はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

我が憧れの四十路尻

2022-02-05 22:42:04 | 映画

大島渚監督の『愛の亡霊』を観た。

なんとも独特の重苦しい雰囲気が

なにかいけないものを

覗き穴から覗いてる背徳感めいたものを楽しむことができる。

 

それになんといっても

 

ウリは

 

吉行和子の尻だ。

たんなる当時四十路の女優として観ても

魅力的な女優で

そのエロシーンということで

ある程度はときめくのだろうが

ワタシら『ケンちゃんシリーズ』で

憧れの素敵なお母さん役として観ていた世代にとっては

ときめくなあんてもんじゃなく

 

若者言葉で表現するなら

「ヤバイ」

シーンなのである。

ヤバイって、いい意味なんでしょ?

 

 

よく昔、善良な人間ばかり演じてた俳優が悪役の仕事はしたくない

あるいは、悪役の仕事が来ない。

その逆で、悪役の俳優が・・・

という役者としての行き詰まり感の悩みがあるようだが

 

私は、そのとき、吉行和子の英断に拍手を送った。

(「たんに尻が見たいから、そう言ってるだけだろ」の声)

 

自分からこれまでのスタイルを変えるというのは勇気が必要だが

やってしまえば

活路も広がる。

 

女流棋士でも

私は振り飛車党だからと

漫然と振り飛車を指し続け

漫然と負け続ける人がいる。

なぜ命まで取られるわけでもないのに

いろんな可能性を試そうとしないのだろう。

吉行和子のように。

 

 

たとえですよ。

そのチャレンジに失敗したとしても

そもそも現在、自分の表芸の振り飛車で負け続けていますよね。

だったら別に、なーんにも

 

 

結果を恐れる必要はない

 

 

じゃありませんか。

今さら。

でしょ。

乱暴な言い方で申し訳ないんですが。

 

 

というわけで

吉行和子の四十路尻の後は

同じ大島渚監督の

『愛のコリーダ』

を観るつもりです。

 

 

 

 

 


病院について

2022-02-05 07:25:56 | 病気

若くてバリバリ仕事をしてる

30代の女性ディレクターなんぞは

自分が入院するなんて考えもしないことかもしれないが

人生なんてわからないからね。

人が

パリピをやったり海外旅行などで

人生を謳歌して

高級ワインなどを飲んでいた頃

私は病院で

鼻をつまみながら

バリウムを飲んでいた。

 

したがって

前者がインスタやブログで

話題にしたような知識には疎いが

逆に

入院の経験や知識は豊富にあるので

それを生かすべく

どうしても

しんきくさい病気や入院の話が多くなってしまうことを

お許しいただきたい。

 

さて。

緊急で、担ぎ込まれての入院なら

どうしようもないが

あと数年後に入院するかもしれないが

いまはまだ

しばらく病院選びをできる立場だとしたら

自分にとって良い病院を厳しい目で選択すべきである。

 

 

病棟に行ってトイレをチェック。

 

私がいただけないなと思った病院の一つ。

まずトイレは最も重要なチェックポイントである。

 

私がいただけないと思った病院のひとつ、

まず病棟内のトイレの数自体が少ない。

老朽化している。

部個室内は、点滴スタンドといっしょに入ったら

とても窮屈で、下半身の服・下着を脱いで

コトを済ませ、また身なりを整えるのにとても難儀だ。

 

 

そして個室のトイレの

便器の中に

水が8分目まで満たされてる。

うんこをするとポッチャンと

100パーセントの確率で

はね返りの水がすぐ尻に当たってしまう。

なにせ便座に腰かけると

水の表面と自分の尻の間の距離が5センチほどしかないのだ。

なぜそんなに水を満たしているかというと

 

うんこが便器の内側の湾曲した側面にこびりつくからである。

 

便器の中で水で一杯とならば、

うんこは水の中に浮遊するだけで

側面にこびりつきようがない。

でもこれって

洗う側の立場でしかものを考えてないと思いませんか。

ウンをするたびに

下に落ちたときのしぶきが尻にかかるなんて。

気色悪い。

 

これはたぶんお掃除係りの人件費を削ってるせいだ。

予算をもらう組織には

「50人の掃除人を雇ってます」と申告している。

が、実際は45人。

便器にこびりつくウンコを洗い落すのは時間と手間がかかる

この手間をなくせば、他の作業にまわせて

雇う掃除人を少しでも少なくできると考えたのだろう。

 

でも

そういうセコイやりくりをして

予算を削っている病院って

入院患者の立場から言わせれば

すすんで入院したいとは思わない。

 

私だけかもしれないが

屋上に上がることができる病院がいい。

遠くの景色を眺めながら

前述の

首から上がぐるぐる包帯女子と

人生や

宇宙や

前世・来世について

幸福について

など

うだうだ禅問答のような

とりとめのない話をしたのが

今ではとても懐かしい。

 

なにか

太陽にほえろのラストシーンで

石原裕次郎演ずる藤堂係長と

露口茂の山村刑事が

警察署の屋上で

洒脱な会話をしたのをおぼえてる。

自分もその一員になった錯覚に酔いしれることができた。

 

そのためには屋上が必要だ。

屋上に吹く風に頬をなでられるだけでも

下界の人々の姿を眺めるだけでも

気分転換になる。

 

ぜひ

トイレと屋上をチェックして

病院選びをしてほしいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


宇宙開発より歯科治療技術向上を

2022-02-05 04:51:29 | 病気

おや?

下の段の前歯列に隙間があったはずなのに

と思ったら

隙間を歯石が埋めていた。

そろそろ歯科医院に行って

歯石を取ってもらおう。

 

でも

 

いまオミクロン株が急増してるから

もうちょっと待とうか

いあ

思い立ったが吉日というから

と、

迷っている今日この頃である。

 

それにしても

必ず歯科医師に怒られる。

顕微鏡写真を見せられて

「ホラ。菌がいっぱい残ってっるじゃないの!」

と、苛立ちをぶつけてくる。

こちらだって

ちゃんと磨いてるつもりなのに

そんな

レクチャーのとき言われているように

歯磨きは毎食後20分間なんて

できます?

だいたい

そんなやったら

年が年だから

歯がすり減るか

歯茎を傷めてしまう。

 

それにつけても

いろんな技術が進歩してるのわりには

歯の治療の技術はどうなんだろう。

むろん

お金と治療時間に糸目をつけなければ

特別な画期的治療技術が

そこここにあるようだが

貧乏な人でも

保険の範囲内で受けられる治療となると

50年前とそれほど変わってないのではないだろうか。

世の中は、高齢化社会なんだし

なにより

糖尿病と老化で

さんざんになった歯茎にはびこる

歯周病を

完璧に一掃できる治療方法を

一刻も早く開発してほしい。

 

 

スマホなど通信技術や

宇宙開発よりも

 

貧乏人のための

保険範囲内歯科治療技術を

向上させてほしいのですよ。

 

 


昨日の将棋・A級順位戦

2022-02-05 03:16:17 | 将棋

豊島九段が

3七桂馬を逃してから

それでも

圧倒的に優勢を維持していたが

なんとなく怪しくなったんじゃないかな

と思ったら

案の定そうなった。

やっぱり将棋の勝ち負けは

結局は

終盤力なんだよな~。

 

人生も

60歳以降が幸せならば

まずは成功した人生と言えるんじゃないだろうか。

 

羽生九段は

永瀬王座にどうしても勝てない。

これからは

誰にでも勝とうとするよりも

対永瀬王座に照準を定めて

将棋を研究することが

結果的に

棋力アップ

A級への返り咲きにつながるんじゃないだろか。

 

スカパーで

囲碁将棋チャンネル観てるんだけど

囲碁と放送時間を分け合ってるから

ただでさえ

将棋の時間は半分の上に

再放送がやたらめったら多い。

しかも

将棋の棋譜解説のいいやつが

夜中の2時~4時となっている。

さらにくわえて

銀河戦の聞き手の女流棋士が

ここ最近

イマイチ、イマニ

なのである。

どういう人選してるんだろ。

 

1か月2000円近いし

やめちゃおうかな。

 

 

 

ところで

将棋に疎い人は

プロ棋士が感想戦とかで

今やったばかりの対局の指し手を再現してることに

「よく覚えてるな」

と感心してるが。

 

アホか。

プロ棋士をバカにすんな。

そんな死ぬほど簡単なこと

おらでもできるわ。ぺっぺっ。

 

と、つい毒づいてしまう。

 

山根ことみ女流二段でさえ

江戸時代の50手以上の

詰将棋を2分以内で解くというのに。