京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

北野天神さんの縁日に行ってきました。

2013-07-26 06:40:00 | 京都めぐり


昨日、毎月25日に開催される北野天満宮の縁日にいってきました。
京都では21日の東寺の縁日(弘法市)と並んで有名です。

北野天満宮は、「北野の天神さん」と親しまれています。
947年に創建さ れ、菅原道真公をお祀りする全国に約 一万社御鎮座する天神社・天満宮の宗祀の神社です。
特に学問の神様としての信仰が篤く、受験シーズンは大勢の学生が参拝に訪れます。
国宝・本殿は 1607年に豊臣秀頼が造営したもので、八棟造と称され絢爛豪華な桃山建築です。
菅原道真公が殊のほか愛でられた梅と紅葉の名所でもあります。
毎月25日は、菅原道真公の誕生日と命日が25日にちなんで 行われる縁日で、境内には多くの露店が立ち並び賑わいをみせます。骨董品も多く、全国から掘り出し物を求めて大勢の人が訪れます。
また、この日は宝物殿を特別 公開しています。

京都に長く住んでいますが、天神さんの縁日に来たのは3回目くらいです。
働いている時は平日に来ることはできません。
平日に来れるのはやはり退職者の特権と言えます。

天神さんに着いたのは朝8時過ぎということもあり、ゆっくりと露店をみて見てまわることができました。時間が経てば身動きできないほど混雑します。

本殿前にいくと、大福梅の土用干しが行われていました。
梅とゆかり深い北野天満宮には、境内一円 に約50種、1,500本の梅の木があり、京都随一の梅の名所として2~3月は観梅者で大変な賑わいを見せます。
境内で採取し、塩漬された約2.5トンの梅の実を、 すのこの上にむしろを敷き、その上に並べて約4週間かけてカラカラになるまで干し上げます。
干し上がった梅の実は、再び塩をまぶして樽に11月下旬まで貯蔵した後、裏白を添えて奉書紙で包み12 月13日の事始めの日から12月25日の終いの頃まで、全国からの多数の参拝者に授与されます。

本殿で参拝し、縁日で少し買い物して帰りました。