前月のエントリーから、早くもひと月が経った。気がつけば、川の堤にはツバナが靡き、坂の道端のクサイチゴは複葉の下に赤い実を覗かせている。スイカズラの花も今が盛り、微かに甘い香りが漂っている。季節は初夏に入ったようだ。
バス通りの街道を渡り、リスの姿を時々目撃することで勝手に栗鼠坂と名付けた坂道を登り切ると、住宅の建ち並ぶ平地に出る。台地の平坦部をこの辺りでは平(ひら)と呼び、町内には〇〇平と . . . 本文を読む
近江の歴史・文化遺産が、日本の歴史、文化、社会、宗教を知る上で重要な鍵であることに遅ればせながら気づき、月に一度、日帰りで滋賀県内の古跡や博物館・資料館をめぐるようになった。
「古代渡来人と近江の歴史」に的を絞り、資料を予習しては滋賀県内のフィールドに通う。往き復りの電車の乗り換えなどアクセスにも馴れ、土地の味覚にも通じてきた。
有名な観光史跡は、資料やパンフレット類が豊富で来 . . . 本文を読む