チェコ暮らしの記録

チェコのプラハでの生活

冬支度の悩み

2011年12月09日 | 最愛の夫を亡くして
冬が近づくとダーリンひでがしていた、植物&家の周りの冬支度。

庭木の雪囲いなど基本作業だけでなく、几帳面なダーリンひでは「雪に覆われるのがいや」と、様々なものに、こまめに手をかける人でした。

庭のベンチやテーブルを車庫にしまうのに加え、
・エアコンの室外機には木の箱をかぶせる。
・物干し竿は1本ずつ紙で包んで片づけ、台座ブロックはビニールで覆う。
・屋外の郵便ポストは片づけて、屋内の新聞受けに交換する。
・花壇のオーナメント(石像)も、洗って乾かして玄関に取り入れる。
・石油のホームタンクはビニールで覆い、補給車が来るときだけ外す…etc.

休日の朝は「今日は何に手を付けようかな。」と窓の外を眺め、作業が終わると「こんな感じでどう?」と嬉しそうに見せてくれたダーリン。不格好に囲われた庭木を見せられ、ふきだしてしまったこともあります。
季節のイベントとして作業を楽しんでいた、そんなダーリンの手順を思い出しながら、私も奮闘中です。

物干しもポストも、普段から雨に濡れるんだし、そのままでいいのでは?と言われます。石像にいたっては『放置』が標準でしょうね。
でも、ダーリンの意向なので、私もしっかり守って続けていくつもりです。

そして今、私が悩んでいるのが、ダーリンのお墓です。

お参り中に出会ったかたが、「ここの墓地は、冬が近づくと、すべての墓石をビニールで覆ってくれるのよ。」と教えてくれて、なんてダーリンにぴったりの墓地なんだろう、ここを選んで正解だったと思いました。
ところが、個人的に雪囲いしたとおぼしきビニールに覆われた墓石はありますが、冬支度が始まる気配はありません。お寺に聞いてみると、例年ビニールで覆っていたが、昨年、墓石にコケが発生してしまい、今年は覆うのをやめたのだそうです。ご自分で覆うのはOKですよと。

どうしましょう。ダーリンはきっと「雪に覆われるのはいやだ!」って、墓石もビニールで覆いたがるでしょう。でも、コケの話を聞いたら「そんなのいやだ!」って言うでしょうし。

とりあえず、毎日雪から掘り出し水分をふきとってから、お参りを続けています。
悩ましい…ダーリンに相談したいです。

2 コメント

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Unknown (ひろこ)
2011-12-15 09:06:29
お久しぶりです。
何とも心があったかくなる内容に、思わず笑顔になってしまいました。
なんかいいですね。愛情深くて、とても穏やかな時間が流れているようで、情景がうかびます。このところ忙しく、自分の時間をもてず、心に余裕がありませんでしたが、今日ブログにおじゃまして気持ちがほぐれました。
ありがとうございました。
静かな休日、本でも読んでのんびりしたいと思います。私の住む浜松は快晴です。
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>ひろこ様 (ターニャ(管理人))
2011-12-31 19:56:05
お久しぶりです。
悩んでいるうちに、雪に埋もれてしまいました…。
快晴と聞くだけで心が晴れやかになります。

こちらは、うんざりするぐらいの大雪で雪かきに追われています。
ただ、今冬の私は、「どんなに寒くても雪が大変でも、ダーリンはそんな冬を感じたかったろうな。」と思って頑張っています。

新しい年が、ひろこさんにとって良い年でありますように。
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