今年はリベンジの山が多いなぁ
鷲羽山も八ヶ岳の赤岳も、そして今週、先週に続き蓼科山へ
風はまたまた強かったけれど
登山道に水が流れていない分とて歩きやすく
2度目の道、という気持ちの楽さ加減もあってずいぶんと楽に
蓼科山荘までさっさと到着
今回は友人のご主人も巻き込んで3人で
山小屋の小屋締めにお邪魔する。
1日目にさっさと頂上へ行こう!と
小屋から頂上までのこんな岩場をガツガツ登る
頂上最後の岩場もワシワシと
せっかく登った頂上はガスっていて回りは真っ白け
強風で飛ばされそうだったのでさっさと下山
帰りの岩場は登りより慎重に下りなきゃ・・・
小屋では外回りの閉めは終わり、窓には板が打ち付けられ、
雨樋もはずされている。野外の椅子やテーブルにもカバーがかけられ 店じまいの準備万端
屋内は
大きな薪ストーブでお湯(雨水)が湧かされ
ご飯の準備
今日は最終日と言う事で残りの具材をすべて使っての
特別メニューとか。
3人分にしては多すぎる量の豚キムチ、カレー味の鶏肉、
銀のホイルの中には沢山のきのことすき焼き風牛肉
お芋さんとにんじん、きのこのおひたし・・・などなど
それに御汁は肉団子と野菜の具沢山のとろみがついた中華風スープ
もうさっさと3時頃からワインや生ビールでのんびりしていのだけど
今日は6時からアルコール飲料飲み放題~なんだって?!
(小屋締めのときは恒例らしい)
なんと気前のいいオーナー!
2001年ものの赤ワインが奥から出てきてしまったり
その前にスパークリングワインで乾杯し・・・
あとからも赤ワインのオンパレード
宴もたけなわ、
本日のメインイベント~じゃんけんゲームの始まり始まり
小屋にあるお土産グッズを気前よく提供してくださって
本日お泊りのお客25名とスタッフ、NHKの取材班全員で
ナベさん(ことオーナーみたいな長年のスタッフ?)と「最初はグー」でじゃんけんをして
勝ち進むと商品をいただける。
最初の提供商品はこのマグカップ、3つ
早々に私、2回目のチャレンジでゲット!
友人夫妻もご主人は2回勝ち進み、バンダナを2枚ゲット
友人もバンダナをゲット
そして最後の賞品は山荘のオーナー作のステンドグラスランプ(赤と青)
最初はグ~! と始まって
最後の3人に残ってしまった私、目をつぶって「えいっ」とチョキを出す。
勝負有り!!青のステンドグラスのランプを頂きました。
(一番最初の写真)
翌日、リュックになんとか詰め込んで下りて来た。
まるで昔話「舌切り雀」にでてくるおばあさんが背負った葛篭みたい。
ここで全部運を使い切ってしまったかもしれないなぁなどと思いながら下山した。
オーナーは実はステンドグラスの作家でもあり、翌日下界で丁度行われていた作品展も拝見
山にひっそりと咲く花々をモチーフにした優しい作品が多かった。
ここの山小屋(2300m)はどうも
ワインの夕べ(10月)の時もワイン(フランス産)飲み放題で
小屋閉めの時も飲み物なんでも飲み放題の
とってもお得な山小屋なんだそうだ。
それに、落語家のスタッフもいて
最後はこの方の落語で〆。
本来「一笑万福」なんだけど、今回は「多笑満腹」
小屋締めの日、味占めそう・・・
あ、それから、
モンベルのカードを持っている宿泊客はそれを提示すると
800円の生ビールか缶ビールを1本サービスしてくれる。
赤字にならないのかなあ~とちょっと心配してしまう。
だって、北アルプスの小屋より宿泊料が2000円も安いんだもの。
荷揚げが楽な分の違いでしょうけれど。
リベンジの山ってどうしてこう印象的な山になってしまうのか。
帰りの道中、原村あたりだったか
左をみれば南は編笠山から北は蓼科まで、八ヶ岳連邦が連なってきれいに一望でき
右をみれば堂々たる甲斐駒ケ岳を筆頭に鳳凰三山、右奥に塩見岳、左奥に北岳と
ため息が出るほどの風景が広がり、思わず車のスピードを控えてしまう。
こんなところで晴耕雨読の生活ができると幸せだなあ、と。
<おまけ>
今年、関東周りの山を歩き始めてみると
観光地化されているところが多い。だから
あまり仰々しくないローカットな山歩き用靴を購入。
靴底はしっかりしていて、今回の岩場もなんのその。
愛着が湧いてきた。お世話になってます。