相国寺の承天閣美術館で、円山応挙の後期展が開催されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/4e/6eed7c37c801a039bf7d23a301c49006.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/63/32a811c10a68ec011f5d286b3041b36b.jpg)
前期展は、以前のブロクで紹介しました。
後期展は、障壁画を中心に展示されています。
前期展を訪れたのは、10月29日でまだ紅葉には早かったのですが、今回は当然ながら、すっかり落葉したあとです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/86/7c6f3e8aab7b13091fc35c3d511296d8.jpg)
紅葉見頃の景色はこのようでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/f6/cd17622c60fb67bcee5335c5a2cab1bd.jpg)
今咲いている花です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/c2/5bc2527064b9e1080cb749c0c92df8ea.jpg)
十牛の庭の苔はまだきれいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/58/43ae509d1c11ad1d86390883c1a65a85.jpg)
後期展の内容は、第一展示室
「応挙が学んだ中国絵画」
応挙は中国の明代、元代、宋代の画家の絵を手本に、技法を学びます。
「応挙と四条派関係」
応挙の「釈迦十六善神像」と「山水図扇面」、原在中、柴田是真、与謝野蕪村などの作品が展示されています。
与謝野蕪村の壁画図は結構好きです。
第二展示室
相国寺開山堂の障壁画が展示されています。
応挙「雪中山水図」十面です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/77/d326d84ea40376a5ecc3b762163fa5af.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/73/b10975c81085b580e0bcfaaee67188e4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/3d/0efa56817b29a4d49f8e62cabd92ad2e.jpg)
開山堂障壁画は、応挙以外に息子応瑞筆の壁画も展示されています。
絵画では「白狐図」、「薔薇文鳥図」など16作品が展示されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/d2/e4f077857091ba65f76e9aa8a56a8a4e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/da/11db387d399e504fa92cc2dc68debfee.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/61/586c4f35ca509e37ca4f95c9f84bdd9f.jpg)
「豆狗子図」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/1a/b11bbc3767ce904cfbf2a999004bac47.jpg)
「赤楽茶碗 楽了入造 群鶴絵」もありました。
了入(1756~1834)は、楽家9代です。
へら使いにすぐれ、釉薬の掛け分け技法を創案した楽家中興の名工です。
15歳で吉左衛門を襲名します。
その楽了入と応挙の合作という珍しい茶碗です。茶碗に群鶴が描かれています。
応挙の弟子である原在中(1750~1837)は、後に独自の原派を形成しますが、「牡丹図」は見応えがあります。
また、弟子の長沢芦雪(1754~1799)の「象と狗子」は私好みです。