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実家のお掃除をしていたら、母の日記が出てきた。
認知症になる前のもの。

誰かが病気、誰かが亡くなった、自分の体調がよくない、夫の体調がよくない、
こればかりを書いてある。

私も何度も、何度も聞かされた事柄です。
あまり何度も言うので、私はうんざりして、母を避けるようになってしまった。

見事に、すべて後ろ向きな記述。
「どうして私ばかりがこんなに辛い」と書いてた。
書いてあることを読むと、そんなもん辛いうちには入らないと思うんだけどなあ。

わが母ながら、情けない。

母は、子ども時代は一人っ子として、まずしいながらもそれなりに暮らし、
結婚してからは、夫の庇護（まさにこの言葉がぴったり）で、不自由なく、今まで生活できていたはず。

それが、どうして私ばかりがこんなに辛いなんて日記を読むと、
子供のまんまの心情なんだと思う。

なんだかなあ～～、がっくりです。