来年早々息子が所帯を持つことになったのだが
お相手のお嬢さんは山形県鶴岡で女子サッカーを中学で教えているお嬢さん
ご両親へのご挨拶に伺わなくては・・・と思いつつご連絡したところ
わざわざ挨拶のみで堅苦しく来てほしくないとのこと。
では、と言うわけで山に行ったついでに寄りましょう~と
山をダシにご挨拶へ(これがやっぱりメインメニューにて)伺うことになり
息子と二人、山形鶴岡への旅をする。
紅葉真っ盛りの時期なので、まずは平素では行きずらい
秋田県岩手県山形県の県境になっている栗駒ヶ岳の紅葉を愛でに車を走らせる。
栗駒ヶ岳の麓についたあたりで雲行きが悪くなり雨が落ちてきた。
風は突風、とても寒い。
辺りは霧
息子はちょっとたかをくくっていたのか持っていないからと
シューズは手持ちのランニングシューズ
登山道には小川のように水が流れぐっちゃぐちゃ
でも、紅葉はピークを過ぎているとはいえ
鮮やかで賑やか
頂上から下りてきた人々の足元はぐっちゃぐちゃ
これを見て、今日は下の遊歩道の散歩で終えようと
殺伐とした硫黄の釜一周と湿原の遊歩道を散策する。
ちょっとだけいい汗をかき、長距離ドライブの疲れを癒す。
栗駒ケ岳山荘では観光客のかきいれ時らしくおいしい炊き込みご飯や
大きな鍋で「どんが汁」というものを作っていた。
「どんが汁」は牛肉の骨付きがごろごろっと入っていて
ざくっと大まかにきった大根とごぼうがこれまたごろごろっと入っているお味噌汁。
骨付き肉の肉離れはよく、柔らかく、大根は中までしっかり汁がしみしみっとしみこんだ一品
すっかり体があたたまりまったりしてしまった。
ここから鳥海山麓の猿倉温泉へ向かうのだが
その3桁国道の周りには驚くほど太い太いブナが立ち並んでいるではないか!
ここは白神山系の一部なのだろうか、
思わず歩くスピードまで落とし見入ってしまった。
途中、ジオパークの一つをちょいと覗く
小安峡大噴湯 を橋の上から覗いてみた・・・
その高さにびびりカメラを落とすのではないかとびびり
いつかバンジージャンプをしてみたいと言っていた息子は思わず脛毛が立ってしまった・・・
という程の迫力だった。
そして小野小町の出生の里とされる町をとおり
1泊目の猿倉温泉に到着する。
ここの温泉は透明なのだが、驚くなかれ
浸かると体に膜が張られたのではないかと思うほどぬるぬるっとする。
とろ~んと柔らかなお湯
石川県白峰温泉のお湯をもう少し濃くしたお湯でまったりと冷えた体を温めた。
奥深き東北なり