はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

好きな曲

2023-11-03 16:38:21 | 音楽

ときどき

発作的に聴きたくなるのは

ちあきなおみ

である。

 

『夜へ急ぐ人』は

発売当初はそんなにヒットしなかったと思うが

ちあき自身のお気に入りらしく

紅白歌合戦で何回も歌っていた。

そのせいもあり

じわじわ

知られるようになった。

 

初めて聴いたときは

変な歌だなあというのが正直な感想。

ところがこれがまた

何回も聴いてるうちにくせになってしまうんですよねえ。

 

アレ?

 

ユーチューブを検索すると

志村けん『夜へ急ぐ人』とある。

 

観てみると...。

 

わはは。

こりゃ傑作だ!

 


マリカ攻めならぬトモカ攻め炸裂

2023-11-03 12:03:08 | 将棋

西山朋佳さんが先日

白玲のタイトルを奪取した。

あい変らずの豪腕ぶりを見せつけた印象だ。

もはや

中原自然流

内藤自在流

米長泥沼流

そして

西山豪腕流(剛腕でも可)

と呼んでも差し支えないのではないか。

 

「にしやま」

というより

相手を完膚なきまで

「のしてしまう」から

『のし山朋佳』

とさえ名付けたくなるほど。(失礼)

 

私が西山女流の将棋に惚れたのは

奨励会二段昇段を決めた

2014年9月だったか

秋山二段との対局だった。

序盤は

駒損しながら、守勢に回る苦しい展開。

だが

強靭な受けと

大山名人ばりの左金の使い方

大相撲の初代若乃花ばりの

『呼び戻し』のごとき力業で

秋山二段を倒した。

 

私は思わずヒザを叩き

頬を叩き

オデコを叩き

ついでに

カツオのたたきも食べてしまったぐらいだった。

棋譜解説をしていた真田七段は

「これぞ大山流だ」

と唸った。

2018年のマイナビ女子オープン第2局の

『4五桂』については

多くの人が語っている。

すごい攻めの手だが

私の個人的な見方では

上記の、対秋山二段戦に見られるように

西山さんって

受けに才能があるんじゃないだろか。

フォアマンに散々打たせて

疲れさせて

頃合いを見計らって

一気に逆襲

そんなモハメッド・アリのような将棋が

西山さんには似合う気がする。

 

 

 

ところで

西山さんは、鳥が好きなようですね。

ちょっとまえ街を散歩する番組で

小鳥カフェのお店で

ゴキゲンな笑顔を浮かべてました。

 

これからは

その愛する鳥のパワーも借りて

自らが羽ばたく番なんでしょう。


最近のニュースから

2023-11-03 03:13:55 | 臓器移植

アメリカで

ブタの心臓を移植した人が

術後1か月ちょっとで亡くなった。

人間のドナーが見つからなかったというよりも

ヒトの心臓を移植できるカラダの状態ではなかったというが。

 

日本では

臓器移植ネットワークに登録してる人が1万6000人

その中で実際に移植の希望をかなえられる人が

年に400人。

約3パーセントだという。

(すい腎同時移植の経験しか話せないが)

登録してただ漫然と過ごしているだけでよいのだろうか。

就活、婚活と同じように

移植活動(略して、移活)が必要だと思う。

 

まず基本は

いついかなるときに(移植の)連絡が来ても

常に移植可能なカラダの状態を維持している

...ということである。

いざ話が来ても

そのときに登録時からカラダの状態が悪化して

移植手術にはリスクが大きすぎるとなれば

見送られてしまう。

したがって

ここはまさに文字通り『ライフワーク』と

自分の健康を最優先に

友だち付き合いは二の次に

赤子なくともフタとるな

の姿勢でいなければならない。

また

登録してから私は

安売りの大学ノートを買い込んで

血糖値ノートをつけ始めた。

ノートの白い面に

横線を3本引く。

4分割される。

朝食前の血糖値。

加えて直後に売った

インスリンRとNの二種類の単位(量のこと)

さらに直後の朝食のメニューを

(4分割の)一番上の段に記す。

昼食時も夕食時にも

就寝前にも同様に記すわけである。

 

その自己管理ノートを

一日も欠かさず

6年ぐらい続けたとき

移植手術登録先の担当医に

ドサッとノートを提出した。

担当医は

「キミの努力に敬意を表して

ダメ元かもしれないが中央調整委員に送ってみるか」

と感心しつつ受け取った。

 

 

さて

個々のドナーの行く先を決定する組織は

よくわからないのだが

仮に上記の中央調整委員会だとしよう。

 

これで私の模範的な患者としてのイメージを

訴えられたかしら。

上記にも述べたように貴重なドナーの臓器

出来るだけ移植した臓器を

大切にしていてくれる患者にこそ

移植させてあげたいと考えるのが人情だろう。

ボクと同じ程度の移植候補で

甲乙つけがたい場合

僕を選んでくれる確率が高くなったかもなどと

能天気に思ったりしたが

ハタと、こうとも考えた。

 

この調整委員の先生方の心理としてはですね

「これだけ几帳面にノートをつけ

自分の健康維持に努力してる。

また血糖値もほぼ200以内を保っている。

だからなにも、今すぐ移植せずとも

いまの人工透析とインスリン注射の治療で

十分に、QOR(生活の質)は確保されてゆくのではないか。

したがって、はな兄さんにはドナーからの移植は必要なかろう」

 

そういうふうに思われたらどうしよう。

それじゃあ逆効果だ。

 

患者として

劣等生でもダメ

優等生過ぎてもダメ

悩ましい。

 

そんな迷いが生じていた時だった。

 

愛犬のマル(柴雑種・メス15歳)が

雷と雨が激しい夜中に外へ飛び出し

常磐線にはねられ天国へ旅立ってしまった。

大ショックだった。

私の自己管理ノートの血糖値は

その事件後3か月は不安定な状態を表している。

400以上が続いたり低血糖になったり

糖尿病性ケトアシドーシスになったりと。

 

前述の委員がこの部分に目を止めたとしたら

こう思ったのではないか。

「この患者はこれまで真面目でキチンとしてきたし

今も継続してるようだ。が、それも自助努力だけでは

そろそろ限界がきているのだろう。

今が移植のジャストタイミングなのかもしれない」

 

実際そう判断したかどうかは

むろん定かではないが

それから1年もたたずに移植の連絡が

透析の最中に

突然電話でやってきたことを考えると

そうつじつまを合わせたくなる。

 

 

してみると

 

私の命を救ってくれたのはまず

すい臓と腎臓をくれた

ドナーの方および遺族の方々。

多くの医療関係者及び家族

 

加えて

 

愛犬マルが

アシストしてくれた

ということになるのかもしれない。