よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

一度妻を背負いたい

2004年12月16日 | Weblog
NHK障害福祉賞で佳作となったドキュメンタリー「一度妻を背負いたい」を見ました。
http://www.nhk.or.jp/fnet/koho/412wed.html
http://www.npwo.or.jp/topics/

進行性筋萎縮症のある齋藤尭さんの詩集からこのタイトルはとられています。
神様が一度でいいからこの体を動かしてくれたら、私は妻を背負って歩きたい、という哀切な詩

齋藤さんは自分の不自由な体は奥さんの介護を受けながら、なんとか動かすことの出来る両手を使って、視覚障害者のために点字翻訳のボランティアを続けています。

目の不自由な子どものために、毎日の授業に間に合うよう教科書の点字を打ち続け、その子が長じてプロのピアニストになったという話には感動しました。誰にでも足らないところはあるものですが、必ず他の人の役に立つことも出来る。障害のある人だけでなくこの息詰まった世相の全ての人に前向きな前途をひらくお話だと思います。

ただし私の場合、一度妻を背負ったら、、、、、。

盲目のピアニスト、梯(かけはし)剛之氏のホームページ
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/4019/index.html