティーニのピザはやっぱり外せません
お昼のラザニアも一緒に。
ボローニャのラザニアはとてもクリーミーな味わいが印象的でしたが、
こちらはトマトが効いたいわゆるイタリアっぽい感じ、、都会の味です。
これはこれで、美味しい。
ミラノ駐在員のあいだで語り継がれているというあのレストランにも入れました。
サルディーニャ料理のお店で、もちろんシーフードを注文します。
エビの前菜、たぶんコラトゥーラで炒めてあるのかな、とても味わい深いものでした。
カラスミのパスタ、海の幸のパスタ。
ああもう美味しいったら。。
店員さんたちも明るく気さくで良かった。
おまけ
おみやげのワイン。