台風が各地に雨をもたらした週末
今回の連休は、山形県鶴岡の南、あさひ町から入る
以東岳 というマイナーな山
200名山のひとつで、
100名山と違い玄人好みの山々が連なる200名山
やっぱりここもその一つだった。
まず登山口に入るまでに3時間
ここはでも、すばらしく美しいブナの森
我が愛するチブリ尾根(石川県白山)の原生林に匹敵
いやそれ以上の広さを有しているのではないか
と思う奥深き森
2ヶ所に吊り橋
ブナ林を歩いていると随所に美味しい冷たい力水!
そしてまだまだ雪渓
3時間歩いたその先に避難小屋が現れる
タキタロウというのは幻の5~60㎝ものイワナ
そのイワナが棲んでいると言われている大鳥池の前に小屋がある
ここから、翌日登る予定にしていた以東岳へは4時間の登り
タキタロウ小屋から池の対岸奥に見える山の頂上が目的の山
今回の隊長が予定を変更してそのまま登ることに。
ひーこらひーこら急激な登りを3時間
尾根にでるとご褒美のようにチングルマのお花畑
マツムシソウや秋のキリンソウなど楽しんでいると雨が降ってきた!
風も、小さくならないと飛ばされそうな勢いで・・・
尾根道を歩くこと1時間
晴れていれば、きっと大朝日連邦の雄大な眺めが見れたんだろうなあ・・・
と幻の山々を想像する。
来年壊されるという以東小屋の後ろの直登道を下って周遊するはずが、
雪渓だらけで踏み跡もわからない霧のなか
遭難するんではないか?と不安が頭を持ち上げる。
長いけど往路を戻ろうということになり
ずぶ濡れになりながらお花を横目に3時間かけて降りてみると
午後の5時
朝の6時から歩き始めていたから、よく歩いたもんだ。
避難小屋に1泊
翌日銀竜草を見ながらまたあのブナの道を
山を降りてしまうのが名残惜しい道を
ゆっくりと時間をかけて降りてきた
奥深し味わい深し山形(東北)の山
このブナたちにはまた逢いにこよう