朝の食事をしていると、窓から川の向こう岸を通る小学一年生の姿が見える。上の学年の子供たちに較べとても小さく、歩みが遅い。毎春この時期だけに見られるいとけない新一年生の登校姿には、心惹かれるものがある。
スズメの頭みたいな大きなヘルメットと全身を半ば隠すランドセル。ランドセルの下の短く細い脚が歩を運ぶ。ランドセルが歩いている様だ。
その面持ちには、まだ不安と緊張が宿っている。夏休みに入る頃にはランドセルも身に付いて、動きは見違えるほど捷くなっていることだろう。
スズメの頭みたいな大きなヘルメットと全身を半ば隠すランドセル。ランドセルの下の短く細い脚が歩を運ぶ。ランドセルが歩いている様だ。
その面持ちには、まだ不安と緊張が宿っている。夏休みに入る頃にはランドセルも身に付いて、動きは見違えるほど捷くなっていることだろう。
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