tamagoのドイツ滞在記

ドイツ、キールに住んで、体験したことや思ったことを書きとめていくブログです。

小旅行へいってきます。

2013年06月26日 | 生活




6月のある日。
紫の美しい花が咲いていました。


ひんやりした日が続いています。
暑すぎず、動きまわるのには良い気候です


明日から、週末旅行に行ってきます。


行き先は…、ルネッサンスに関係するところ


現地では、雨が降ることが予想されるとのこと。
雨具やら替えの靴やら、、ふぃ~、めんどくちゃい。。


各種チケットをプリントアウトして、パッキングをして、、
忘れものはないですね。。


それでは、いってまいります。



New ブレンダー

2013年06月25日 | 生活




キッチンのニューフェイス


日本からハンディブレンダーを持ってきていたものの、
使うたびに重い変圧器をセットするのが手間で。。


ついに新しいブレンダーを購入しました!


いろいろ調べたのですが、最終的にはドイツで使うのならば、と
アマゾンdeで一番人気のフィリップスの置き型にしました。

フィリップスはドイツの企業かと思っていたのですが、
本社はオランダ、アムステルダムに置かれているそう。


ブレンダーは黒×メタルのすっきりしたもの。
私はこのカラーリングが好きで、他のキッチン家電やツールもほとんどこんな感じです。
空間に溶け込みつつ、機能的な印象なのが良いみたいです。


器械には、野菜の細切りorみじん切りモード、氷モード、
スムージーモードがついていて、操作もシンプルです。

パーツが分解できて、すみずみまで洗えるのも良いところ。


ただ、ガラスのカップ部分が重い
そして音量がすごい! ひ~~

海外家電のイメージそのもの。。


こちらの掃除機を使ってみて、あまりの音と重さに驚き、
クイックルワイパー派に転向したことがよみがえります。
吸引力はたしかに優れているのですがね…


それはさておき、、
早速スムージーを作って飲んでいます。

やはりこの音だけあって、パワーはピカイチのようで、
とてもなめらかになって、美味しい


葉もの野菜が豊富に出回るのは夏だけなので、
いまのうちにグリーンスムージーも堪能しておきましょう。



首のストレッチ

2013年06月22日 | 美容と健康


土曜の昼下がり、YouTubeを見ていたら、首のストレッチ動画を発見。



何気なくやってみたら、おお!カチコチだった首がほぐれてる~

びっくりしました。。


動画を載せておくので、やってみてくださいね







動画に登場する方は、先生なのでしょうか。。

そして場所は御自宅…?
アットホームな雰囲気…というか、とても濃い生活感…。


とにかく首~肩が楽になるので、気がついた時にやるようにすると良いかも。



りんご界のアイドル

2013年06月21日 | 料理、食材、レシピ


  


暑い日が数日続いたと思ったら、明日からはまた肌寒くなるようです。


ドイツ産のイチゴやサクランボは出まわり始めていますが、
気温が上がらないためか、どうも味はいまいち。。

スペイン産やイタリア産の果物によくお世話になっております。


そんななか、我が家的大ヒットでリピートしているりんごがこちら




ピンクレディー


ピンクレディーは商標で、品種名はクリスプピンクです。

これ、味がぎゅっと凝縮されていて、かじると甘さと酸っぱさが口に広がります。


うみゃーーーーい!!!
好みにどんぴしゃだったのです

他の種類よりも値段は高めなのですが、ついつい手に取ってしまいます。


なんだコレ美味しいぞと思って調べてみたところ、
かなりのブランド品種らしく、生産はライセンス制になっているそう。

国際ピンクレディ協会、そこに付随する各国の組織、
さらにはファンクラブも存在するみたいです。


ちなみに日本ピンクレディ協会のキャッチフレーズは、“リンゴ界のスーパーアイドル!!”。
やはりこのネーミング、かのビッグアイドルを感じさせますな。


しばらく朝はコレできまりです

トルコ風朝食 @Schwarzes Meer Restaurant

2013年06月17日 | 料理、食材、レシピ



(HPよりお写真をお借りしました。)


お洒落なトルコレストランで朝ごはんをいただく機会がありました


トルコ風の朝ごはんに行ってみない?と大家さんに誘っていただき、
日曜日に行ってきました。

街にケバブのお店はたくさんあるものの、朝食はちょっと珍しい。。


お店の名前は“Schwarzes Meer”、「黒海」という意味。
グラフアドルフシュトラーセにあります。
デュッセルドルフミッテホテルの建物です。





(HPよりお写真をお借りしました。)


カフェ風の外観。



(HPよりお写真をお借りしました。)


お店のなかもとってもお洒落!


もともとフレンチのお店があったところ、内装を引き継いだのだそう。
明るい店内に黒海を写したパネルが飾られています。

店内はそれほど混んでいなかったので、
ひろびろとした窓際の席に座れました



さあ、朝ごはんを頼みましょう




朝食セットを注文すると、トルコティーが付いてきます。

トルコティーは、濃~く淹れた紅茶をお湯で割ったもの。
好みで濃さを調整し、砂糖を足しても◎。

だいたいお茶3割、お湯7割くらいが適当なようです。

セルフでサーバーまで取りに行きます。




食事が運ばれてきました!


野菜にオリーブ、オムレツ、チーズ、マッシュルームソテー。
大きなトルコパンには、バター、ジャム、クリームチーズが添えられます。

オムレツの具は、プレーンのほか、チーズやソーセージも選べます。

たっぷりの量で、かなりお腹いっぱいになります


意外にオーソドックスなメニューでしょうか?

トルコは暑い国なので、汗をかいてうばわれた塩分を補えるよう、
料理には全体的に塩がしっかりきかせてあって味は濃いめです。

そうそう、このオリーブもかなり強めに塩漬けされています。

チーズはフェタチーズのような山羊や羊のチーズです。
(フェタという呼称はギリシャ産のものにのみ認められるそう。)


オレンジジュースやコーヒーも頼めます。

この他にトルココーヒーも注文したのですが、
ココアやスパイスのフレーバーも感じさせるような、エキゾチックな味わいでした。


休日のブランチにもってこいのお店です。




【おまけ】



帰り道、貴婦人たちとすれ違いました。




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Schwarzes Meer Restaurant
Graf-Adolf-Str. 60, 40210 Düsseldorf
Mon.-Son., 08:00-01:00
(朝食は平日8時~11時、週末・祝日9時~14時。)
HP: http://www.schwarzesmeer-restaurant.de/

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デュッセルドルフのグルメバーガー @What's Beef Burgers

2013年06月15日 | 料理、食材、レシピ





デュッセルドルフにはチェーン店以外のハンバーガーショップってないなあ、
と思っていたところ、ついにグルメバーガーの波がやってきました。


インマーマンのラーメン店、匠の隣にお店がオープンしています。
店名は、What's Beef Burgers。
看板やロゴには、“What's Beef?!”と書かれています。

もしかして、京都のWhat'sと関係があるお店なのかな…?



本日、古本まつりに出かけたついでに行ってみましたよ~


上の写真はお店の外観です。

ガラス張りになっていて、入りやすいです。
店内席のほか、オープンテラス席もあります。







メニューはハンバーガーが7ユーロ~。

ハンバーガーに好みの具を足していく感じですね。
ステーキメニューも揃っています。

ポテトやサラダ等のサイドメニュー、各種飲み物があります





レジで注文をして、飲みものやサラダはその場で受け取ります。

ハンバーガーやステーキは注文を受けてからお肉を焼いてくれます。
レシートの番号がレジ上のモニター画面に映し出されたら取りに行くシステムです。




ドリンクを飲みながら、しばし待つ。。

向かって左の緑の瓶は、自家製レモネードです。
さっぱりしていて美味しい



Facebookより、お写真をお借りしました。

ハンバーグを焼く様子が店内席から見え、食欲をそそります!

焼きあがるまでは30~40分といったところでしょうか。
オープン時なので人がまだ十分に慣れていないのかもしれません。
時間に余裕のある時に行くのが良いかも。







注文したハンバーガー。

それぞれチェダーチーズ、ブリーチーズをトッピングしました。
写真下のオレンジ色のポテトは、さつまいもを使ったスイートポテトフライです。
さつまいものポテト、流行っていますね。




パテがジューシーで美味しい~

バンズは甘みのあるタイプです。
野菜にはドレッシングがからめてあって、芸が細かいです。

最初はかぶりついてみましたが、肉汁やドレッシングがあふれてくるので、
ナイフ&フォークに切り替えました。


気軽なお店が近場にできて嬉しい
店内は音楽が大音量でかかっているので、次に行くときにはテラス席かな?





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What's Beef Burgers
Mon. - Son., 12:00-24:00
Immermannstrasse 24, 40215 Düsseldorf | Germany
HP: http://whatsbeef.de/#/whos-beef/

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ザラートキルメス パレード

2013年06月11日 | ドイツの街並み


前回の記事に引き続き、
ザラートキルメスのパレードの様子を紹介します





楽隊が陽気な音楽を奏でます。


続いて…




シュヴェルマー・トラハトといわれる民族衣装をまとった人たちがやって来ます。


集落や組合ごとにまとまってパレードが行われるようです。






ヤギのひく車には、子どもたちと収穫されたザラート。

花で飾られた様子は、まさに豊穣の祝祭です。





小さな馬に乗っている子もいます。




現代の畑仕事の主役、大きなトラクターも登場しますよ!

後ろに色々なものを引いています。




こちらは、昔の学校の様子。

女性が頭に乗せるコップ状の飾りは、
女児~未婚女性は、既婚女性は、寡婦はと書きましたが、
男の子のふわふわした帽子もカワイイ。

先生たちの衣装も素敵ですね~



昔の風俗から、現代のものまで様々なパレードが通ります。




警備隊のパレード。

この紋章はなんだろう?
シュバルムシュタットの紋章は、ヤギの頭に鳥の体のものなのですが。。
古い時代のものかもしれません。




こちらは騎馬隊です。

凛々しい!




高水警備隊のメンバーです。

前回の記事で、高水のことを書きましたが、
何かあったときにはこのボートでレスキューに行くのでしょう。


 

刑務所かな?と思ったこの建物、旧戦争捕虜収容所なのだそうです。

看守と囚人が手を振っています。





手前の男女がかぶっている豪華な刺繍の帽子は婚礼用のものです。

とても華やかです。





州の映像配信会社が、当日の様子をYouTubeにあげていました。



他の写真もまとめてフォトチャンネルにアップしましたので、ご覧くださいませ




ザラートキルメスへの歩き方

2013年06月06日 | ドイツの街並み





ザラートキルメスまでの道のり編です

公共交通機関を使ってザラートキルメスが開催されるツィーゲンハインの村へ行くのは、
実は少し厄介なので、まとめておきます。


シュヴァルムシュタットは、鉄道駅のあるトライザ(Treysa)と、
ザラートキルメスの開催されるツィーゲンハインという二つの集落を中心に形成されています。

カッセル、あるいはフランクフルト・アム・マインからの鉄道を利用して向かう人たちは
まずトライザの駅に降り立つことになります。








トライザの駅舎。
駅前にはちょっとした喫茶店やレストランがあります。


さて、祭会場であるツィーゲンハインに向かいます。

しかし、ここでひとつ問題が。。

通常であればここからバスに乗るところ、
日曜日は唯一の公共交通機関であるバスが運行していないとのこと

しばらく駅前でタクシーを待ってもつかまらず、
徒歩で会場まで向かうことにしました。


けっこう距離がありますが、頑張ります




まずは駅を出て、右手に進み、線路沿いのゆるやかな坂を上がります。

すぐに鉄道線路を越える橋が右手に見えます。





それを渡ると・・・





黄色い看板に「ツィーゲンハイン 5km」(Ziegenhain 5km)の文字。

この表示を信じて橋を渡ったところの交差点で左折し、
坂を下ります(通りの名前はAscheröder Straßeです)。


ここからが長い…。

ひたすら前進します。




途中にビールの醸造所兼酒場が

立ち寄りたい気持ちを抑えてひたすら直進です。



さて、さしたる目印もないなか、「Restaurant Milano」を右手に見過ごしながら、
アシェレーダー通りに沿ってここまで歩を進めると、

「アム・オスターベルク」という小道が左手に現れます。





ここを左折して…、





すぐにここを右折。






脇道へはいると、一気に雰囲気が変わりますね。

木々に囲まれた道を進みます。





親切なご婦人が教えてくれました、
“Hochwasser”(高潮ならぬ高水)なので今日はこれ以上川に近づけない、と。。


このときちょうど、記録的な大雨で中欧はどこも水が溢れていたのです。

とくにドイツでは南のほうで被害が大きかったと聞きますが、
ちょうど国のまんなかあたりのここでも水が出ているとは、驚きました。

麦畑が浸水してしまっているのが分かるでしょうか。






木々に囲まれた道を抜け、開けた土手に出るとこんな光景に出くわしました。

道が水没して途切れています。
しかし幸いなことに、ツィーゲンハインへの道は小高い土手になっていて、
こんな状況でもなんとか会場までたどり着くことができました。






もはや川とは思えないような大量の水に沿ってひたすら道なりに歩いていくと、
街へとつながる橋を発見!






約一時間超の徒歩行程。

ようやくツィーゲンハインに到着しました





銅像の足元、台座とタイルを御覧ください。

この像を囲む溝と同じ形で、町のまわりには堀が作られています。






木組みの家や、うろこ壁があり、いかにもドイツの田舎といった風情です。




この塔のある建物は、どうやら刑務所のようです。。
現在も使われているのかは不明。。






さあ、お祭りのパレードの始まりです!


パレードの様子は、後の記事に続きます

ザラートキルメスについて 

2013年06月06日 | 小話





シュバルムシュタット、ツィーゲンハインで開催された
ザラートキルメス(サラダキルメス)の様子。


シュバルムシュタット(Schwalmstadt)は12の村の総称で、
この一帯をシュバルム地方といいます。

キルメスが開催されるツィーゲンハイン(Ziegenhain)には村々から伝統衣装を身に着けた人たちが集まり、パレードを行います。



    


このお祭り、「赤ずきんちゃんのお祭り」というキャッチコピーで紹介されることもあるのですが、
赤ずきんちゃんそのものや狼がでてくるものではありません。

以前の記事、「キルメス 移動遊園地?」で紹介したように、
キルメスは教会(キルヒェ)の建立を記念して、市(メッセ)で催されていた祝祭に由来するものです。

ザラートキルメスのザラート(Salate)は、
ドイツ語でサラダ菜、レタスを意味しており(英語のサラダに該当)、
この言葉が示すように、このお祭りは初夏の収穫祭の性格が強いものです。

サラダ菜と並んで、この時期に収穫されるじゃがいもも、
このお祭りの大事な主役のひとつです。



ではなぜ、赤ずきんちゃん??

上の写真の女の子をご覧ください。
シュバルム地方の民族衣装では、女性は頭にコップ状の飾りをつけます。

女の子、未婚の女性は赤、結婚したら緑、中年になると紫、
夫を亡くした女性は黒、と色が決まっています。

シュバルム地方はグリム兄弟が活動した地域だったので、
女の子がつける赤い頭飾りと赤ずきんちゃんが結びつけられたようです。


赤ずきんちゃんの話の出所には諸説あるのですが、
グリム童話よりも120年ほど古いシャルル・ペローの童話集に同じ話が収録されており、
どうもフランスにルーツがあるという説が有力なようです。


ただ、若い女性の教訓譚である赤ずきんのお話は各地に散見されるので、
シュバルム地方が発祥という可能性も捨て去れるものではありません。



今年はグリム・イヤーということもあり、観光PRとして
このキャッチコピーがかなり宣伝されているようです。

ただ、シュバルムシュタットのザラートキルメスは女の子が主役という訳ではなく、老若男女がそれぞれの美しい民族衣装を見せてくれますし、
何より大地に根ざした本来の祭りの姿が隠れてしまうのは残念な気がします。


    



説明はこのくらいにして、ツィーゲンハインに向かいましょう

後の記事に続きます。

カッセル旅行 Kassel 2013年6月1日~3日

2013年06月04日 | ドイツの街並み




街なかで開かれていた青空市。


カッセル(Kassel)への週末旅行の記事です


デュッセルドルフからはICEで3時間ほどの移動です。




カッセル、ヴィルヘルムスヘーエ駅。

中央駅も存在するのですが、実質的にこちらがターミナル駅となっています。
鉄道、バス、トラムが発着します。


さて、トラムに乗ってグリム兄弟博物館に向かいます






カッセルは、グリム童話で知られるグリム兄弟が長らく居を構えていた街です。

第二次世界大戦の爆撃で古い街並みの大部分は失われてしまいましたが、
グリム兄弟が暮らしていた家は損壊をまぬがれ、現在博物館となっています。




博物館入口。

館内はカメラ撮影不可なので、写真はここまで。。


グリム兄弟は童話作家だったというわけではなく、当時の知識人であり、
ロマン主義の興隆を受けてゲルマン的源流を探る一環として古い民話、神話を収集したという側面があります。

展示品からは彼らの活動がうかがうことができ、とても興味深いです。









さらに市内のドクメンタ・ハレ(documenta-Halle)では、
『グリム兄弟探検展』(Expedition Grimm)と題された展覧会が開かれています。






こちらも会場内は写真撮影ができないので、外から一枚。


体験型の展示が多く、赤ずきんちゃんを元にしたゲーム(ホラー?)なんていうのもありました。


これこれ! "The Path" というPCゲームです。

(The Path:Wikipedia 項目より、概要参照。)

森の中で病気で寝たきりの祖母の元に、都会に住む母が6人の娘を使いに出すというゲーム。
母は娘を送り出す時に、「道草をしてはいけませんよ。」と言い聞かせて使いに出す。
祖母の家への道はまっすぐで子供でも迷うことはないが、
森の奥にはそれぞれの年頃の女の子が陥りやすい危険な誘惑(オオカミ)がいて、
好奇心に負けて、言いつけにそむいて道草をするのを待っているという設定になっている。







※ ちょっと怖いので、閲覧される際には一応注意なさってください。




次の記事では、カッセル近郊の町シュバルムシュタットでのお祭りをアップしますよ~