チェコ暮らしの記録

チェコのプラハでの生活

短すぎる面会

2008年03月29日 | 中咽頭がん 闘病
この週末は、地方から上京する人が多いのか、交通機関も宿泊施設も大混雑。どうにか確保できたのは、金曜の新幹線で深夜に柏に着き、翌日病院に顔を出して、その夜に帰る方法。たった1日、数時間しか会えません(T_T)

首の皮膚炎は予想をはるかに超える痛々しさで、傷を見慣れていない人は直視できないと思います。首全体の皮がむけ、水疱から出た液がガーゼにくっついて、シャワーで時間をかけて濡らさないとはがれません。その周りから血がにじみ、ガーゼ交換で空気にさらされるだけで強い痛みがあるそうです。

ダーリンひでは、私が差し入れた惣菜を一生懸命に食べ、さらに胃瘻からも注入してくれと言うのです。「ちょっと入れすぎでは?」と心配していたら、午後の入浴後に、注入したものをもどしはじめました。
その後「寒気がする。」と言うので、ベッドに入って熱を測ると38度を超えています。氷枕をあてて、すぐに看護師さんを呼びました。

看護師さんの「放射線治療で熱が出ることも多いが、感染の疑いもある。」との判断で、検査の採血をしてから抗生剤を点滴。つらそうなダーリンを残してこのまま帰るなんてできません。もう1日滞在しようと、懸命にホテルや交通機関を探したのですが…駄目でした。

こんな状態なので夕食をお断りしたら、体力低下を心配するダーリンは、熱で赤い顔をしながら「代わりに胃瘻を。」と言うんです。「いま入れたら、またもどすから無理しないで。」と止めましたが、その気持ちが切ないです。
あっという間に、面会終了の夜7時。ひでは「病院にいるんだから心配するな。」と言うけれど、後ろ髪ひかれる思いで病室をあとにしました。

もう少しの辛抱。きっと治る!!!

2 コメント

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コメントはなぜか・・・ (アグネス)
2008-03-31 21:09:21
ターニャさん、こんばんは。

毎日、ブログを拝見させていただいているのですが、UPされた日付けから2日ぐらい間があいてから 読めるような状態のようです。

ですから、今、29日のコメント拝見させていただきました。先日のコメントでは、退院も見え隠れして、かなりよさそうなお話だと感じましたが、今日はちょっと辛そうですね。ちょうど、一番辛い時なのかもしれませんね。がんばってください!!

私の家族も今日は少し、声がでなくなっていました。吐き気こそないものの食欲もなく体重減が心配です。
それに加えて、重複がんが胃にもあるので胃瘻はできないのです。

ターニャさんの心境がどうしても、自分にかさなってしまいます。

今は、退院後の生活を整えています。私の近所に越すよう手配しています。悲しいこともたくさんあるけど、引っ越したらそばにいられるので とっても嬉しいです。

ターニャさん、お互い がんばらずにがんばりましょう!!!

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私のせいかと(^^;; (ターニャ(管理人))
2008-04-03 01:58:06
アグネスさん、こんばんは。

ごめんなさい。それは、2日前の日記、昨日の日記と、私が数日遅れで日記をアップしているせいです。

重複癌で、下咽頭癌の治療を優先されているのですね。それは大変ですね…。
胃瘻がある主人でも体重減が激しいのに、なしだとご本人もさぞかし辛い思いをされているでしょう。少しでも食べてほしいと思うアグネスさんの気持ち、本当によく分かります。
初回の入院で知り合ったかたが、胃瘻なしで喉に照射を受けていましたが、何とか食べられるものはないかと栄養士さんが頻繁に訪れて、リクエストを受けていましたよ。

病院にいる時はサポートを利用して、退院後はお互いに支えてあげましょうね!
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