二度目の京都迎賓館に行ってきました。
京都迎賓館は平成17年の開館ですが、私は昨年の試験公開(4/28ー5/9)で初めて行ってきました。
当日(4/28)は雨でしたが、素晴らしい和風迎賓館に感激しました。
今回は京都御苑に散策に行き、夏ツバキ撮影の後に京都迎賓館前を通ると当日見学枠が空いていたのです。
見学開始は12時15分から1時間です。
予定にはなかったのですが、急遽見学することにしました。
10分ほど外で待ち、11時45分には地下待機所にいきます。
地下待機所で手荷物検査、金属探知機を通り、料金チケット(1500円)を購入し、荷物はロッカーに入れます。
時間まで担当ガイドから注意事項や京都迎賓館の説明を受けます。
12時15分の見学者は定員いっぱいの34名です。
地下から京都迎賓館正面玄関に歩いていきます。
正面玄関
正面の扉は樹齢700年の欅の一枚板を使用しています。
廊下を通り、最初の間は聚楽の間です。
ロビーとして位置付けられる空間で晩餐会や大臣会合などの際に、随員の待合にもなります。
京指物の技能と有職織物の安楽椅子、座面は赤色です。
行灯
次は夕映の間です。
大臣会合などの会議や立礼式のお茶のもてなし、晩餐会待合としても利用されます。
綴織壁面装飾 「愛宕夕照」
北村繁 螺鈿飾台「山紫水明」
漆に磨かれた表面が鏡のようになっています。
「比叡月映」縦 2.3メートル、横 8.6メートルの綴織です。
坪庭と八代清水六兵衛「TRANSFORMATION」
天目 木村盛康「天空大鉢」
夕映の間から見える庭園の景色
次は藤の間です。
京都迎賓館で最も大きな部屋で洋食の晩餐会や歓迎式典の会場として使用されます。
櫛形のテーブルを並べた宮中晩餐方式で60名、円卓で120名の会食ができます。
綴織壁面装飾「麗花」縦3.1メートル、横16.6メートルです。
江里佐代子(人間国宝 故) 截金(きりかね)「響流光韻」(舞台扉装飾)
截金は金箔・銀箔・プラチナ箔を数枚焼き合わせ細く直線状に切ったも のを、
筆と接着剤で貼って文様を表現する伝統技法です。
舞台紗幕
藤の間から見える庭園
続く。