はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

西城秀樹の甥が...

2023-02-15 00:04:03 | 音楽

グラミー賞を獲得したニュースは

それほど大きく報道されないのは意外だ。

 

ところで...。

以前東京新聞の発言コーナーでも

チラと、それらしきことを書いたのだが

西城秀樹の

『ブルースカイブルー』は

反戦歌である。

でも今さら言うまでもなく

私ぐらいの年代の人

とくに秀樹ファンだったクラスメイトの女子は

みんな知ってることだった。

だからこそ、クラスの『秀樹女子』たちは

終戦後

ちょうど33回忌ごろに創られたこの『ブルースカイブルー』を

ラジカセに入れ

1978年10月の修学旅行時に

広島の原爆ドーム訪問の際

片手にぶら下げたラジカセから

この曲を流しながら

記念碑に手を合わせたのだ。

 

この曲は、いわゆるダブルミーニングである。

歌詞を読む。

「あの人の指に絡んでいたゴールドの指輪を引き抜き、

この僕とともに歩いてと無茶を言ったあの日」

「あの人」は、中国のことだと思う。

「ゴールドの指輪」は、朝鮮半島。

「この僕」が日本。

「ともに歩んでと無茶を言った」

日本と満州の関係を表現している。

「恐れなどまるで感じないで」

と戦争の泥沼にのめり込む日本。

「大人たちから頬をうたれた」

この大人たちはアメリカを含む連合国側だろう。

 

まだ幼い阿久悠が淡路島で

原爆が落ちた瞬間

広島の方を振り返り仰ぎ見ると

空は、目に沁みる青さが忘れられない。

そういえば

私の義理の叔母さんも原爆被害者だが

なにより

あの日の空が

やたら眩しいことだけは強く印象に残ってるそうだ。

核が雲なんか一掃してしまったのか。

まさに『悲しいほどのいいお天気』だった。

 

「悲しみよ。心を伝えてよ」

「悲しみはあまりにも大きい」

西城は絶叫する。

 

西城も阿久悠氏も在日だったんだろうか。

 



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