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朝、父を見たら着衣が乱れてる。
シャツの襟はきちんと折れてないし、靴下はズボンのすその上になってるし。

この程度の事であたふたして、どうするの。
落ち着いてよね。
と～さんが舞いあがっても、か～さんは良くならないしと
父をしかりつける。

って、これは、自分に対する言い聞かせでもある。
落ち着いて、物事に対処しなくっちゃと。

午前中、あれこれ用事を済ます。
父が、その用事に一緒にいこうか？だって。

一緒に行く方がよっぽど足手まといなんで、
丁重にお断り。

午後は、
母の入院先に、父と一緒に出かける。
母のベッドのそばにいても、母は何の反応もない。２～３本のチューブにつながれ、
ちっちゃくなって眠ってるだけ。

先生から、これからの病態や、
考えられるリスクについて、
聞かされた。

最後に付くセリフが、
「何せ高齢ですから」。
確かに、その通りだ。
なにがあっても不思議はないと思う。