ひとつ前のエントリーの答えは、、北ドイツきってのリゾート地、ズィルト(Sylt)でした。
先週末、日帰りで行ってきました
ズィルトは北海に浮かぶ島のひとつで、ドイツの最北端に位置します。
すぐそこは、もうデンマークとの国境です。
※“Sylt”の発音はドイツ語で「ズュルト」、デンマーク語で「ズィルト」です。
日本語では「ズィルト」のほうが観光情報を検索しやすいので、こちらの表記で統一します。
島には電車で渡ります。
干潟に堤が築かれていて、その上に線路が敷かれています。
地図を拡大すると、細い道が島へ続いているのが確認できますよ~
海の上を電車が走るのは、遥かヴェネツィアを思い起こさせます。
車で向かう場合も、電車に車を積むことになります。
上下2段、バカンスに向かう人たちの車でいっぱいになります!
島に上陸すると、伝統的な茅葺屋根の家が並んでいるのが見えました。
島の中心地、ヴェスターラント(Westerland)で下車しましょう
ズィルト周辺の島々は、とても風が強く吹くことで知られる地域です。
駅前にはコミカルな群像があって、記念撮影スポットになっています。
風にあおられて、人や電柱が傾いていますね。
よく見ると、顔が上下さかさまになっていたりして、ちょっと怖かったり。。
駅から海岸までは、フリードリヒ通りが真っ直ぐ伸びています。
車は入って来られないので、両脇のお店を眺めながらのんびりと歩くことができます。
5分ほど歩いて、海岸へやって来ました!
浜辺へ入るには、夏場は入場場がかかります。
(ひとりにつき、3.5ユーロ。)
砂浜には“Strandkorb”(シュトラントコープ)が並んでいますね。
シュトラントは「砂浜」、コープは「かご」という意味。
名前の通り、籐の籠のような外観で、その中にすっぽりと収まるイメージです。
各所に管理小屋が設置されているので、
そこでチケットを買い、チケットに書かれている番号のコープを使用します。
飲み物を持って、籠のなかで読書したり、うとうとしたり、、
風や砂を防いでくれるので、中はとても快適です。
細長い島の40㎞に渡って、砂浜が続いているのですよ!
草が風でなぎ倒されていて、独特の景観です。
北ドイツの郷土料理に準じて、
ラプスカウスや豆類、ベーコンを使った料理はよく食べられていますが、
ここでは何と言ってもシーフードを食べなくっちゃ!
魚屋さんの店先に、燻製のウナギが並んでいます
ウナギのサンドイッチを買ってみました。
燻製香が強くてクセもなく、脂も適度に落ちていて食べやすいです。
言われなければ、ウナギだと気づかないかも。。
甘いものならまずはこちら、
“Rote Grütze”(ローテ・グリュッツェ)!
赤い果実、水かジュース、砂糖、スパイスを煮て、
コーンスターチ等でとろみをつけるシンプルなものです。
ソースにしたり、スープに見立てたり、、といろいろなデザートに登場します。
かなり甘いので、2人で2皿はちょっと多かったです;
写真手前のワッフルを分ければ十分だった。。
キールからズィルトまでは、電車のアクセスが良ければ2時間半ほど。
乗り換えもあるので、少し疲れます
とてもリラックスできる場所だったので、今度は泊りで行ってみたいと思います