今週末はイースター(Ostern)です。この季節、ウサギやタマゴを街で見かけることも多く、準備万端の様子。
土曜日の今日は天気が良かったので、バスに乗って砂浜のあるシュトランデ(Strande)まで出かけました。
湾の左岸にあるシュトランデは、オリンピック会場となった隣接のシルクゼー(Schilksee)と並んで
ちょっとした保養地となっているようです。
喫茶店やホテルもちらほら。
ドイツの海というと西の北海(Nordsee)と東のバルト海(Ostsee)になりますが、
キールはバルト海に面していながら、北海へと抜ける運河(キール運河)もあったりと、海に縁が深い街です。
シュトランデはそんなキールを代表する海水浴場と言っていいかもしれません。
泳ぐにはまだ早いようですが、散歩コースとしても人気があり、今日のように天気の良い日には割と賑やかになるようです。
海岸沿いに北上していくと、なにやら白黒の塔が。
ビュルクの灯台(Bülk Leuchtturm)というのだそうです。
中を見学できたり、下には喫茶店も付設されています。
灯台を周りこむように進むと、見晴らしの良いところに。バルト海が180度望めます。
森を抜けてさらにどんどん進みましょう。
北に向かえば向かうほど、水も綺麗になっていくような気がします。
すると突然の絶景。切り立った砂の崖が続いています。
上に登ってみたり。荒涼とした砂の崖の上には、春を感じる一面の緑。
このような景観はドイツでは北海のズュルトや東のリューゲン島などが有名ですが、まさかキールでお目にかかれるとは。
ひときわ綺麗な海ですが、景観保全地区のため遊泳は禁止だそうです。
シュトランデのバス停からここまで片道1時間半というところでしょうか。
往復で三時間・・・ものすごく疲れましたが、謎の達成感があり、満足なのです。