寓居日記

毎日、何かが起きます。
どう思うか、
何を考えたか。
しっかりと自分を見つめて書いていきます。

脱走

2009-11-04 19:33:00 | 日記
郵便配達のお方が、我が家の玄関で、父を呼んでいる。

父が出ていかないので、私が出て行ったら、
「おばあさんが(母)、××さんの家の前で倒れてる」
そう言う。

すぐ、居間を確認してみるといないので、
私は走って現場に向かう。

確かに、倒れてる。
母は、ただボ~っとして横になっている。
すぐ、起こしてけがの状態を確認する。
顔をすりむいてるだけ。

今日は、風が強いので、足元のふらつく母は転んだのだろう。

私も父も気がつかないうちに、
バッグをもち、
どこへ行くつもりだったのか、家を出たのだ。

××さんは、救急車呼ぼうかと言うけど、
少し、顔をすりむいただけなので、周りの人々のお礼を言って、
母を連れ戻した。

認知症を患っている人の気持ちに、寄り添うようにな~~んて、
言うけど、
それは、給料をもらって、時間限定のお方のセリフ。

家族ともなれば、そうはいきません。
腹もたつし、悲しくもなるし、
なんで?こんなことするの、とか、
いろんな負の、気持ちが湧いてくる。
そういう気持ちが、いっぱい溜まっているのです。
我慢して、言わないのです。
言っても、仕方ない。
我慢、我慢。
家族愛じゃあ、日々は暮らせない。

母にしてみたら、なにかと束縛する、私や父から逃げ出したくなったのだろう。
わからなくもない。

でも、束縛をせざるを得ない現状。

周囲の人間は、体も疲れるけど、
それ以上に、心は疲れるのだ。

余計なことは思うまい、
自分自身(私)が快適に過ごすことを考えて、
日々を過ごそう。
母のご機嫌は、その次の事。
コメント
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