tamagoのドイツ滞在記

ドイツ、キールに住んで、体験したことや思ったことを書きとめていくブログです。

料理も一転

2015年09月24日 | 料理、食材、レシピ





秋になると、家禽肉が多く市場に並びます。


羽毛の処理が面倒だけど、 鴨は好きです。

フランス産の鴨肉が出ていたので、今シーズン初めて料理してみました。
皮に焦げ目をつけて、ワインをふって蒸し焼きに。


ああー、ちょっと火を通し過ぎてしまいました。
カンが戻るまでもう少しかかる模様。。



もう清涼感のある料理や飲み物も終わりで、さみしい
暖かい日に、大好きなモヒートの飲み納めをしておきましょう。。

動悸の原因は…。

2015年09月22日 | 生活






だいぶ寒くなってきました。
最高気温は15度を下まわるくらいで、雨がぱらつきます。





ドキドキドキ



本格的に冷え込みが始まる前の動ける季節なのですが、
最近どうも落ち着きません。。(^_^;)


発端は、来月から語学のクラスを増やすことになりまして、


私とは反対に、夫は自宅で過ごす時間が長くなるので、
予定や体調について話し合ったり、簡単に作れる食事メニューを試してみたり、
衣替えを済ませたり、足りないものをリストアップしたり、、



そんなこんなで、生活リズムの変化にともなう準備に忙しい雰囲気を出しているところだったのですが、、


それが、難民救済の一環で、キールの語学学校も多数の生徒を受け入れることになり、
事務局より「あなたの席、もしかしたら無くなってしまうかも…」という連絡をもらいまして。。


ええーー…




今はドイツや他の国々にとっても一大事だということは理解しています。
外国にやって来た人にとって語学習得は命綱だということも分かります…。

でも結構前から申し込んでいたのになー… ( ;∀;)



学校のほうでもまだ確実なことが言えないということで、待つしかない状態です。



ドキドキドキドキ



とはいうものの状況が状況なので、私自身は憤りや理不尽さはあまり覚えず、
学校の決定に従うだけかなぁ、、と思っているのですが、

近い未来がどっちに転ぶかワカラナイのは何だかとてもどきどきします;





実はまだ他にも懸念していることがありまして、、ね (^_^;)


我が家宛ての荷物を同じ建物内に住む方が預かってくれているのですが、
訪ねてもお留守のようなのです。。


とりあえずは郵便受けにお手紙を入れて、こちらも様子を見ています。


引っ越してきたときに蘭の鉢をくださった方で、
トラブルはまずないと思うのですが、ご近所には高齢の方が多く少し心配です。



ドキドキドキドキドキ



お部屋のブラインドがずっと降りているし、もしかしてご旅行中かも…?
いやでも万が一何かあったらどうしよう、、



ドキドキドキドキドキドキ



杞憂だということは分かっているのですが、、
ご近所さんや大家さんを始め、ここに迎え入れてくれた人たちのことは
どうしても気になっちゃう。。心配症で笑ってしまいますけど。。








********************




こんな気分でいたせいか、テレビでヨーロッパの冬景色が放映されていて、
それを見たらどきどきどころか心臓がバクバクしました;


冬がやってくる。冬がやってくる。。



ファンタジー・ドラマのモットーでしたね(笑)



曇りがちの天気は嫌いではなく、むしろ好きなほう。
紫外線や眩しさを気にしないでも良いし。。

でも極端な日光の少なさは間違いなく体や心に影響を及ぼします。


今年の冬は対策を考えよう!



ハンブルク、ハーゲンベック動物園

2015年09月19日 | 美術館、博物館










やあやあ、写真を編集するのに時間がかかってしまいました (^^;)
少し前に訪れたハンブルクのハーゲンベック動物園について記事にしたいと思います。



こちらの施設は、“檻のない展示”で有名な動物園です。





可愛いライオンの赤ちゃんについつい目がいってしまいますが、、
手前が堀になっているのが分かるでしょうか?
猛獣のいるエリアは基本的にこのような堀や池で区切られています。


ハーゲンベック動物園は、動物商であったカール・ハーゲンベック(1844-1913)によって、
1907年に設立されました。


ハーゲンベック氏は根っからの動物収集家、興行師だったようで、
珍しい動物を集め、あっと驚く方法で見せることを次々と考え出していきました。

サーカスも手掛け、動物に様々な芸を仕込んだり、
ライオンとトラを交配させてライガーを世に送り出してみたり、

少数民族やアフリカの住民を生活空間とともに展示するなんていう、
現代人にとってはぎょっとするような興業を行ったりもしています…。



19世紀的な価値観を体現するような人で、
ともかくエキゾチックなもの、驚愕、驚嘆の念を抱かせるものを
追い求めた生き方であったのかなという感じがします。

園の入り口もオリエンタルなことといったら…。


今日ではどこの動物園でも生態展示が盛んで、ここの展示にそう驚くこともないのかもしれませんが、
それでも他の動物園はもちろんのこと、
多方面に影響を与えた先駆的な施設という位置づけは充分にできることと思います。







入り口付近では、エサを購入することができまして、、

最初に出会うのは、ゾウです!






ゾウに野菜を食べさせる赤ちゃん(を支えるお爺ちゃん)。






ゾウの足元はロープが張られているだけ。
しかも踏み越えています…!






小っちゃい子ゾウも野菜が欲しそうですが、
まだお鼻が届きませんねー…。
代わりに周りの大人ゾウや監視員に甘えています。






ペリカンゾーンもロープのみで区切られています。
静かに立っていると、かなり近くまでやって来ます。






人とカメの距離感。






泳ぐコツメカワウソ。
近くをすーっと通過していきます。






恐竜ゾーン。
ハーゲンベック氏の嗜好によるものでしょうか。
作りこみが若干甘いのが惜しいところであります。。







動画にも出てきましたね、ライオンゾーンです。
檻が無いとはいっても、もちろん観客との距離は結構あります。

面白いなと思ったのは、ちょっとした展示の仕方。

ライオンの前で後ろを振り返ると、、






お分かりだろうか?





にょきにょき、ダチョウが生えています。


実は、この生垣の後ろは草食獣が集められたエリアになっていて、
好奇心の強いダチョウがよく覗いているのです。

それを見たライオンが“おっ?”“おっ?”と反応して、
観客はライオンが活動的になるのを楽しめるという仕組み。

肉食獣はだいたい夜行性で、昼間は寝ていることが多いので、
この工夫には大いに感心しました。






格好良い写真が撮れました!







食事に夢中なモルモットと少年。

家がバイエルン風に造られていて、
中には生まれたばかりの赤ちゃんが詰まっていました。







そして動物園の目玉、海獣ゾーン。


水の中の白い影、、






こんなん出ました~







ペンギンのエリア。






室内に入ると、ひんやりしていて寒い。。
流氷の世界が再現されています。






あんまり動物との距離が近いので、こんな看板も。。







先日の記事に写真を載せたように、
プールの地下では水中を眺めることができます。






目の前まで泳いで来ては、、






すぃーーー。

彼女(?)は泳ぐルートが決まっているらしく、
何度も目の前を横ぎっていきます。





陸上ではヨタヨタしていますが、
水の中では身軽に泳ぐのですね~


海獣は水族館にいるイメージがありますが、ドイツでは動物園で割と目にします。

アクアリウムには、魚、爬虫類、昆虫が多く展示されている。。
アクア…?はて…。







ハーゲンベック動物園の開園当初から、海獣は呼び物であったようです。

このポスターに描かれているのが当時のスター、ゾウアザラシの『ゴリアテ』。全長4.85メートル!







アシカショー(トドショー?)の先駆け?
兵隊さんよろしく、「気をつけっ!」の姿勢になっています






VIPは彼らと触れ合うこともできたみたいですよ。

エサをやっている写真もありました。







シロクマのクヌート、、ではありません。

1953年にここで生まれたフンメルちゃん。
(“Hummel”は、ハンブルク人同士の挨拶で、「やあ!」くらいの意味。)


それにしても、シロクマの赤ちゃんはなんて可愛いのでしょうか。
この可愛さは異常。。口が緩んでしまいます。。







【おまけ】





園内を歩いているマメジカを眺めていたら、、






子どもがやって来て、タッチ成功。

シカは逃げず、こちらを振り向いて「やったぜ!」の笑顔です




動物の種類はそこまで多くないものの、敷地がとても広くて一周するだけでもかなり歩きます。
今度は水族館のほうにも行けると良いのですが。。




そういえば、コスタリカでは愛護団体からの要望を受けて動物園の動物が森に放たれているのだそう。
変わりゆく意識や価値観。。
次の世紀には、動物園はまだ存在しているのでしょうか。

時代の空気を色濃く残し、色々な考えが頭をよぎる場所でした。




最近のこと

2015年09月15日 | ドイツのあれこれ






少年とジュゴン…、じゃなくてセイウチ。





今週末に予定していたコペンハーゲン旅行ですが、一旦キャンセルすることにしました。
折しもの難民流入で、交通網に混乱が生じているというのが理由です。

ドイツ国内でも難民の収容施設がパンク状態で、
ハンブルクでは左派、右派の衝突が起こり、国境では鉄道を遮断して入国審査が行われ、
ついには旧ナチス時代の強制収容所が難民の収容施設として使われ始める、、
議論が白熱していて、何が正しくて何が間違っているのか、
これからどうなるのか、、


天変地異から人を除外することはできないのだな…、というのは呑気な感想かもしれませんが
なるべく平常運行の生活でいきたいと思います。


多くの人が穏やかに過ごせることを祈りつつ、
経済活動を止めない為に、地元で買い物でもしようかな。。









ちょっと変わった日常の景色

2015年09月10日 | 生活





この時期、17時頃の景色をワイド撮影してみました。



先週の土曜日は変調のあった日でした。

朝から嵐に近いくらいの風雨だったのですが、
買い物に行かなければならなかったので、えいっと家を出たのです。




そうしたら、バス停に何やら張り紙が。。








“土曜~、バスは来ません。”



えーー!!

バスは実質唯一の交通機関なので、これはとても困ります。








原因はこれ。。

雨によって近くで山崩れが起こり、大きな木が倒れてしまったみたい。
完全に道路をふさいでいます。








どうなることかと見ていると、警察車両も出てきました。

一帯が封鎖されて、撤去作業が行われます。

先を急がなければならなかったので、
早く撤去されることを祈りつつ市街地へ向かいました。


自宅から中央駅近くの商業施設までは徒歩で4、50分でしょうか。
何とか買い物を済ませ、、帰途も徒歩で戻ることに。

歩けないほど雨が激しくなると、所々で雨宿りです。

買い物袋を下げて、さすがにへとへとになりましたが、
雨の合間に歩き出すと空にびっくりするほど綺麗な虹!








しかも、ダブルレインボーです!

これが何度も何度も、
雨が降って雨宿り、歩き出すと虹、というふうに現れるのです。


平常とは少しだけ違った景色に不思議な心持になったのでした。




それから、やっと家が見えて来たときに、
折しも復旧したバスが私たちを追い越していきました。 ヽ(・ω・)/ズコー

9月のあれこれ

2015年09月01日 | 生活









トトロが出てきそうなバス停。緑の繁茂が見られるのもあともう少し。



さわやかな天気にときどき雨がぱらつきます。


9月1日、キールの日の出時刻は6時27分、日の入り時刻は20時11分。

21時前までは薄ぼんやりと明るいのですが、
これからだんだんと日が短くなっていくのが感じられることでしょう。






近所の方から贈られた蘭、2シーズン目の花。
家主の不在にも耐え、元気です。



ホームシックもつかの間、こちらでの日常が始まりました。
勉学の秋、スポーツの秋、相変わらずな目標ではありますが、頑張ろうと思います。





ちょっとだけ、日本の景色を。。

























9月中にコペンハーゲンまで電車で行ってみようかと思っています。

“電車が船に乗る”というのを体験してみたくて、、
暖かいうちにという考えですが、もう羽織りものが必要でしょうか…?