毎年定まって今頃、能登半島へ旅行する人が帰り、現地に雪がほとんど無く、こんなことは初めてだったと話していた。能登に限らず、其処に至る北陸線の沿線で雪景色が見られなかったとも云った。紛れもない暖冬の生々しい報告である。
北陸には縁者が居て、地球温暖化が騒がれる前の1970年代から積雪量が漸次減り始め、近年は平地で雪が積もらなくなっていると語っていた。
私が知る限りでも、その土地では、豪雪の時に家の2階から出入りした事実があった。それにしても、より緯度の高い能登半島で雪を見ない2月があるとは思いもよらなかった。
現今の急激な変化は、一酸化炭素CO2による要因ばかりでなく、長期的な地球の気象変動サイクルの過程とも重なった現象なのかもしれない。
とにかく日本列島は劇的に暖かくなり、雪が降らなくなっているようだ。地球規模で暖かくなっているらしいから、例外はあり得ないのだろう。
この季節は南信の山でスノートレッキングを楽しむことにしているが、今年は山に雪が乏しい情報ばかりで、気勢を殺がれてしまった。
春先、太平洋岸を低気圧が急に発達しながら抜けるときの降雪直後でも狙って山に入るのでなければ、スノーシューを履くことは無さそうだ。
寒いよりは暖かい方が好いと誰しも思う。だが、列島の生物全体への影響を考えると、その代償は測り知れない。
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