道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

accident

2021年08月29日 | 随想
昨日土曜日は娘夫婦恒例のぶどう狩りに同行した。同じブドウ園に通うようになって5年以上は経っているらしい。今夏も昨日が3回目とか。娘の果物好きは母親譲りだろう。老生は昨年に続き2回目の参加だった。

コロナの自粛生活の身には、経由地の朝霧高原・河口湖・御坂山地を経由するバラエティに富んだこのコースは、自然好きの私には堪えられない。
高速道路を使わない片道5時間のドライブで笛吹市に着く。山ひとつ越えれば済む西関東の人たちには、都内・県内の移動とあまり大きな違いはないだろう。

駐車場には、その関東圏ナンバーの車が多く駐まっていた。カゴとハサミを渡され、園の人の案内で、多種のブドウの房が垂れ下がる棚下を進む。各種ブトウの試食で、昼時の空腹を感じない。
完熟した房の見分け方を教えられ、少しでも成熟度の高い房を採ろうと上ばかり見て歩いていたら、アクシデントに見舞われた。

ブトウは水はけの良い緩傾斜地を好む。したがってブドウ園の平坦に整地された圃場は、約1mの石垣の段差で区切られ連続している。上ばかり見て歩いていて、二つの圃場の境目の、石積み擁壁の間の溝(約50cm)に、左の足を踏み外し垂直に落ちた。駅の階段を2段分踏み外した感覚。1m段差の片脚着地の衝撃は大きく、顎と右膝を強打した。園の人に助けられ溝から這い出したが、幸い腰は打たず、膝蓋骨も無事、足の捻挫も無かった。

日頃筋トレと体幹トレーニングを励行していたことと、皮膚を露出していなかったことが幸いした。無事を感謝しながらも、普段他人様には人一倍注意を呼びかけている老生のこの失態、洵に忸怩たる思いがする。

帰宅して夕餉の食卓に着いたが、流石に酒を飲む気にはなれなかった。同行しなかった妻は、それ見たことかこの出たがり屋が、と呆れていた。嬉々として参加した私を苦々しく思っていたに違いない。

今朝目を醒まして手足を動かしてみたら、関節や筋肉に痛みはなく、目に見えない損傷は無さそうで先ずは安心した。危険はコロナ以外にも、至る所に潜んでいることを、改めて念頭に置き直さねばならない。


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