京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

坐禅再開、暁天講座に行こう。

2013-07-25 06:56:37 | 坐禅会


退職して4か月目の7月も下旬、祇園祭や美術館通いで出歩くことが多かったので、昨日は一日中外出せず、家の中で過ごすことにしました。
とはいえ、主夫見習い中ゆえ、ひととおりの家事まがいのことはしなくてはいけません。
和室でくつろぎ、退職前に退職後にしようと考えていたことが、今できているのか思い返してみました。
1.主夫見習い
2.花見や美術館や博物館に行ったり、大好きな庭園でのんびりと時間を過 ごす。
3.ボランティアや無償の手伝いをする。
4.ブログを始める。
5.坐禅を再開する。

1,2,4はできていますが、3はまだ何もできていません。
5の坐禅は再開しはじめようとしています。まだ本格的な坐禅会には行けていません。
理由は、思いもかけないアレルギー症状が退職直後に発症し、精神的にもだいぶ落ち込んだことも影響しています。
体調不良状態ではボランティア先に迷惑をかけかねません。また鼻づまりで呼吸が苦しくては坐禅は無理です。

ということで、坐禅ができてないと思い立ち、座布団を2枚出し坐ってみました。
久しぶりのわが家での坐禅は、それはそれはひどいものでした。雑念がつぎつぎ襲ってくるわ、半眼を保つことさえできず、眼を閉じてしまう始末です。
たった15分間もまともに坐ることさえできず、気落ちしてしまいました。

そんな思いを絶ちきるようにと、1冊の本を出し目を通しました。
古い本ですが、山田無文の臨済録の提唱をまとめた『臨済録』です。
この本は修行僧相手のいわば講義内容です。
私はいままで2人の老師から臨済録の提唱を受けましたが、この本の迫力を越えるものではありませんでした。
在俗の私たち向けと修行僧相手では、話す内容が違うのかも知れませんが。
以前は坐禅で心が折れかかると、山田無文禅師の本を読むようにしていました。
読めばもう少し頑張らないといけない気持ちになります。

私が禅寺の坐禅会に初めて行ったのは2005年です。
以来、大徳寺以外の京都の各禅寺本山の坐禅会に参加し、ひたすら坐ってきました。
ところが、1、2年ほど前に体調を崩し、坐禅を休んでいました。
最近は体調も少し回復してきたので、坐禅会への参加を再開しよう思っています。
私がよく通っていた坐禅会は、30分を3回(約90分)休憩を挟みながら坐ります。
最初はきついですが、慣れれば苦にはならなくなります。

祇園祭が終わる頃から、京都の禅宗本山では暁天講座が行われます。
建仁寺は終わりましたが、今度の土日27,28日天龍寺の暁天講座があります。
これには毎年参加しています。
時間 :朝6時~坐禅、7時~管長提唱
早朝の名勝曹源池を眺めるのは格別で、至福の時間です。
また終了後に参加者に振る舞われる素麺をいただくのも楽しみです。
なお、暁天講座参加者は普段有料の駐車料金や拝観料も無料です。

以前も書きましたが、8月は多くの本山寺院で暁天講座が行われます。

8月1,2日 :智積院(6時~読経、講座)無料
8月2,3,4日:東福寺(6時~坐禅、講座)無料
8月6,7,8日:妙心寺(6時~坐禅、講座)500円

私はまだ行ったことはないのですが、知恩院 (7/27~7/31)、相国寺(8/2,8/3)予約制、もあります。
上記以外にも調べれば行われているようです。



私が使う線香





坐布団2枚




昨年の天龍寺暁天講座の時の曹源池




終了後参加者が曹源池を見ながら素麺をいただく。