樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

お伊勢さん

2010-12-17 23:38:43 | 旅行
3度目の正直・・・
師走のある土曜日、伊勢神宮へ
40年ぶりに足を運んだ。

朝早く外宮の玉砂利を踏みたくて
朝の光がこぼれる伊勢の森を見たくて
急ぎ車を走らせる

鳥居の下に白装束の神主が一人
鳥居の手前には厩舎があったが、中は空っぽ
と、そこへちょっと気性の荒い白い御神馬が登場
今から朔日参りをなさるという。
馬に引かれて伊勢詣


この御神馬詣は毎月1のつく日の朝早く、
天気がよければ詣でているという。その日の朝に
ならないと行うかどうかはわからない、そんな
貴重な場面であったらしい。
          

道中後ろ足を蹴り上げたり、まっすぐに歩かない馬だったが、
何故か本殿の前に立つと、おとなしくお参りをしていた。
                   

ひとつひとつ鳥居をくぐる度に浄化されていく
そんな気持ちにさせてくれる玉砂利の音
そして静謐な森

朝日をうけるお社 陽の光がまん丸で、まるで日の丸


      

ここは外宮、豊受神社

きまぐれな時間

2010-10-21 21:31:18 | 旅行
             私らしい旅だった
       安いチケットが手に入いり迷わず旅たってしまった                        

久しぶりに異国の地に立ち、異国の香りを嗅いだ
    汗と、バイクの排気ガス、道端で朝食をとっている人たちの表情
         このタイムワープのような感覚がたまらない
  
          日本とは異なるバイクの喧騒の中、
            バイクの音と教会の鐘と鶏の時の声で目覚める朝


            大乗仏教の国、狛犬もユーモラス
               

天井からぶら下がるお線香   ダイナミックな派手なお供え、太くて長いお線香
                   報恩講のようにご飯にお箸がたててある

      どことなく日本でも見かけそうな、それでいて決して見れない風景

      と突然、ヨーロッパの鉄道駅のような郵便局
          この国は以前フランス領だった
            今年で建国 1000年
            

      
                   


一歩市場に入ると迷宮入りしそうな迷路
ありとあらゆるものが所狭しと置いてあるが、いったいだれが買うのだろう?
社会主義国、私の理解を超えている
       この界隈、帽子だらけ・・・
         

食堂がならぶ市場に足を踏み入れると
  ちょいとそこの「おねっさん!」(マダ~ム!)と声がかかる
    呼ばれなれていない私は ??? と愛想なく通り過ぎてしまう
                     
           が、どこでも安くておいしかった~!
      (そうそう、手を拭く濡れティッシュも料金をとられました!)

  雨が降れば水浸しの道路をまたまたじゃぶじゃぶ歩き街中をうろついき
   多国籍の人達と観光をし、バイクの集団をものともせず道路を渡り
  あっという間にすっかりこの国のペースに慣れてしまっていた自分がいた

しかしながら、この喧騒には慣れるまい!慣れてはいかんぞと思いつつ帰途につく
     
飛行機に乗っている間に魔法は解けて
   金沢へ戻る飛行機の中からみた富士山にほっとする 日本人 にもどる

こんな気まぐれな旅が出来る年代になったこと、とても嬉しい

尾瀬の道

2009-11-04 21:52:31 | 旅行
尾瀬は湿原
その枯れた野原の木道を歩いていると、木道の下によどんでいる水に
油が浮いている。大丈夫なのだろうか。
この油はどこから沸いて出たのだろうか。

ここの自然を壊さないように歩くには、木道が一番優しいのだろう。
色々なコースがあるが、車椅子でも通れる木道も設備されているという。
夏からのシーズン中にはこの木道は延々人々で溢れかえると聞く。
ごみも落とすだろう、近くの小屋から染み出す油もあるのだろうか。
自然を守る、ということはもしかしたら、人間が踏み入れない、ということ
が一番なのかもしれない。


今回、めずらしく娘が一緒についてきてくれた。
やはり若い!歩く早さが速い。ついていけない(汗
私にとっての散策は、昨日のリハビリを兼ねているので
ゆっくりと整えながら歩き静かな尾瀬を味わうのが目的だったが、
娘に合わせると息が上る・・・(情けない~)
青色吐息とまでは行かないまでも、途中で待っててもらわなければならない。
彼女にとってはここはちょうどいいお散歩コースだという。

やっぱり年には贖えないなぁ~と
ちょっと寂しくもあり、嬉しくもあり。

○○がくれば思い出す・・・♪

2009-11-03 16:44:34 | 旅行
「夏がくーれば思い出す、はるかな尾瀬・・・♪」という歌があるが、
そんなに親しまれている尾瀬に一度も行ったことがなかった。
11月1日、昨晩列車で途中参加した娘も一緒に、初めて尾瀬に足を踏み入れた。
いつも混んでいるというイメージがあって避けていたが、
今日は大正解!私の望んでいた「静かな尾瀬」を歩くことができた。
鳩待峠までの交通規制もなくなり水上温泉からのドライブも
葉が散り始めた山々や唐松林の中を走る、冬の気配を感じる快適なドライブ。
ここを雪が降り始めた時期に走ったらきれいだろうなあ~と、
頭の中で色を全部白に変換してみた。枝に降り積もる白いタンネ・・・

峠から木道を歩き続けると尾瀬の湿原へ約1時間ほどで到着。至仏山と燧岳(ひうちだけ)の真ん中、
広々とした枯れた草原の中に立つ。
風がまとわりつく。人っ子一人いない。私達だけ・・・
                              
前日泊まった宿のおじさんが、「今尾瀬にいっても何にもないよ」と忠告してくれたけど、
そう、それを期待していた。
彼には理解してもらえないだろうけど。
何もない尾瀬、静まり返った本来の尾瀬、それでいいではないか。

3時間ほど散策して鳩待峠にもどり、名物「花豆ジェラート」をおなかに納める。柔らかな甘さで美味!
           

そうそう、ここ尾瀬沼国立公園のほとんどは地主が東京電力。環境保護に力をいれている。
木道の木には東京電力のマークとその横にH17やH20と木を取り換えた年月を刻印している。
大きな声で宣伝してはいないが、ひっそりと地道な努力を続けている企業が存在する日本、
まだまだすてたものではない。

「秋がく~れば思い出す・・・静かな尾瀬~・・・♪」と歌は続く・・・

松本経由でフルコースといえば

2009-10-16 23:41:03 | 旅行
東京の実家からの帰り道
最近は中央高速利用で松本へ抜け、国道41号線を走り上高地の横を通り安房峠を抜けて富山に出るコースを使うようになった。距離は上越経由で全て高速道路を利用するより100キロほど短いので、ガソリンはタンクの半分くらいの消費で済む。
今回もこのコースを選択。お天気がよかったので、南アルプス特に北岳、八ヶ岳の姿を正面に横に見ながら走るドライブはすがすがしいものがある。あ~やっぱり北岳登りたい~!山が私を呼んでる~と思ってしまう。
このコースにした理由がもう二つある。

一つは、以前このコースを利用した際、娘が見つけて迷ったすえに買わなかったステッカーを再度見つけて購入すること。巷に出回っている「Baby in Car」ステッカーのパロディで、「竜馬乗ってます」と書かれているもの。そう、娘は大の「坂本竜馬」ファン。あの時買っていればよかったのに・・・と思っても後の祭り。でも中央高速のどこかのSAで売っていたことは確か、という記憶を頼りに松本までのSA全てに止まって確認するという1日がかりの帰宅となった。
こうして時間をかけたのだが・・・。ただし、類似品の「上杉謙信乗ってます」と「織田信長乗ってます」というステッカーを執念で見つけた娘。結局我が家の車には「織田信長」さんに乗っていただくことになった。


もう一つ、それは松本から下道を上高地方面に上っていく途中にある、レストラン「アンダンテ」。ステーキ丼がすて~きな気取らないレストラン(ちょっと寒?!)
安くてぶ厚いステーキがど~んとのっかている丼。そして知る人ぞ知るエビフリャ~。大きくってサクサクッとした最初の一口。次にプリン!と主張している頑固なえびフライ定食。2本と3本が選べる。頭の一部以外はぜ~んぶカリカリっと食べられるように揚げてくれている。美味です。これが食べたくて松本経由に。
           
             やっぱり ☆食欲の秋☆ 到来!

その後、あえて安房トンネルを通らずほとんど車が通らなくなり、たまに動物に出くわす安房峠の旧道を抜け、平湯温泉の「神の湯」につかり近くのタルマの水を汲む。
                    
           

あるいはほぼただに近い川原の露天「龍神の湯」に手足伸ばしてつかり手作りスモークベーコンを手に入れる。これが私のフルコース=☆