tamagoのドイツ滞在記

ドイツ、キールに住んで、体験したことや思ったことを書きとめていくブログです。

作り置きおかず

2016年07月08日 | 料理、食材、レシピ










新しい語学クラスが始まり、てんやわんや

ひとつ下の内容だと聞いていたのですが、教室に行ってみると上級クラスでびっくり!
変更してもらおうかと思いましたが、雰囲気がとても良くて居ついてしまいました。

余裕をもって通えると思っていたので、そのギャップもあり、
おそらくは本当のところ以上に大変に感じられるのだと思います。
慣れるまで、ペースをつくって頑張らねば。。








夜早く寝ないといけないので、少しでも時短になれば、、と作り置きおかずを模索しています。


ローストポークを焼いて冷凍しておくやり方を見つけ、さっそく試してみました

低温でじっくり火を通して、焼き上がりはロゼ色に!
柔らかく、しっとりしていました。

1.5キロのお肉を焼いたので、しばらく楽しめます。


ハンバーグ、ミートソース、チリコンカルネなど、ひき肉を使ったおかずも作り置きの鉄板です



週末はまた何か考えよう

ベルリン旅行 食べ物編 

2016年05月21日 | 料理、食材、レシピ





ベルリンを代表するファーストフードといえば、カリーブルスト。

そして第7代連邦首相、G・シュレーダー(在任期間:1998年~2005年)が
これ以上の好物はないと公言してはばからなかった『コノプケ』(Konnopke’s Imbiß)。

お店は観光名所になっていて、Tシャツ等のグッズも売られていました。
いつも行列ができていますが、料理はすぐ出てくるのでそんなに待たずに食べられます。






食糧事情の良くなかった時代に、たっぷりのケチャップとカレー粉で肉の臭みを消し、美味しく食べさせようとしたのがルーツ。

決して洗練された料理ではないのです。
さぞや美味しいものに違いないと思って食べると、正直「?」かもしれません。
さらに各国から流入してくるファーストフードに少々押され気味、、だけど依然として愛すべき食べ物であることは確かです





Herbert Grönemeyer, Currywurst, 1982.


同じくカリーブルスト・ラバーのヘルベルト・グレーネマイヤーによる曲、その名もずばり『カリーブルスト』。
この曲が流れたことでカリー・ブルストの認知度が高まり、ドイツ全土に広がったのだそう。

あれ、、この方、どこかで見たことがある…?
そうです、映画『Uボート』で従軍記者を演じていたあの人です







ベルリンにはこだわりのハンバーガー屋さんが多い







ドイツワインが飲めるお店はないかなと思って探したレストラン“Rotisserie Weingrün”。






ドイツの白ワインを色々試してみよう、と。。

良い雰囲気で、おつまみも美味しい。
たぶん、国外でよく紹介されているのかな、、?
店内では英語が飛び交っていました。






お店のスペシャリテ、サーモンのお皿です。
目の前でサーモンに点火してもらうと、良い香りが漂います。






豚バラ肉のロースト。
こくのある白ワインにとてもよく合いました。





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Rotisserie Weingrün
Gertraudenstraße 10-12 | 10178 Berlin-Mitte
Tel. 030-20 62 19 00
http://www.rotisserie-weingruen.de/
Geöffnet: Mo bis Sa, ab 17.00 Uhr
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料理も一転

2015年09月24日 | 料理、食材、レシピ





秋になると、家禽肉が多く市場に並びます。


羽毛の処理が面倒だけど、 鴨は好きです。

フランス産の鴨肉が出ていたので、今シーズン初めて料理してみました。
皮に焦げ目をつけて、ワインをふって蒸し焼きに。


ああー、ちょっと火を通し過ぎてしまいました。
カンが戻るまでもう少しかかる模様。。



もう清涼感のある料理や飲み物も終わりで、さみしい
暖かい日に、大好きなモヒートの飲み納めをしておきましょう。。

地ビール探訪: Hansens Brauerei (ハンセンス・ブラウエライ) @フレンスブルク

2015年07月16日 | 料理、食材、レシピ






ことし一番の夏日に、フレンスブルクのブラウエライへ行ってきました。

前回のキーラー・ブラウエライに続き、地ビール探訪がシリーズ化できて嬉しい限り。
これを理由に飲み歩けますな。。ふふふ。。。












フレンスブルクは、デンマークとの国境の街です。
この辺りの看板には、ドイツ語に並んでデンマーク語の表記がされています。
北方風のパステルカラーの建築やデンマークフードの屋台があったりして、異国情緒が楽しめます。
湾の周りに街ができているのは、キールと似た構造ですね。







中央駅は重厚なレンガ造りです。














街なかには、可愛らしい小道がたくさんあります。
日曜日だったので、ほとんどのお店が閉まっていました…残念。







フレンスブルクと言えばフレンスブルガー・ビールが有名ですが、
今日のお目当てはこれではないのです




 …が、



このとき、気温は38度ほどになったでしょうか、、
あまりにも暑かったので、まずは冷たいフレンスブルガーで喉を潤して、、











海まで歩きますよ~













海沿いの白い建物が“Hansens Brauerei”です

テラス席からは海が眺められて気持ちが良いです。
(とても暑かったけれど。。)









まずは季節のおすすめ、ヴァイツェン・ビアーで乾杯。

NY・タイムズ・スクエア・エール、、
響きからして格好いいですね。。







そしてこちらのスペシャリテ、黒ビールです

コクがあるのに苦くなく、深い味わいでした。
とても気に入りました~






食べ物はグリル系が充実しています。
ボリュームもたっぷりです!












店内には醸造用のタンクがあり、見学できます。



それにしても黒ビール美味しかった。。
涼しい平日にまた訪れたいものです。






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Hansens Brauerei
Schiffbrücke 16, 24939 Flensburg
Tel: 0461 / 22210  Web: http://www.hansensbrauerei.de(ドイツ語)
月~木 11:30-24:30
金、土 11:30-25:00
日 11:30-24:00 

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キール(Kiel)でキール(Kir) 2015年5月13日

2015年05月13日 | 料理、食材、レシピ



5月13日はカクテルの日なのだそうな
日本のバーテンダー団体がそう決めたのだそうな。






キールでキール(・ロワイヤル)。

すまん、ダジャレです。
クレーム・ド・カシスを買ったので、つい…。


たまに、「キールって、あのキール?」って聞かれるのだけど、
キールはキールでも、あのキールとは違うのよ。

カクテルのキール(Kir)は、クレーム・ド・カシスの特産地、ディジョンの市長の名前に由来する説が有力らしいです。
ドイツのキール(Kiel)は、入江を意味する“Kyle”が語源だと言われています。







良い季節なので、ベランダに出てみましょうか。







バターチキンカレー、変な組み合わせ…?
カシスの甘さ、果実味とマイルドなカレーとは無理なく合うと思っているの。。

ちなみに、テーブルコーディネートは夫によるものです。
案外、趣味が良いのよね。。









随分のんびりしているように見えますが、
例のリブリン大統領が近くのヨットクラブに滞在している関係で、自宅玄関が封鎖されているのです

出かけるのは可能なのでしょうが、
警察官もたくさんいるし、家に篭っていることにします。。


白アスパラの季節 2015

2015年04月25日 | 料理、食材、レシピ


 


先日の記事のように春を実感したら、シュパーゲル(アスパラガス)のシーズン到来です
特にヴァイスシュパーゲル(白アスパラ)は春の味覚の代表格。


家庭でもよく食べられますし、4月後半~6月辺りまでは多くのレストランにメニューが登場します。


日本でも北海道産のものが流通するようになってきていますよね!
こちらに来る前に食べた感じを思い出すと、
日本のもののほうが柔らかくアクも少なめだったような。。


ドイツの白アスパラは外皮が固いので、厚めに皮を剥いてから料理します。
茹でたり、グリルしたりと色々なレシピに応用できます。




●代表的な調理法として、茹で方をメモしておきます。


繊維が固い根本を2~3センチほどをカットし、ピーラーや包丁で外皮を剥く。
頭の部分は柔らかいので、皮を剥く必要はありません。
穂先から1センチくらいのところから剥き始めます。
ピーラーだったら1周剥いただけではおそらくまだ足りません。
2、3周して固い皮を完全にオフします。


鍋に湯を沸かし、好みの味つけをして(※下記参照)アスパラを茹でていきます。
先に述べたように頭の部分は柔らかいので、最初から直接お湯につけずに鍋から出る湯気で蒸すようにすると均一に火が通ります。
アスパラを鍋に立てかけても良いですし、タコ糸などでまとめて縛り自立するようにして茹でてもOKです。

トウモロコシのような甘い香りがしてくるはず!


茹で時間は中火で10~15分ほどでしょうか。
「色よくシャキッと」茹でるという考えはこの際忘れます。
これはじっくり火を通すことで野菜の甘さを引き出す調理法。
しっかり柔らかくなるまで茹でますよ~
茹であがったらお皿などに上げるか、火を止めた鍋の中でそのまま冷やします。


※基本的な調味料は、一つまみの塩です。
レモン汁を入れるとアクがよくでるとされます。
白アスパラの場合は白さが綺麗に残るとも言われますが、
うーん、効果のほどはどうでしょう、、必須という訳でもないような。。

私は塩プラス、バターひとかけ、そして砂糖一つまみを入れるのが好きです。
白アスパラの繊細な味わいをよく引き立てる組み合わせだと思います。


剥いた皮を一緒に茹でたり、茹で汁をスープやリゾットに使うレシピもありますが、
このやり方は私は避けます。

皮はアク(=苦い!)が強いからです。
個体差があるのと、好みなので何とも言えないところもあるのですが…。




 


代表的な取り合わせ。
白アスパラのオランデーズソース。

アスパラの味が優しく淡泊なので、茹でるときの下味が効いてきます。
脇にあるのはパルマの生ハム。ハムの塩気がアクセントになって好相性です。


オランデーズソース(ソース・オランデーズ)は卵黄とバター、それに酢かレモン汁を乳化させて作るソース。
手づくりのほうがもちろん美味しいけれども、ドイツの卵は殺菌処理がされていないので、火を通さないのはちょっと心配…。
なので市販のソースを使っています。
粉のものを使うか、レトルトのソースであればフレッシュさが欲しいので、レモン汁を絞り、ナツメグを削ります。




 


温泉卵をからめて食べるのも美味しいです。
火が通るぎりぎりのところで半熟度合いを加減して。。

チーズをかけたり、ハーブを加えたりといろいろ応用がききます。




 


こちらはグラタン。
ハムを巻いて塩気を足しています。



 


ハムはこちらのシュバルツバルター・シンケン(シュバルツバルト地方風の生ハム)。
豚もも肉を使い、長時間スモークして作る生ハムです。
強いスモーク香が特徴で、ハムとベーコンの中間みたい。。

これは近所の農家で作っているもの。
大きさが伝わるでしょうか?田舎風の厚切りですごい迫力です!




 


溶かしたバターと岩塩をかけるだけでも美味しいです。
この日は、タラの肝の缶詰を加えました。




 


“ Dorschleber”として売られているタラの肝(タラレバー)のオイル漬け。
アン肝に似た味わいです。



 


中身はこんな感じ。



バターをフライパンで熱し、ニンニクを入れて、香りが立ったら缶詰を投入。
茹でておいたアスパラに塩をしてソテーします。

(アスパラは茹でずにソテーしても良いですが、アクが気になるので私はあらかじめ茹でています。)

お皿に盛ったらコショウとパセリを散らして、レモンを絞って出来上がり!




 


オムレツやピザの具にも!

この日は緑のほうのアスパラでした。
パスタを卵とじにするのは南イタリアの郷土料理に見られます。
フライパンで焼いても香ばしさが出て美味しいです。

茹でたパスタに卵、牛乳、チーズを混ぜて、アスパラを乗せてオーブン焼きにしています。

フェタチーズが余っていたので、これもトッピングにしました。





Kieler Brauerei(キーラー・ブラウエライ)@キール

2015年04月23日 | 料理、食材、レシピ






クラフトビール(地ビール)探訪。
最初はやっぱりキールのブラウエライです

“Brauerei”は、ビールの醸造所、醸造業の意味で、
ブラウエライ、ブラオエライの間くらいで発音します。

醸造所に飲食できる場所が付いていることがあり、それをブラウエライ・レストランといいます。



レストランの名前はそのままキーラー・ブラウエライ(Kieler Brauerei)。







レストラン内部の様子。
奥に見える銅製のタンクで醸造されたビールが味わえます!

濁った暗めの色味をしていて、ほろ苦く風味豊かな味わいが特徴です。


※ビールの基本的な製法に関しては、ビール酒造組合HPで分かりやすく紹介されています。


さらに詳しく説明すると、こちらのビールは上面発酵(表面発酵)によるエールタイプ。
きりっとして喉越しが良いラガービールと違って、エールビールは素材の配合や発酵温度によって味や香りの個性が強く出てきます。


お店のサイトに載っている情報によると、
キーラー・ブラウエライのビールは伝統的な製法に則り、
仕込みの後の濾過、煮沸を行わないことで酵素の動きを止めずに
独特の濁った色味と豊かな風味をつくり出しているのだそうです。









シュニッツェル(ドイツ風カツレツ)2種。
上の「ブラウエライ風シュニッツェル」は、衣にパン粉ではなく麦芽が使われています。
なるほど、、だから「ブラウエライ風」なのね。。
カリカリ、サクサクとした歯ごたえでとても香ばしいです。


サーブされた直後の冷えたビールはもちろん美味しいのですが、
少しぬるくなると風味が際立ってきて、料理と一緒に最後まで飽きずに飲めます










麦芽が発酵している様子が鏡に映るようになっています。







店員さんがいろいろ説明してくれるイベントも開催されているようです。





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Kieler Brauerei
住所:Alter Markt 9, 24103 Kiel
営業時間:全日10時~ レストラン11時~
電話番号:+49 431 906290
ホームページ:http://www.kieler-brauerei.de(ドイツ語、英語)
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〈おまけ〉







ビールを運ぶトラック。
街なかでとてもよく目立ちます。