京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

梅雨入り後の祇王寺

2015-06-10 05:21:47 | 京都めぐり

梅雨入り後の祇王寺、青紅葉も青苔も実にきれいです。
春の祇王寺より、緑一色の世界になっています。
ここの景色、私は好きです。





拝観受付前のアジサイ





まず目に入る景色





青苔が美しい庭園






























フタバアオイ






アジサイが見頃です。




















今咲いている草花です。










ホタルブクロ





沙羅(夏椿)も咲いています。





やはり美しい青紅葉





最後にもう一度名残を惜しみ一枚









浄福寺の菩提樹 落花中

2015-06-09 16:06:38 | 京都花めぐり

先日、真如堂と金戒光明寺の菩提樹の開花をお届けしました。
この花は開花から一週間ほどで落花してしまいます。
京都市上京区の西陣のど真ん中に、浄土宗の浄福寺があります。
晴明神社にもほど近い場所です。

通称赤門です。





菩提樹開花の貼り紙があります。





赤門をくぐり書院の前に行くと、菩提樹(シナノキ)があります。





開花中ですが、落花も目立ちます。




















落花しています。





境内のアジサイも見頃です。





浄福寺の案内板も撮影しておきます。







嵯峨野常寂光寺で野生の鹿に遭遇

2015-06-09 05:23:15 | 京都めぐり


梅雨の中休み、嵯峨野常寂光寺を訪れました。
拝観開始時間の9時少し前に着いたので、門前近くで待っていました。
すると、数十メートル先を移動する動物を発見。

鹿の親子です。

一瞬目を疑いましたが、間違いありません。
道を横切り、柵のなかに入っていきました。
急いでカメラを取り出し、シャッターを押しました。

親鹿の後をついていく小鹿、柵の中にはいろうとするところです。




近くに寄ってみると、親鹿がこちらを向いています。
しばらくし、立ち去っていきました。
常寂光寺、落柿舎、二尊院という人気の観光地です。
こんなとろころにも野生の鹿が出るのですね、びっくりです。





鹿を見た後、目的の常寂光寺に入ります。





青紅葉に覆われた仁王門










本堂は工事中です。庭園です。





竹林もきれいです。









多宝塔





石仏が置かれている坂道















青紅葉にアジサイ















鐘楼






休憩処





青苔がきれいです。









班入りトラノオ





常寂光寺近くで見つけた花

テッポウユリミヤビ





センノウソウ











宇治平等院鳳凰堂、宇治上神社

2015-06-08 05:19:19 | 美術・博物館

色鮮やかに改修された宇治平等院、数年ぶりに訪れることにしました。
いつもは、車ででかけるのですが、二人とも定年退職者で時間はあります。
初めて京都駅からJR奈良線に乗り、宇治駅まで20分弱で到着です。

駅から10分ほど歩きます。
両側にお店が並ぶ平等院表参道を歩きます。










平等院は御存知のとおり、関白藤原頼通によって1052年創建されました。
本尊阿弥陀如来を安置する阿弥陀堂は、鳳凰堂と呼ばれています。
経典に描かれる浄土の宮殿をイメージした優雅な建物です。
庭園は浄土式の借景庭園として史跡名勝に指定されています。

赤門です。





門をくぐると目に入ってくる景色
真横の鳳凰堂です。





角度を変えて撮影してみます。





10円玉の景色です。





ズームし、阿弥陀如来を撮影します。





きれいなお顔立ちの阿弥陀さんです。





屋根の上の左右の鳳凰です。















阿字池には睡蓮が咲いています。





クチナシの花が見頃です。





鳳翔館に入ります。
ここには梵鐘、鳳凰、雲中供養菩薩像 26体をはじめ様々な宝物が展示されています。
創建当時の極彩色の再現室は見事な世界です。
館内は撮影禁止なので画像はありません。
非常に見応えがあります。






塔頭寺院の浄土院の救世船乗観音です。
きれいな観音様です。










鳳凰堂の後ろからの撮影です。





拝観一周し、入口に戻ると大勢の修学旅行生です。
10円硬貨をかざす女学生もいます。「角度が違うのですが」。






平等院を出て、宇治川を渡り、宇治上神社に向かいます。





宇治は源氏物語でも十帖にわたり物語の舞台になっています。
その記念碑です。





もうひとつの世界文化遺産、宇治上神社の鳥居です。





緑深い参道を歩きます。










国宝の拝殿と本殿です。
鎌倉時代の神社建築様式です。










宇治上神社前のさわらびの道を歩きます。





源氏物語ミュージアムがあります。
秋には建物の周囲はムラサキシキブが咲きほこります。











宇治川に戻り、宇治駅から京都に帰ります。
前日の雨で宇治川はかなり増水していました。





サギも餌の魚が捕れないようです。







平安神宮神苑の花菖蒲見頃です。

2015-06-07 05:23:54 | 京都花めぐり

一昨日は平安神宮神苑が無料公開日でした。
毎年花菖蒲が見頃となる時期ですので、大勢の方々が訪れてます。
私も退職後は毎年訪れています。
平安神宮神苑は社殿の周囲に四つの庭が配置されています。
広さは約1万坪、東京ドーム1個分、明治を代表する回遊式庭園です。
国の名勝に指定されています。





神苑無料の看板が立っています。










神苑に入ります。時間は8時半です。
まずは南神苑(平安の苑)です。
平安時代の野筋と鑓水が設けられています。
源氏物語や枕草子などに登場する草木が植栽されています。





ミヤギノハギが咲いています。





ナデシコ





アジサイ





フユアオイです。





シモツケ





西神苑、白虎池花菖蒲見頃です。















睡蓮も咲いています。





































中神苑です。
蒼龍池に古石柱を用いた沢飛び「臥龍橋」があります。
睡蓮が見頃です。
















最後は東神苑です。
京都御所から移築された泰平閣(橋殿)です。





東山を借景にした明治を代表する庭園です。





池の周囲のサツキがまだ見頃です。











ササユリが見頃です。

2015-06-06 05:07:58 | 2015青もみじ

先日、ササユリの開花をお届けしましたが、今植物園のササユリが見頃になりました。
ササユリは日本固有のユリの一種です。
中部から九州地方にかけての山裾など日当 たりのよい所に自生し、
球根は食材の「ゆりね」として知られています。
しかし近年は山に人の手が入らなくなり、イノシシの食害もあり数を減らしているそうです。
長さ 10センチほどの白い花が、うつむくように咲いています。
6月4日の地元新聞で紹介されたこともあり、一目みようと訪れる人も多かったです。















今咲いている山野草もお届けしましょう。

ハナシノブ





ノカンゾウ





ミヤコグサ





ツリフネソウ





マツモトセンノウ





ヤマブキソウ





ホタルブクロはあちこちで咲いています。










ノアザミ





キョウチクトウも見頃です。














タイサンボクも開花です。





ニワナナカマド





キキョウも開花です。






最後に菩提樹(シナノキ)も開花しました。















蓮の花が開花しました。

2015-06-05 14:07:15 | 京都花めぐり

まだ六月、水無月に入ったばかりだと言うのに、蓮の花が開花していました。
睡蓮は先月から咲いていますが、蓮はちと早いように思います。
先日、姫路城の好古圓を訪れたとき、大賀ハスが咲いていて驚きました。
京都の植物園でも、いくつか咲いていましたのでお届けします。








































同じ水生植物の睡蓮もどうぞ。











最後に驚いたのが赤トンボです。
赤色が強いので夏アカネだと思います。












菩提樹が開花 真如堂、金戒光明寺

2015-06-05 05:25:47 | 京都花めぐり

菩提樹、その木の下でお釈迦さまが悟りを開いたとされている木ですが、
先月末に真如堂と金戒光明寺を訪れたときはまだ開花していませんでした。
昨年の開花は6月6日です。

昨日、もうそろそろではと思い真如堂に足を運んでみました。
青紅葉に覆われた参道の階段を上がります。





本堂前に菩提樹の大木があります。





菩提樹の木の下に掲示板が立っています。

開花です。
昨年より、4日早い開花です。




















インドの菩提樹はクワ科、日本の寺院にあるのはシナノキ科と異なる品種ですが、
菩提樹の花が咲くと、甘い香りが鼻腔を刺激します。
毎年6月初めに開花し、1週間ほどで散ってしまいます。
花期が短いので、見れた人はご縁があるとされています。





菩提樹と同時期に開花する沙羅(夏椿)はまだ開花していませんでした










一昨日梅雨入りとなった京都ですが、昨日はテレビ天気予報曰く、
実感のない「梅雨の中休み」だそうです。
青空で青紅葉がとてもきれいでした。





境内にはアジサイも咲いています。





真如堂から金戒光明寺に向かいます。
本堂横に菩提樹の大木があります。




ここも開花です。












ヤマアジサイ見頃続き、西洋アジサイも見頃はじめ

2015-06-04 05:27:53 | 京都花めぐり

暑い暑い5月が過ぎ、6月に入った昨日近畿も梅雨入り宣言が出されました。
前夜から降り続いた雨は、昨日午前中まで続きましたが、午後には上がりました。
どんよりした曇り空は梅雨入りを思わせますが、今日は晴れるようです。
今年の梅雨は雨不足の予感がいたします。

梅雨といえば、アジサイの季節です。
さまざまな品種のアジサイが見頃になってきました。
先日もお届けしますたが、一足早いヤマアジサイはまだ見頃が続き、西洋アジサイも見頃開始になってきました。
アジサイは植物園です。


四季咲きヒメアジサイ





天城甘茶





甘茶





ヤマアジサイ太鼓山産





美山八重紫





ヤマアジサイ





ナデシコガクアジサイ





ヤマアジサイ クロヒメアジサイ





ヤマアジサイ伊予絞り





丹後ナデシコヤマアジサイ





白富士





ヤマアジサイ白鳥





マイコ





ヤマアジサイ 白マイコ





ヤマアジサイ 六甲ヤエテマリ





ヤマアジサイ ベニテマリ





クレナイヤマアジサイ





富士ノ滝





八重甘茶





シチダンカも見頃です。





西洋アジサイも咲きはじめました。

古品種 ロゼア





古品種 クルーズ・ウッド





ロゼア





ザ・クリスマス





プレジオーサ





ロートドロッセル





ダンスパーテイ





最後に、ガクヒメアジサイ 先祖帰り





もうしばらくで、西洋アジサイが見頃になるでしょう。
最盛期のアジサイ、またお届けします。












相国寺散策と『伊藤若冲と琳派の世界』承天閣美術館

2015-06-03 05:22:13 | 美術・博物館

今年は 伊藤若冲(1716ー1800)生誕(数え)300年、琳派の創始者とされる、
本阿弥光悦が洛北鷹峯に芸術村を築いて(1615)400年です。
この節目の年を記念し、相国寺、金閣寺、銀閣寺に伝わる若冲と琳派の名品が、
相国寺の承閣美術館に展示されています。
若冲は相国寺と深い関係にあり、多くの作品が寄贈されています。

相国寺は明日まで春の特別公開でしたので、今の相国寺の景色もお届けします。


相国寺総門、入口です。





参道の奥に方丈、庫裏が見えています。





法堂です。





境内のアジサイが色づいてきました。










今回の主目的の展示会です。





承天閣美術館入口です。





美術館までのアプローチ、青紅葉がきれいです。









美術館に入ります。
作品は撮影禁止ですので、私の手持ちの画像でいくつか紹介します。

第一展示室に入るとまず目に入るの作品

本阿弥光悦の赤楽茶碗 加賀





ここには本阿弥光悦、尾形光琳、俵屋宗達、鈴木其一、酒井抱一らの絵画が展示されています。
工芸品では光悦の赤楽茶碗の他、楽長次郎、楽一入、楽得入、楽了入の赤楽茶碗、
野々村仁清の作品などが展示されています。

私のお気に入りは、 俵屋宗達の『蔦の細道屏風』です。
伊勢物語の最後の一場面、業平東下りを描いた作品です。
人びとがさまざまな思いを胸に通りすぎてゆく峠の細道、それを緑と金の世界で表現しています。極めて斬新な構図に驚きます。





第二展示室に向かう途中の景色です。

十牛の庭です。














第二展示室は、伊藤若冲の絵画を中心に、野々村仁清、尾形乾山の工芸品が展示されています。

『釈迦三尊像』三幅





美術館を出て、方丈に入ります。
白砂の方丈南庭です。















西の庭です。





ダイナミックな枯山水の南庭です。








嵐山嵯峨野散策

2015-06-02 05:35:37 | 京都めぐり

6月に入りましたがまだ梅雨入り前です。
例年ならシトシトと降る雨の中の散策が多いのですが、昨日は朝とはいえ、
梅雨明けの7月のようです。
時刻は7時前、まだ観光客の少ない嵐山嵯峨野散策です。
山々の緑の色が濃くなっています。

人気の少ない嵐山渡月橋
嵐山の緑が青空に映えて美しい景色になっています。










ベタな観光コースですが、地元の人が犬の散歩によく出会います。
野宮神社も静かなものです。





青苔も濃くなってきました。





朝陽に映える青紅葉





いつもの竹林です。










小倉池、野鳥撮影の方がいます。





散策途中見つけた民家の花、仙翁草





黄ツリフネソウ





落柿舎の緑も濃くなってきました。
建物全体が緑に覆われたようになっています。





小倉山、きれいです。





足をのばし、北嵯峨です。
田植え前、田植え直後の景色です。
こういう景色を見ているとなぜか落ち着きます。
子どもの頃に田植えをした記憶が甦ってきました。










畑の畦道に咲いていたタチアオイ














大沢池です。













昨日の植物園 さつき展

2015-06-01 13:54:41 | 京都花めぐり

街中のさつきもそろそろ終盤です。
毎年恒例のさつき展が植物園で開催されていましたので、最終日撮影に行ってきました。
52回目ですから、半世紀以上の歴史があるのに驚きです。





さつきの品種はいったい何種類くらいあるのかもわからないほど多いようです。
愛好家が大事に育てた盆栽のさつき、いくつかお届けします。


東照の光





白扇の舞





千歳錦





大盃





難波錦





白玲の光





光琳





一生の春





千羽鶴





紅万里





緋梅





天城






寿光冠





光琳・白琳





若恵比寿





紫竜の誉





それ以外の花もお届けします。

バラはそろそろ終盤です。













ハナショウブも見頃開始です。










いまどこもザクロの花が見頃です。





ササユリが開花しはじめです。









ヤマブキソウ





ホタルブクロも見頃です。好古圓でも咲いていました。













ヒマラヤの青いケシ、エーデルワイス

2015-06-01 05:09:42 | 京都花めぐり

京都府立植物園の観覧温室で「幻の青いケシ」と呼ばれ、ヒマラヤなどで生育する植物、
メコノプ シス・ベトニキフォリアと、メ コノプシス・ホリデュラが開花しています。
この数日、地元紙の京都新聞や毎日、朝日新聞などでも紹介されたせいでしょうか、
新聞記事を片手に一目みようと訪れる人が後を絶ちません。

メコノプシスはラテン語で「ケシに似た」という意味だそうです。
両種は3~ 4千メートルの高地で生育するため、平地では温度管理が難しく、
国内の植物園でも数カ所しか栽培して いないそうです。
京都の植物園では、室内を18度に設定した高山植物室で栽培しています。



















ブータンの国花でもあるホリデュラです。



















エーデルワイスも咲いていました。









高山植物室で咲いていた他の花です。

タカネナデシコ





青花シラン





キンユウカ





温室入口にジャカランダが咲いていました。