tamagoのドイツ滞在記

ドイツ、キールに住んで、体験したことや思ったことを書きとめていくブログです。

ドイツの学習補助犬

2012年11月26日 | 小話





【9月22日 AFP】ドイツ各地の学校に、
クラス全体の成績を上げる試みとして「学習補助犬」が導入されている。

(詳しくは、AFP記事のリンクをご覧下さい。)


ドイツでは、1990年代末から、一部の学校が学習補助犬を導入してきた。
その数は、小学校から高校まで約120校。



小学校の教室でグッピーを飼っていた記憶があります。
ハムスターを連れて来ていた同級生もいた覚えがあります。
犬好きの子どもは、嬉しいだろうな。。
アレルギーもちの子には、ちょっと辛いかもしれない。。


犬による学習効果について博士論文を執筆している
スザンヌ・ヴィレ(Susanne Wille)さんは、
「これまでのところ、犬が生徒の学習の進歩に影響を及ぼすことを示す
明確な証拠は見つかっていない」と話している。



どうも、学習補助犬を導入する狙いは、
教室内でのコミュニケーションの円滑化にある模様。
たしかに犬が隣に座っていたら和みそう。。



ドイツの幼稚園、小学校は基本的に午前中授業で、
13時に学校が終わるのだそうです。

小さい子どもを持つお父さん、お母さんたちはこの時間にお迎えに行かねばならず、
働き方も、午前中のみ出社、主夫の容認等、フレキシブルな勤務が可能ということです。

語学学校の先生の体験談なのですが、
仕事をもっている親にとって、13時に間に合うように駆けつけるのはたいへんで、
結構苦労されたということです。
育児中のクラスメイトもいて、
彼女は授業が終わると、お迎えのためやはり急いで帰ります。


授業が終わるのが13時ということは、
それから家に帰ってお昼ごはんになると考えると、
子どもたちは、すごくお腹が空きそう


授業で各国の小学校のお昼事情について聞いたところ、
比較的充実した給食が出るのは稀みたいです。

カフェテリアでのランチは正直散々だった…、という話や、
子どもたちは昼食としてチョコレート等のスナックをもっていくという話を聞いて、
軽いカルチャーショックを受けました。

かつて通っていた小学校では、
栄養士さんが常駐していて、給食は基本的に学校内で調理されていました。
当時は、給食の甘いミートソースが苦手、、と思ったりしたものですが、
バランスの考えられた温かい給食が食べられたのはレアなことなのだな、
と考えを改めた次第。。


クリスマスマーケット@デュッセルドルフ

2012年11月24日 | ドイツの街並み


前の記事に引き続き、クリスマスマーケットの様子をアップします




金属細工の屋台。
様々な像やオーナメントが並びます。




こちらは、キャンドルのお店ですね。
容器には、冬景色やクリスマスの様子が描かれています。




レープクーヘンと呼ばれるお菓子が吊るされた店先。

スパイスが練りこまれたクッキーのような焼き菓子で、
ハート型や人型のものがポピュラーです
常温で3ヶ月くらい日持ちするのだそうですよ。




職人さんが木工芸を実演しています。
本格的な作品が並びます。




ふふふ…これは、ローストポークのサンドイッチ
よく炒められたタマネギをたっぷり添えていただきます。
屋台フードもマルクトの醍醐味です。

ブラートヴルスト(焼きソーセージ)やローストしたマッシュルーム、
ポメス(フライドポテト)、クッキーに各種お菓子などなど、、
美味しそうなものがたくさんあります。






アルトシュタット(旧市街)の道沿いにも、屋台は続きます。

"Willkommen in der Altstadt!"
アルトシュタットへようこそ!




別のグリューヴァイン(ホットワイン)屋台の上には、
くるみ割り人形や天使がデコレーションされています。


最近のクリスマスマーケットは、
万人に受け入れやすいよう、全体的に宗教色が弱められ、
お祭りとしての性格や国際色が打ち出されているそうです。



各地で様々な特色があるそうなので、
ほかのマルクトにも行ってみたいです

クリスマスマーケットがはじまった

2012年11月24日 | ドイツの街並み




3時半くらいのデュッセル、ケーニヒスアレー(Königsallee, ケーニヒ通り)です。

日に日に日照時間が短くなり、心細さが募っていたのですが、
昨日から、ドイツ各地でクリスマスマーケットが始まり、
イルミネーションや出店によって、街全体がうきうきとしています


ちなみに、クリスマスマーケットは英語の言い方で、
ドイツ語では、ヴァイナハツマルクト(Weihnachtsmarkt)といいます。

マルクトはドイツの冬の呼び物ですが、
耳慣れた英語で名前が広まっているようです。





ライン河沿いに観覧車が設置され、お祭りムードが高まります。




市庁舎前の広場がマルクトの中心となっていて、
様々な出店が立ち並びます。




キリスト生誕を表現した木彫り。
馬小屋に、幼児イエスとひざまずく聖母マリア、
右側には、お告げを受けて訪れた東方三博士が表されています。
木彫りのアイテムは、ドイツのクリスマスに欠かせません。




大きなツリーもあります。
もみの木に飾り付けをするの 小さい頃、憧れでした。。




グリューヴァイン(ホットワイン)は皆大好き!
甘く、少しスパイシーな味わいで、身も心も温まります。

可愛いカップに注いでもらえます。
容器を返せば、いくらかのペイバックがあり、
気に入れば持って帰ることもできます。


画像が重いようなので、次の記事に続きを投稿します(^0^)

ポーランド風ロールキャベツ ゴウォンプキ Golabki

2012年11月23日 | 料理、食材、レシピ





ポーランド出身のクラスメイトと寿司の話題になり、

「日本では、家庭でもsushiを食べているの?」
「食べるよ。でも、ちらしsushiとか、inariなんかが多いよ。」
「inari...???」(´・ω・`)

という会話から、お稲荷さんを試してもらったところ、


「私もお米大好き!ポーランド料理にもお米が使われているんだよ。」
「ポーランド料理...どんなの???」

という訳で、
このゴウォンプキを差し入れしていただきました。



ゴウォンプキ(Golabki)は、
ポーランド風ロールキャベツといった感じで、
ひき肉とお米が包まれています。

とても美味しくいただいたので、
後日レシピを教えてもらい、再現してみたのが上の写真です。


お米がはいることで、スープとひき肉の旨みがよく含まれて、
食感がジューシーになります

レシピでは、米を茹でることになっていますが、
残ったご飯を使ったり、もち米や五穀米でも美味しそうです。


バターは入れなくても良いということで、
煮込むスープにヨーグルトを加えると、一層まろやかになるそうです。

ちりめんキャベツは、普通のものでも良いと思います。






〈レシピ:Golabki ゴウォンプキ〉

【材料】

ちりめんキャベツ 1個
豚か鶏ひき肉   300g
米        200g
玉ねぎ      50g
小麦粉      大さじ2
卵        1個(なくても可。)
トマトピューレ  大さじ5
(ホールトマト、カットトマト1缶でも代用可。)
バター      ひとかけ
ブイヨン     250cc
塩、胡椒、砂糖  適量



【作り方】

1、深鍋でキャベツをまるごと5分茹で、ざるにあげておく。

2、米は15~20分茹で、水気をきっておく。

3、玉ねぎをみじん切りにする。

4、ボウルにひき肉、米、玉ねぎ、小麦粉、卵、塩、胡椒をいれ、
ハンバーグの要領でこねる。
(玉ねぎを炒めておくと、さらにコクがでます。)

5、キャベツの皮を一枚ずつ剥き、4を包む。
(包むときに爪楊枝で留めておくと形が崩れにくい。)

6、鍋に5をなるべく隙間のできないように敷き詰め、
トマト、ブイヨン、バター、を入れ、弱火で40~60分煮込む。
途中で水気がなくなりそうなら、水を足す。
最後に塩と隠し味の砂糖で味をととのえる。




ラヴェーラ&ヴェレダのハンドクリーム

2012年11月14日 | 美容と健康




右:ヴェレダ(WELEDA)、ざくろ ハンドクリーム。
左:ラヴェーラ(Lavera)、ボディスパハンドクリーム、ローズガーデン。


寒くなって、空気がとても乾燥しています
すぐに指にささくれができてしまうので、ハンドクリームは必須です。


ドイツのオーガニックブランドを使ってみようと思い、
夏の終わりから、色々ためしてきて、
現在よく使っているハンドクリームがこちらの2種です。


右のヴェレダはスイスの自然派化粧品ブランドです。
(詳しくは、以前の記事をご覧くださいませ。)

こちらのハンドクリームは、「ざくろオイル」が配合されているそうで、
以下の効能が謳われています。


500kgのざくろ種子から、1kgしか得られないざくろオイル(保湿成分)は、
「プニカ酸」と呼ばれるざくろ特有の不飽和脂肪酸を豊富に含みます。


肌に集中的に潤いとハリを与えるプレミアムなハンドクリーム。
つけた瞬間にすばやくとけこみ、しっとり潤う手元に。
ざくろ特有のプニカ酸(保湿成分)という不飽和脂肪酸が豊富に含まれ、
年齢を重ねた手元にハリをもたらします。
贅沢なデイリーケアでしっとりなめらかな上質な肌へ。



ふむふむ。。
高保湿とアンチエイジングが期待できるのですね。。

この香りはザクロでしょうか?
なんとなくシナモンのような感じもします。

確かに、保湿力はかなりのものです
香りが続くのと、手に伸ばしたときに少し油っぽさが残るので、
家に置いて、お風呂あがりや、夜寝る前に使用しています。



そして、目下のお気に入りは、左のラヴェーラのハンドクリームです
(ラヴェラーナ社の製品が、ラヴェーラ化粧品です。)


ラヴェーラ化粧品は、1970年台に創立されたドイツのオーガニック化粧品ブランドです。
創設者のトーマス・ハーゼ氏が敏感肌だった自身のために、
手製のクリームを調合したのが始まりだということです。
自社の化粧品には、環境に留意した植物由来の成分が用いられ、
徹底したアレルギーテストがなされているそうです。
各種オーガニックテストにもたいへん良い評価を得ています。

ラヴェーナ化粧品、日本語対応サイトのリンクを貼っておきます。


ラヴェーラのコスメはいくつか使ってみたのですが、
どれも使い勝手が良いというか、
使用感がよく考えられていて、効果を感じやすく作られていると思います。


ハンドクリームについては、サイトを見ると、
べとつかず、手肌にしっとりなじむハンドクリーム。
優雅な天然ローズの香り。
有機栽培のローズや植物エキスなどがうるおいを与え、なめらかな美しい手に

ということです。


クリームを使ったあと、本当にべとつきが残らず、
ふわふわの手の感触を味わえます。
ライトなつけ心地なので、これは外出時に持ち歩いて
こまめに塗り直すようにしています。


あと、書き忘れてはならないのが香りです。
容器から出すと、すばらしくフレッシュなバラの香りが広がります
この香りは、他に見当たりません。



実は、語学学校のクラスメイトのひとりがブルガリアから来ていて、
バラ農園をやっているということで、この香りを選んでみたのですが、
幸運な巡り合わせによって優れものに出会うことができました。

なんでも、ヨーロッパで生産されているバラの70%がブルガリアのものらしいです。
本日の休憩時間に、このハンドクリームをクラスメイトに試してもらったところ、
やはり香りが良いと本場のお墨付きをいただきました。

その後、ちょこっと話してみると、
彼のバラ園のローズオイルは1キロで5000ユーロするのだそうですよ。。

昨年の京都の紅葉 3

2012年11月08日 | 京都




京都の紅葉シリーズ、最終回です。
秋の旅行で訪れた京都、左京区の金福寺の紅葉をご覧ください。










864年(貞観6)、円仁(慈覚大師)の遺志を継ぎ、安恵僧都が創建しました。
江戸中期に鉄舟和尚が再興し、現在は臨済宗南禅寺派のお寺となっています。

松尾芭蕉が京都を旅行した際に滞在したことから、
芭蕉庵とも呼ばれ、後に与謝蕪村が盛りたてていきました。

さざんかと紅葉の美しさで知られています。











散策後には一保堂さんの喫茶処でひと休み。。





両親は京都を代表する日本旅館、近又さんに宿泊しました。
夕食は、夫と私も御相伴にあずかりました


重厚な建物、美しい設えのお部屋でいただいた御料理は、
何もかもが美味しく、夢のようでした。

一年経ったいまでも思い出します。。


御料理の一部です。



柿を使った先付。





海老のお造りは、口のなかではねるほど活きが良かった。。












御料理教室でもたいへんお世話になりました。
お陰さまで、天ぷらの海老がまっすぐに揚げられます。

おもてなしいただいた御主人、女将さん、
そして料理教室でお目にかかったことを覚えていてくれた仲居さん、
どうもありがとうございました。


こちらで椀物に挑戦するのですが、
水の性質が異なるためか、出汁がうまくとれません。。

やはりドイツではドイツ料理にトライするのがいいようです。


あ!
昨日、おいなりさんを作って、
語学学校のクラスメイトに食べてもらったところ、
とても好評でした


粟稗にとぼしくもあらず草の庵  ドイツにて。

昨年の京都の紅葉 2

2012年11月07日 | 京都




昨年訪れた京都、秋の嵐山の情景です。

ちょうど紅葉の時期に両親が旅行に来てくれ、散策を楽しみました





まずは、よーじやカフェの抹茶ラテで体を温めて、、





竹林を抜けて嵐山へ。





大河内山荘からの嵐山の眺め。
規模や景観が予想以上に素晴らしいものでした。




落柿舎門前。
のんびりとして、ひなびた風情です。




ここはどこだったかな?
常寂光寺…だったと思います。




秋の七草?



お食事は、嵐山界隈の天ぷら松さんへ









写真を撮る前に食べ終えてしまいました。。


今日の写真は、あまり紅葉っぽくなかったですね;
明日は、また市街地に戻って、
何か所かの紅葉と、素敵な日本旅館の写真をアップいたします。

お楽しみにー

昨年の京都の紅葉

2012年11月06日 | 京都




京都の人気の紅葉スポット、東福寺、通天橋です。






昨年の今頃は、まだ京都にいたのだなぁ。。
写真を整理していたら、感慨に浸ってしまいました。


親子旅行ができて良かったです





池に映るもみじも良し。




川に流れるもみじも良し。




苔庭に映えるもみじも良し。




敷き詰められたもみじも良し。



もみじの後のお食事もまた良し◎












祇園にしかわさんにて。


京都に住めて良かった。。とドイツにて思いまする。




秋の夜長

2012年11月05日 | 生活




日の入りが午後5時前になったこともあり、暗い時間が長いです。

ちょうど日の入りに晴れ間がのぞきました。
ライン川とデュッセルタワーを望んで。

夏は10時過ぎまで明るかったのにな。。


ドイツでは、西向きの部屋が好まれます。
これは、ほんの少しでも太陽の光を採り入れたいという気持ちからだそう。

西日といっても、夏の強烈な光線ではなく、
黄昏という言葉がぴったりです。


本格的な冬が来て、防寒でモコモコになる前に、ということなのでしょうか、
街路を行き交う人々は皆ちょっとお洒落をしています。

桜の季節ではないけれど、
今宵逢う人みな美しき、なんて思います


さて秋の夜長は何をして過ごしましょうかね。

小雨降るしっとりした雰囲気ということで、
BGMはこちら、
内山田洋とクールファイブ『長崎は今日も雨だった』。




ムードコーラス、いいですね。


この歌のおかげで、長崎は雨が多いところというイメージがあったのですが、
実は水不足になることが多いそうです。


そうはいっても風光明媚な橋と坂の街。
南蛮貿易で栄えた市街地や高台からの眺め、雲仙温泉、、
旅行で訪れた長崎はとても美しいところでした


雨雨雨雨ずっと雨

2012年11月04日 | 生活






靴の記事を書いて、来週の天気予報をみたところ、
全日、雨でした…。

このところ、ずっとこんな感じです。
梅雨か秋雨に相当する時期が、ドイツにもあったのですね。
喜ぶのはカエルくらいなものよ…


はぁぁ、雨具を出して、靴に防水スプレーを念入りにかけてっと。。
髪を整えるのにも時間がかかる。。
雨が降ると気温があまり下がらないのは良いことだわ。。




ジーン・ケリー『雨に唄えば』 ("Singing in the rain")。



なんて素敵な気分だろう
また幸せになれたんだ
僕は雨雲に笑いかけている
頭上はとても暗いけれど
心のなかには太陽が照っているよ



雨降りの日、小学校の帰り道、こんな感じで歌いながら下校し、
長靴をダメにした覚えが…。


ハッピーな曲を心のなかで歌って、悪天を乗りきりまっしょい。