いただきました

我が家の前に建つ物置小屋のことです。
この小屋の持ち主が亡くなりまして、
息子さんが後片付けをしていました。

亡くなった小屋の持ち主さんは、篆刻というものを趣味としていた方で、
物置小屋の中には、
たくさんの作品が残されていました。
息子さんに言わせると、
ガラクタなら捨てられるけど、親父が一生懸命に作った作品だから、
捨てるに捨てられない。
でも、邪魔だしと言います。
県展に出品して入賞するほどの腕前なのです。

そこで、私は少しだけ分けてもらえますかというと、
喜んでもらえた。
亡くなったお方のお師匠さんの作品もあったので、
それも加えて数枚いただきました。

「百錬自得」なんて彫り物もありました。
なんだか、私には弓の稽古を連想させるお言葉です。
いただくこととしました。

ただ貰いは申し訳ないので、
いくばくかを封筒に入れて、渡そうと準備しておいたのですが、
私が、もたもたしているうちに、
もう、帰宅されてしまいました。
息子さんのご自宅は知りませんので、渡せずじまいです。
そのうちに、雑草取りなどに来た時に渡そうと思っています。