道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

渥美半島 赤羽根漁港

2019年10月06日 | Tiny Gallery
渥美半島は、遠州灘と三河湾を分ける半島で、赤羽根港は遠州灘に臨む唯一の漁港。豊川から渥美半島に沿って海底を走る中央構造線は伊勢二見ヶ浦へ抜けている。この半島は西に傾いた洪積台地で、太平洋岸は比高数10mの直線的な海食崖、三河湾岸は低く海面に接する。基層は赤石山脈と同じ古い地層だという。漁港というものは、絵心を誘う光景に満ちている。船体を水に映して船溜りに並ぶ漁船、突堤や岸壁などの構造物と其処此処に . . . 本文を読む
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妙高山

2019年10月05日 | Tiny Gallery
妙高山の東麓には、妙高高原が広がっている。春と秋、それぞれの季節に訪れたことがある。春は山菜、秋にはヤマブドウ・サルナシ・ガマズミが豊かに実り、ちょっと周辺を散策してくるだけで、帽子がいっぱいになった。採る人が少ないのだろう。熊出没の注意標識があちこちにあり、彼らの食餌の採取テリトリーに居ると知ったが、こちらも採集本能は熊に些かもひけをとらず、怖々藪中に入った。上越地方は雪が深く、佳い酒の多い所だ . . . 本文を読む
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伊良湖岬と神島

2019年10月04日 | Tiny Gallery
この季節に伊良湖岬から翔び立つ、サシバやノスリなどの鷹の渡りは、いつ観ても感動に満たされる。前日までに岬の手前の森に集結した鷹たちは、日の出と共に森から舞い揚がり、上昇気流が盛んになるまで、岬の上空を旋回する。所定の高度に達すると順次、数羽ごと編隊を組んで、志摩半島目指して翔んで行く。それが日によっては、千羽を超える日もあるというから驚く。渡りに立合う度に、鷹の種族全体への熱い応援の感情を覚える。 . . . 本文を読む
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中央アルプスで

2019年10月04日 | Tiny Gallery
桂小場登山口に他の車は無かった。人気の無い登山道を黙々と歩く。この日このコースを登る人の影はなく、降って来る人にも会わなかった。天気は快晴、狙い通りの稜線漫歩を存分に楽しんだ。山頂を踏んだ後、頂上木曽小屋に宿泊を申し込みザックを置いた。時間が充分あったので宝剣岳に登り、ロープウェイ山頂駅で軽く食事をした。小屋に戻り、夕食までの時間を、夕陽に浮かぶ宝剣岳以南の岩稜を描くことに没頭した。外気は寒く身体 . . . 本文を読む
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