道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

蟠りの解消

2024年08月10日 | 人文考察
今日では共白髪で、一見柔和そうに見える我々老夫婦も、若い頃は、特に父親・母親に成る前は、感情の行き違いが激しく、仲が好い割には諍いが絶えなかった。共に情熱的で自己主張が強く、忍耐力と理解力が乏しい未熟な者同士の結婚は、そうなりがちなものである。よくも60年の間、家庭を保つことができたものである。円満で無難な人たちが大半を占める世の中の、難も癖も無い温厚な男女の婚姻を、私たちは理想と考え祝福する。し . . . 本文を読む
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文化の潔癖性

2024年08月07日 | 人文考察
フランスは移民の国だと、フランス生まれの人が語っているのをYouTubeで視聴した。その人の謂う移民は、私たちの目にはフランス人と見える、一般にヨーロピアンと呼ばれる人たちを指しての意味だろう。迂闊にも老生は、フランスに対して、そのような認識は皆無だった。私の知るフランスは、陋固としてパリに生粋のパリジャン・パリジェンヌが住む、文化の咲き匂う農業国である。エッフェル塔の前で、嬉々として記念写真 . . . 本文を読む
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山歩きの必携品

2024年08月02日 |  山歩き
登山を愛好する人に、お勧めしたい携行食品がある。これを携行していれば、道迷いや疲労による遭難を防ぐ効果は大きいと思う。卑近な体験を大袈裟に喧伝すると思われるかもしれないが、ご参考までに・・・まだ老年には充分間があった年頃、よく行く奥三河の低山に登った。標高1000mぐらいの、火山起源の岩山で、登路は変化に富み、山頂からの眺望も佳いことで知られている。自生する遠州シャクナゲの開花期には、ハイカーで賑 . . . 本文を読む
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