京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

建仁寺暁天坐禅・緑陰講座

2013-07-18 06:43:36 | 坐禅会


昨日は祇園祭のハイライト山鉾巡行でしたが、朝から拠無い用事があり、終わって家に帰って来たのは14時過ぎでした。
早く終われば、巡行を見に行こうと考えていましたが、行けずに残念です。

この数日は雨も降ったせいか、35度を越す猛暑は一休みといったところで喜んでいます。
何よりも夜エアコンをかけずに、窓を開けたままで眠れるのがうれしいです。

雨が続いたせいか、小さい庭ながらも植えている芝が一気に伸びてきたので、
小型電気芝刈り機で芝刈りしました。わずか半時間もしないうちに、汗がふきだしてきました。やはり、こういう作業は朝だなと痛感しました。


ところで、13日建仁寺暁天坐禅・緑陰講座2日目に行ってきました。
6時半開始なので、それにあわせて家を出て、着いたのは6時でした

早朝にも関わらずたくさんの方が来られていました。
実は建仁寺坐禅会への参加は久しぶりです。
以前はほとんど毎月通っていたのですが、この1~2年、体調を崩して坐禅会を休んでいました。それでも緑陰講座だけは多少の無理をしても参加するようにしていました。

緑陰講座2日目の講師は 薮中三十二氏(1948年1月23日 ~ )です。
薮中氏は日本の外交官、シカゴ総領事、外務省アジア大洋州局長、外務審議官等を経て、外務事 務次官を最後に退官し、外務省顧問及び立命館大学特別招聘教授に就 任。
という経歴の持ち主です。
日本外交の事務方トップとして、各国と交渉されてきた人です。

最近の日中、日韓、北朝鮮をめぐる緊張した情勢を、日本外交のトップであった薮中氏から直接聞いて見たかったのです。

聞き終わって、やはり外交は相手のあることゆえ難しいことを痛感しました。

とかく、日本の外交は弱虫外交と批判されますが、言うべきことはきちんと言うことが大事だと思いました。





早朝の花見小路(車窓撮影)






建仁寺北門







坐禅会の看板







建仁寺本法








方丈の坐禅会場








坐禅開始前のひととき、参加者が方丈庭を眺めています。
銅葺き屋根の大改修が終わり、創建当時のコケラ葺き屋根になっています。






6時半、直日僧侶が参加者に坐禅の仕方を説明し、15分の坐禅を休憩をはさんで2回行います。坐禅終了後、般若心経と白隠坐禅和賛を読経後、緑陰講座に入りました。

時間の関係でやむを得ないのですが、15分の坐禅は短すぎます。
また、多くの坐禅会で驚策が濫用され、私は落ち着いて坐れないと思っています。





講義を聞く参加者







講師の薮中氏、講義に熱が入り時間超過するほどでした。






講義内容







方丈前庭
























潮音庭








風神雷神図







金沢翔子氏寄贈の書『風神雷神』です。何回見ても迫力ある書ですね。










掛け軸



















2日目の参加者は200名以上です。
毎年この講座の参加者が増えているようです。