週末、今年初めてに近い山歩き
登山口に到着した時、予報に反して高曇り、時折日差も顔を出す。
週末は全国的に雨予報だったが、一日ずれたことをこれ幸いに歩き出す。
ただし、今回は何故だか山の神・水の神・木の神にお願いした。
無事に下山できるように、と。
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前半はあまり高低さのないこんな気持ちよい道を歩く
ちょっと湿った土の匂い、木々から発する香り、こすれる音
木々を渡る瞬間の風の音、鳥の声・・・
すべてが5月の新芽の新鮮さを運んでくる。
いい道です、この道
場所は奥蓼科、渋の湯温泉から天狗岳を目指す道
今日の本命は「黒百合ヒュッテ」
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最後の登り1時間は沢づたいの道
今年の雪解け水は豊富らしく、ほとんどの岩が水の底
でも赤布や黄布はその川を左に右にとんでいる。
春でなければこんなに水かさ多くはないのだろうなあ~と思いつつ
水遊び開始!と同時に周りの道は雪だらけ。そしてアイスバーン
軽アイゼンをつけての山道となった。
水遊びは昨年随分と経験したので、あまり気は重くならなかったけど
やっぱりアイスバーンの登りが続くと、明日の下りを思い気が重くなる。
木々に囲まれ水の流れの音しか聞こえない世界に
川の真ん中の石の上でたった一人たたづむ。
自分の体がす~と上に抜けていく感覚がある。
思いっきり空気を吸うと自分が甦る。
到着した山小屋は冬も開業している通年小屋
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大きな薪の暖炉もある、おコタもある
このヒュッテのすごいところは、
太陽発電で80%ほどを賄い、残り10%を風力で、
足りない分を発電機で賄っているという。
だから、小屋でよく耳にする発電機がうなっている音がまったくせず
とても静か。
少々暗いけど、それはそれ。必要最低限の光の量で充分
そしてトイレも循環性浄化槽を完備
エコな小屋でした。
そしてもう一つ特筆すべきは、朝ごはん
夕食時に申し出ると、おかゆにしてくれる。
私はおかゆ大好き派だし、朝早くにご飯いっぱい食べれないので
これはとても助かった。体もぽかぽか!
お味噌汁とご飯と同様、おかわりも可能
ありがたいメニューだった。
あわよくば、天狗岳登りたいなあと思っていたが、
天狗の鼻先がちょっと見えるくらいで、あとは雪に埋もれてる。
ここは中山までの散策でよしとした。
夕方からの雨
雨脚は強くなり、私以外の宿泊者のご一行14名の隊長は
ビール片手に本を読んでいる私を時々巻き込んで
程よい感じに翌日のルート検討会と山談義に混ぜてくださる。
このご一行様は大学時代の山同好会?の先輩後輩プラスそのお嬢さんやら
ご親戚のご一行様。四季折々老若男女集まって山を楽しんでいらっしゃるとか。ゆかいな気持ちのいいご一団
登りの悪路を考えると、翌朝は迂回路コース(アイゼンなしで歩けるコース)
を検討し、5時間少々の時間をはじき出す。
ご一緒にいかが?とお誘い受けた。が、
最終目的地が違い、最後のルート2時間を一人で歩くルートとなる。
このルートを翌朝別の小屋に確認したところ今年に入り前人未到?
だ~れも入っていないルート(通常でもあまり使われない)だと判明。
雨足も思ったほどひどくなく、小屋前に流れている水もにごっていないので
来た道を戻ることに決定。「お互い気をつけて!」と手を振って皆様とは
別の方向に歩き出す。
確かにあの下りのアイスバーンは私には手ごわい・・・けれど・・・
一人だから時間を気にせず、安全第一、ゆっくりとゆっくりと
人2倍時間をかけて、昨日より増水して流れが速くなっていた水を渡った。
樹林帯では雨もさほど落ちない。
やっぱり木の神様に守られているなあ~と実感。
途中、沢筋から離れたところで周りには川もない場所で
突然沢の水が流れる音を聞いた。
思わず上を見上げ、水が流れてくるのではないかという不安。
だけどどこからも流れてれくる気配がない。
でも音だけは聞こえる不思議な場所があった。
山の中を雪解け水が流れているのだろうか、
なぞ
自己責任にて一人歩くおばさんは
週末久しぶりに雨と川の水とで身も心の澱も流し、すっきり。
あと半年も頑張れそう。
また山に助けてもらえる季節がやってくる。
山の神様・木の神様・水の神様に頭をたれた
登山口に到着した時、予報に反して高曇り、時折日差も顔を出す。
週末は全国的に雨予報だったが、一日ずれたことをこれ幸いに歩き出す。
ただし、今回は何故だか山の神・水の神・木の神にお願いした。
無事に下山できるように、と。
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前半はあまり高低さのないこんな気持ちよい道を歩く
ちょっと湿った土の匂い、木々から発する香り、こすれる音
木々を渡る瞬間の風の音、鳥の声・・・
すべてが5月の新芽の新鮮さを運んでくる。
いい道です、この道
場所は奥蓼科、渋の湯温泉から天狗岳を目指す道
今日の本命は「黒百合ヒュッテ」
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最後の登り1時間は沢づたいの道
今年の雪解け水は豊富らしく、ほとんどの岩が水の底
でも赤布や黄布はその川を左に右にとんでいる。
春でなければこんなに水かさ多くはないのだろうなあ~と思いつつ
水遊び開始!と同時に周りの道は雪だらけ。そしてアイスバーン
軽アイゼンをつけての山道となった。
水遊びは昨年随分と経験したので、あまり気は重くならなかったけど
やっぱりアイスバーンの登りが続くと、明日の下りを思い気が重くなる。
木々に囲まれ水の流れの音しか聞こえない世界に
川の真ん中の石の上でたった一人たたづむ。
自分の体がす~と上に抜けていく感覚がある。
思いっきり空気を吸うと自分が甦る。
到着した山小屋は冬も開業している通年小屋
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大きな薪の暖炉もある、おコタもある
このヒュッテのすごいところは、
太陽発電で80%ほどを賄い、残り10%を風力で、
足りない分を発電機で賄っているという。
だから、小屋でよく耳にする発電機がうなっている音がまったくせず
とても静か。
少々暗いけど、それはそれ。必要最低限の光の量で充分
そしてトイレも循環性浄化槽を完備
エコな小屋でした。
そしてもう一つ特筆すべきは、朝ごはん
夕食時に申し出ると、おかゆにしてくれる。
私はおかゆ大好き派だし、朝早くにご飯いっぱい食べれないので
これはとても助かった。体もぽかぽか!
お味噌汁とご飯と同様、おかわりも可能
ありがたいメニューだった。
あわよくば、天狗岳登りたいなあと思っていたが、
天狗の鼻先がちょっと見えるくらいで、あとは雪に埋もれてる。
ここは中山までの散策でよしとした。
夕方からの雨
雨脚は強くなり、私以外の宿泊者のご一行14名の隊長は
ビール片手に本を読んでいる私を時々巻き込んで
程よい感じに翌日のルート検討会と山談義に混ぜてくださる。
このご一行様は大学時代の山同好会?の先輩後輩プラスそのお嬢さんやら
ご親戚のご一行様。四季折々老若男女集まって山を楽しんでいらっしゃるとか。ゆかいな気持ちのいいご一団
登りの悪路を考えると、翌朝は迂回路コース(アイゼンなしで歩けるコース)
を検討し、5時間少々の時間をはじき出す。
ご一緒にいかが?とお誘い受けた。が、
最終目的地が違い、最後のルート2時間を一人で歩くルートとなる。
このルートを翌朝別の小屋に確認したところ今年に入り前人未到?
だ~れも入っていないルート(通常でもあまり使われない)だと判明。
雨足も思ったほどひどくなく、小屋前に流れている水もにごっていないので
来た道を戻ることに決定。「お互い気をつけて!」と手を振って皆様とは
別の方向に歩き出す。
確かにあの下りのアイスバーンは私には手ごわい・・・けれど・・・
一人だから時間を気にせず、安全第一、ゆっくりとゆっくりと
人2倍時間をかけて、昨日より増水して流れが速くなっていた水を渡った。
樹林帯では雨もさほど落ちない。
やっぱり木の神様に守られているなあ~と実感。
途中、沢筋から離れたところで周りには川もない場所で
突然沢の水が流れる音を聞いた。
思わず上を見上げ、水が流れてくるのではないかという不安。
だけどどこからも流れてれくる気配がない。
でも音だけは聞こえる不思議な場所があった。
山の中を雪解け水が流れているのだろうか、
なぞ
自己責任にて一人歩くおばさんは
週末久しぶりに雨と川の水とで身も心の澱も流し、すっきり。
あと半年も頑張れそう。
また山に助けてもらえる季節がやってくる。
山の神様・木の神様・水の神様に頭をたれた