tamagoのドイツ滞在記

ドイツ、キールに住んで、体験したことや思ったことを書きとめていくブログです。

俯瞰図

2015年05月29日 | ドイツの街並み






ハンブルクを飛び立つと、地面が黄色に染まっていました。

菜の花の季節ももうすぐ終わりです。
花が終わり、実を結び、菜種油が作られます。







ドレスデンが近づいてくると、こんな景観が広がります。
画面手前の長方形の建築群は、東独時代の住居です。
他の場所とくっきりと特徴が分かれていますね。


画面左上にエルベ川が流れているのが見えるでしょうか。
さらに近づいてみましょう。







大きく蛇行している部分の右側が旧市街です。

ひとつ前の記事では、左側から橋越しに旧市街を撮影しています



ドレスデンより帰ってきました。

2015年05月28日 | ドイツの街並み






花咲き誇るバロックの都。

ドレスデンより無事に帰宅しました。
天気にも恵まれ、充実した旅行でした。









朝に夕に、旧市街の眺め。

この前に行った時よりもお洒落なレストランやお店が増え、
観光業が好調なようでした。













ドレスデン、ノイシュタット駅構内。
マイセン製の陶板、地元のビール会社がスポンサーでしょうか。



  


街のシンボル、フラオエン・キルヒェ(聖母教会)。
左から2013年8月、2015年5月の姿です。


カメラや角度、天候等の撮影条件が異なるので、比較が難しいのですが、
修復後にはピンク色がかった大理石であったのが、だんだん変色してきています。

ドレスデン旧市街地の橋や他の建築物も黒っぽい色が特色です。
ひと昔前はエネルギーを炭に頼っていたので、その大気汚染の影響で石材が黒ずみやすかったみたいです。
今は変色のスピードも比較的ゆっくりなのかしら。。


人について言われるように街にも運命みたいなものがあるのかな、なんて思ったりします。




ドレスデンへ行ってきます。

2015年05月21日 | ドイツの街並み







土曜から数日、ドレスデンに行ってきます。






ベルリンの下方、ポーランドやチェコにとても近い旧東ドイツですね~

2013年8月に一度訪れているのですが、
この時はたいへんな猛暑で観光どころではなかったのです。

今は季節も良いし、雨さえ降らなければ旅行日和かなと思っていたのですが、
週明けまで鉄道がストライキに入るのだそう。。

あれー…、ドレスデンとは相性がいまいちなのでしょうか



※ DBのストは終了し、鉄道が使えます!
はいでぃさん、教えていただいてありがとうございました






Expoza Travelチャンネルより。


冒頭の説明で述べられているように、第二次世界大戦で都市の大部分が破壊されました。
長らく都市の復興作業は懸案でありましたが、近年急速に街はかつての姿を取り戻しています。



1989年11月9日にベルリンの壁が崩壊し、1990年10月3日にドイツの再統一が成されていますが、
1980年代には、ドレスデンが州都となっている東ドイツ、ザクセン州の経済は低迷しており、
歴史的建造物の修復作業は遅れがちでした。
再統一後、財政状況が上向きになったことから市街地の復旧に力が入れられるようになり、
例えば90年にはドレスデン城の屋根が再建されています。
…それまでは、瓦礫こそ片づけられていたももの、屋根がない姿のお城だったのですね。




動画の通り、壮麗なバロック建築群が並ぶ美しい街ですが、内情は富める都市とはなかなかいかないみたい…。
地元民が抱える生活への不満は、移民に仕事を取られるのでは…という不安を生み、ペギーダ(移民排斥運動)の興隆の要因となりました。
つい何か月か前までは盛んにペギーダのデモや集会が行われていて、物騒なニュースがよく流れていました。



……
………
…………

きらびやかな表層と、内に潜む得体の知れなさ、
ホラーやミステリーの舞台にぴったりじゃないですか?

だれかっ、このイメージをバネにして創作してみませんかっ??
北欧ミステリの上を行けるかもしれませんよっっ!!


のんき虫の世迷い言です…




ともかく、土曜から行ってきます。

キール(Kiel)でキール(Kir) 2015年5月13日

2015年05月13日 | 料理、食材、レシピ



5月13日はカクテルの日なのだそうな
日本のバーテンダー団体がそう決めたのだそうな。






キールでキール(・ロワイヤル)。

すまん、ダジャレです。
クレーム・ド・カシスを買ったので、つい…。


たまに、「キールって、あのキール?」って聞かれるのだけど、
キールはキールでも、あのキールとは違うのよ。

カクテルのキール(Kir)は、クレーム・ド・カシスの特産地、ディジョンの市長の名前に由来する説が有力らしいです。
ドイツのキール(Kiel)は、入江を意味する“Kyle”が語源だと言われています。







良い季節なので、ベランダに出てみましょうか。







バターチキンカレー、変な組み合わせ…?
カシスの甘さ、果実味とマイルドなカレーとは無理なく合うと思っているの。。

ちなみに、テーブルコーディネートは夫によるものです。
案外、趣味が良いのよね。。









随分のんびりしているように見えますが、
例のリブリン大統領が近くのヨットクラブに滞在している関係で、自宅玄関が封鎖されているのです

出かけるのは可能なのでしょうが、
警察官もたくさんいるし、家に篭っていることにします。。


イスラエル大統領がやって来る

2015年05月12日 | ドイツのあれこれ



何だか街がいつもと違う雰囲気です。
現在ドイツを訪れているイスラエルのルーベン・リブリン大統領が、明日キールへやって来るのです。


今回の訪独は、両国間の国交50周年を記念してとのこと。







リブリン大統領への安全面での配慮は相当なもので、
市議会周辺の区画が封鎖されたり、道路が通行止めになるなど、
厳戒態勢が敷かれています。

今日も警察車両がたくさん出ていて、自宅の周りにも既に通行止めのロープがたくさん!
とっても、ものものしい雰囲気

小さい街で警備がしやすいからキールなのかしら。。
いえいえ、海軍システムの視察が目的なのだそうですよ。

政府、警察関係者は、緊張が続くことでしょう。


八重桜が綺麗です。

2015年05月09日 | 生活






北ドイツは桜が少ないのかな~、
なんて思っていたのですが、八重桜が咲き始めると印象が一変!

可愛らしくも絢爛に咲き誇り、街の彩りになっています







夏の空気に入れ替わるためか、朝に夕に通り雨があるのですが、
あまり散っていないですね~


















至るところで、花のトンネルが見られます。







見上げると、ため息がでそう。。







これは白い花の品種ですね。

















何だか和菓子みたいに見えます。












夜9時過ぎのキール湾。
明るいです!

日帰りズィルト旅行 

2015年05月04日 | 生活






ひとつ前のエントリーの答えは、、北ドイツきってのリゾート地、ズィルト(Sylt)でした。

先週末、日帰りで行ってきました







ズィルトは北海に浮かぶ島のひとつで、ドイツの最北端に位置します。
すぐそこは、もうデンマークとの国境です。

※“Sylt”の発音はドイツ語で「ズュルト」、デンマーク語で「ズィルト」です。
日本語では「ズィルト」のほうが観光情報を検索しやすいので、こちらの表記で統一します。







島には電車で渡ります。
干潟に堤が築かれていて、その上に線路が敷かれています。
地図を拡大すると、細い道が島へ続いているのが確認できますよ~










海の上を電車が走るのは、遥かヴェネツィアを思い起こさせます。 







車で向かう場合も、電車に車を積むことになります。
上下2段、バカンスに向かう人たちの車でいっぱいになります!






島に上陸すると、伝統的な茅葺屋根の家が並んでいるのが見えました。







島の中心地、ヴェスターラント(Westerland)で下車しましょう







ズィルト周辺の島々は、とても風が強く吹くことで知られる地域です。
駅前にはコミカルな群像があって、記念撮影スポットになっています。

風にあおられて、人や電柱が傾いていますね。
よく見ると、顔が上下さかさまになっていたりして、ちょっと怖かったり。。







駅から海岸までは、フリードリヒ通りが真っ直ぐ伸びています。
車は入って来られないので、両脇のお店を眺めながらのんびりと歩くことができます。







5分ほど歩いて、海岸へやって来ました!

浜辺へ入るには、夏場は入場場がかかります。
(ひとりにつき、3.5ユーロ。)







砂浜には“Strandkorb”(シュトラントコープ)が並んでいますね。
シュトラントは「砂浜」、コープは「かご」という意味。
名前の通り、籐の籠のような外観で、その中にすっぽりと収まるイメージです。

各所に管理小屋が設置されているので、
そこでチケットを買い、チケットに書かれている番号のコープを使用します。

飲み物を持って、籠のなかで読書したり、うとうとしたり、、
風や砂を防いでくれるので、中はとても快適です。






細長い島の40㎞に渡って、砂浜が続いているのですよ!
草が風でなぎ倒されていて、独特の景観です。







北ドイツの郷土料理に準じて、
ラプスカウスや豆類、ベーコンを使った料理はよく食べられていますが、
ここでは何と言ってもシーフードを食べなくっちゃ!


魚屋さんの店先に、燻製のウナギが並んでいます







ウナギのサンドイッチを買ってみました。
燻製香が強くてクセもなく、脂も適度に落ちていて食べやすいです。
言われなければ、ウナギだと気づかないかも。。







甘いものならまずはこちら、
“Rote Grütze”(ローテ・グリュッツェ)!

赤い果実、水かジュース、砂糖、スパイスを煮て、
コーンスターチ等でとろみをつけるシンプルなものです。
ソースにしたり、スープに見立てたり、、といろいろなデザートに登場します。

かなり甘いので、2人で2皿はちょっと多かったです;
写真手前のワッフルを分ければ十分だった。。







キールからズィルトまでは、電車のアクセスが良ければ2時間半ほど。
乗り換えもあるので、少し疲れます

とてもリラックスできる場所だったので、今度は泊りで行ってみたいと思います



5月のあれこれ

2015年05月02日 | 生活





いちめんの菜の花畑。



5月になりました。
陽は暖かく、日は長い、サマーシーズンがやって来ました。

見上げると、空が青い~!
冬のあいだは厚い雲がたれこめていたので、とても嬉しくなります


良い季節で休日も多いので、積極的に外に出たいです。
…なんて去年も言っていたら、花粉症をこじらせて大変なことになりました

キールは空気も綺麗ですし、今年はそこまでひどくならないことを祈るばかり。
アロマテラピーなども活用してみようかな。。

目下のところ、月末にドレスデン方面に小旅行へ行こうと思っています。







これは去年の写真。
もう少しすると藤が咲き始めます。

ドイツでは、白色の藤も紫色の藤も“Blauregen”(青い雨)という呼び名をもっています。
美しい名前ですね。

実家の庭では今ごろ満開なのでは…?




  

画像お借りしました。


藤棚よりも、上のように壁に這わせるスタイルをよく見かけます。









さてさて、ここはどこでしょう?