てんちゃんのビックリ箱

~ 想いを沈め、それを掘り起こし、それを磨き、あらためて気づき驚く ブログってビックリ箱です ~ 

2022年の春は奔る (その3)

2022-05-17 22:44:12 | みんなの花図鑑
 今年の春は、人の世のコロナ禍、ウクライナの戦争、それらの影響や従来から積弊による経済的混乱を知らぬげにつっぱしって、初夏が見えてきました。
 その3も、樹木およびそれに巻きついた花を主として、名古屋市緑区のすぎゆく春を紹介します。桜やハナミズキなど派手なものが咲いた後は、葉の緑を立てる花が多くなるように感じます。


12 モッコウバラとフジ

 モッコウバラとフジが近くで揃って咲きました。
 フジはほんらいは紫ですが、いつもよりも青く咲いているようです。 

 こちらがモッコウバラ。優しく咲いています。



 そしてフジ。盛り上がって勢いよく青く咲いています。モッコウバラの黄色と組み合わせて春風に吹かれて揺れ、地球の反対側までエールを送るつもりなのでしょう。

< フジが青く咲いている >



モッコウバラの
近くでフジが
青く咲き
ウクライナへの
エールを送る



13 ヒトツバタゴとアオダモ

 育ち始めた緑の葉を覆うように、白い煙?が漂っています。これはヒトツバダコ、別名ナンジャモンジャ。



< なんじゃもんじゃと申し候 >



白煙に
そちは何ぞと
尋ねたら
なんじゃもんじゃと
申し候



 似たような感じで、アオダモも咲いています。これはもっと緑っぽい。





14 賑やかな花達

 緑の中でくっきりと映える花たちもいます。でも華やかでも緑にたいするバイプレーヤーを意識しているようです。

 華やかなシャクナゲ、緑あればこその花です。


 
 樹々にからまるジャスミン。春雨の中 滲んで咲いていました。 雨が降ると香りは広がりませんが、花の近くに澱んでいてノックアウトされます。

< 近寄るとノックアウト >



雨降れば
花の近くは
濃密な
香りのパンチ
酩酊しそう


 そしてキングサリ。風に揺れると、春の光を夏の光に変えていくようです。

< 春から初夏の光へ >



黄の鎖
風が吹くたび
キラキラと
光のパワーを
励起していく




15 緑の花

 緑の中で、緑の花を咲かせている樹々もあります。
 クヌギが緑の簾を垂らしています。

< 緑の簾  >



鳥隠す
緑の簾に
風通り
初夏が静かに
染みこんでいく


樹木が緑になると 小鳥の声は賑やかにするけれども どこにいるかわかりません。


 そして 松の花も緑ですね。






16 いつの間にか実が

 油断している間に、小さな実がついていました。

 まずはモミジバフウ。イガイガも柔らかそうでかわいいですね。

< 今はまだいたずらっ子 >



見つけたよ
緑の中の
いたずらっ子
秋には黒い
イガイガ爆弾



 そして ブドウ。





<番外> 
 番外として、冬と今の緑の状況をお見せします。

まずはメタセコイア。

 


そして、枯れ木も見事に緑にコーティングされました。

< 緑にコーティング  >

 

ボロボロでも
立ってさえいれば
新緑に
コーティングされる
春はパワフル



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする