樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

スノーシューハイク

2010-01-17 22:42:33 | 日記
蒼き空にまた会えた
              

16日土曜日、あの上高地へスノーシューを持ってハイキングにでかけた。
釜トンネルから河童橋まで往路3時間、降り続いた雪の後、蒼き空の下、雪の上を歩く。


              太古より孤高なる樹
              いくつの冬をすごしてきたのだろうか。
               

夏でも1分とは足を入れてはいられない冷たい梓川の水。
その水を飲みにきた動物は? どこに棲んでいるのだろう。
            
この厳しい気候の中でこの動物たちはどうやって生きているのだろう。
秋に出会ったあのたくさんのサルたちもきっとどこかに息をひそめているに違いない。

            どこまでもまっすぐ進むこの足跡
             平和な時を刻む動物はいったいなんだろう。
               

雪に埋もれた大正池を心に刻む


復路2時間
ダイヤモンドダストが舞う中を、ピーンと張り詰めた-10度の空気を吸いながら
林の中を歩く。リュックの外側に入れていたペットボトルの中の水は凍っていた。

またいつか来れるだろうか。

大雪警報

2010-01-14 23:04:59 | 日記
昨晩、大雪警報が出された。
能登半島の先日訪れた珠洲は70センチも積もったようで、
今回は空振りに終わらず、しっかり降った降った!

そんな夜、こんな日はさすがに人は行かないだろうなあと
近くの温泉へ。予想は的中、がらがらで大きなお風呂を娘と
二人締め!雪の中、口をあけながら空を見上げて露天風呂!
顔は雪パック、身体はポカポカ
いくらでも入れるからあら不思議。下から落ちてくる雪を見上げながら
ぼーとするのは結構のんびりできるもの。
すっかり心も身体もふやけてしまった。

         一晩で車の上に積もった雪
         
         歩道はこんな感じに狭くなってしまう
            

朝、道路の中央分離帯に植えられている植物は、車が跳ね上げた
水を受けてカチンコチンに樹氷のように固まってしまう。あれあれあれ・・・
それでも生きているんだから、生命力はすごいなあ~。
         


モダン ということ

2010-01-12 22:48:22 | 日記
今回の連休はゆっくり起きてゆったりした時間を過ごす。
土曜の夕方、金沢市の21世紀美術館(通称:まるびー)という現代美術館へ久しぶりに出かけてみた。
この日は、金沢市民芸術奨励日?とかでコレクション展を無料で鑑賞できることになっていた。
でもこれって、市民に広報しているのかなあ?私は行くまで知らなかったど・・・

今日のお目当ては、タレルのブループラネットスカイとOlafur Eliassonの展覧会。
雨だったのでブループラネットスカイでボケーっとしているのは諦めて、
展覧会へいく。夕方のこの時間、空いていていい。
土曜日は夜8時まで開館しているのでゆっくりいられる。

さて、エリアソンはどんな人かは調べていただくとして。。。
要するにインスタレーション芸術家、オランダ生まれ、ドイツ在住。

http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=19&d=460

私が気に入った展示が二つ。
一つの展示室一杯に霧が一杯立ち込めていて天井から三原色の光が区画を分けて照らしている。
色と色の端堺は色が混ざっている。自分が心地良い緑がブルーに移る場所、
そこに立つと、自分も芸術の一つのファクターとなる、といった具合


もう一つは、
真っ暗闇の部屋の机の上に小さな噴水。
円形の外側から内側へ水が集まる小さな噴水で
その真上からストロボライトを照らす。
すると水の動き、水のしずくが光輝き、水の線が連続してしているような感覚になる。
その噴水は3種類、それぞれ宝石のような水の粒が連続して水になっていることが
視覚的に見える仕掛け。ここによくコメントを下さる海山人さんの一瞬を捉える世界を、
誰もがいつでもこの目で見れる!
そんな感覚だった。

現代美術はよく分からない、楽しめないものもあるが、なんどか足を運んでいると、
その雰囲気に包まれることに違和感がなくなってきた。
なにこれ???っという事ばかりだったりで、
すごいな~という感動はまだあまりないけれど、見る人に「どうだ~!みてみろ!」という
威圧感がなく、共通美もなく、見る人の自由に感じて!というのがこの現代美術なんだろうなあ・・・と
いう理解に至り始めている。
由緒あるアメリカのグッゲンハイム美術館にも行ってみたくなった。

ところで、東京にももう25年以上も前に現代美術館ができていたことを思い出した。
通っていた中学高校の傍でもあったので、生意気にも時々足を向けていたが、
その時は「モダン」という言葉の響きに憧れていた。
ヨーロッパには古い芸術の隙間から「モダン」があふれ出る力があるのだろう。

北品川にある、原美術館
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html

時のながれ

2010-01-11 09:43:26 | 日記
風が強い
いつもの「なぎさドライブウエイ」を走って能登半島突端に近い珠洲へ行く。
     
                                 
            冬の荒波を期待したが、以外に静か。波打ち際まで車を走らせても心配はない。
                       

ここから能登空港横を通り過ぎ、珠洲線を走ること2時間。
ETCも使えない自動車道路を利用しての話。下道を走るとゆうに3時間はかかる。

行き先は ギャラリー 舟あそび
ただし、11月から5月はギャラリーを閉めているので、
今日はギャラリーのオーナーの美人のお姉さんに会いに行く。

3年前、彼女のパートナーである珠洲焼作家の方と一緒にここ、珠洲に移り住んで
ギャラリーを再開した。古い100年近い家をきれいにし、そこの1階をギャラリー
にして、奥を自分達の居室にしている。

お訪ねすると、寒いけど・・・と言いつつギャラリーに火を入れてくださった。
囲炉裏がきってあり、暖のしつらえ
        
金沢にいるときから凛とした配置、しつらえ、を感じていたが、このギャラリーも
彼女そのものだった。でも、それでいて、人が部屋で実際使う道具としての温かみを感じられる
ようなセッティング。
このセンス。どこで磨いたのだろうか。
                          
よく着物を身につけることが多い方だったので、今日も着物かな?と思っていたが、
普段着でちょっと安心した。ゆるゆるっと過ごしています、と自らおっしゃるように。
       

                       


でも、確かにここは時間の流れの速さが違う。ある意味スローモーションのような、
地球の時間に合わせたような、そして人間が本来持っている体内時計のような、
そんな時間の流れを感じる。腕時計はいらない。

ギャラリー 舟あそび
http://f-asobi.com/

老後がもしあるのなら、このくらいの時間の流れの中で過ごしたい・・・

2010-01-09 23:23:30 | 日記
今朝、また さくら が脱走していた。
いくら呼べども、餌を入れる箱をならして 餌で釣っても出てこない。
寒い部屋の片隅でじっと眠っているのだろうか・・・と1日中心配していた。

夜10時頃、ごそっと 音がする。
どうも冷蔵庫の辺り。そういえば今日は冷蔵庫のファンがやけにうるさかった。

ちょっと冷蔵庫裏が胡散臭かったので
冷蔵庫を動かし、覗いてみたら!!!

冷蔵庫の後ろのパネルをはずす羽目になってしまった。
   
    ああ!なんとファンの横が彼女の別宅になってしまっていたのだ。
    本人は何食わぬ顔して出てきたが、

彼女の棲み家の中身にこれまた驚いた~
              
              でるわでるわ不思議な品々
白いふかふかっとしたふとんは、お習字の反故紙=和紙
大好きな魚型のビスケット、そのほか鳥の骨、石、お菓子の袋、
はたまた金毘羅さんのおみくじ(袋をかじり中のお札が出ているが、噛み切っていない)、
そして金毘羅狗のお守り!
まあ、なんと神様を祭ったありがたーい棲み家。

いったいどうやってこの品々を運び込んだのか。
石なんて・・・えさと間違え口にいれて運んだのだろうか?
あのおみくじは?長~い鳥の骨は?

謎はまた深まってしまった。
台所へ飛んだ次は冷蔵庫の別宅・・・
次はいったい何をやらかすのだろうか。