NOVA ERA

映画大好き、メタル・旅行・飛行機・相撲・世界遺産も好きな未熟な社会人の毎日を綴ります。

マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙

2012-03-25 21:13:09 | 映画
よく考えたらこの3月は一回も飲み会に行ってない。
つまり一滴も酒を飲んでない。
今の仕事の影響で全く予定を立てられないのが原因か。
4月からはすかさず繁忙期だから、4月上旬になるべく多くの方に会っておきたい気もする。

昨日「マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙」(2011年、アメリカ映画)を観てきた。
メリル・ストリープがアカデミー賞主演女優賞を受賞したほか、メイクアップ賞も受賞している。
食材屋という決して裕福な家庭に生まれたわけではない、イギリス史上初の女性首相マーガレット・サッチャーの人生を描いている(彼女は今年87歳で存命中)。
映画評論家からは「鉄の女」と言われる所以となった、政治的要素の描写がゆるいと言われているが、この映画は政治的要素を盛り込めば良い!という部類の映画ではない気がする。
マーガレット・サッチャーの人間的な面を、今は亡き夫との会話・回想形式で描くことで、単なる伝記映画に留まらない、一歩上をいった映画を築いている(存命中の有名人の映画を作ることがいかに難しいかを考えさせられる)。
無理に完結させようとしない所も良い。
「王様と私」のエピソードや青いスーツのことなど初めて知ることも多く、イギリス社会が抱える階級社会のこと等改めて考えさせられるシーンもあった。
個人的にはあっという間に観終わった映画で、それでもサッチャーという人を少しでも理解できた点で大変満足のいく映画だった。
あまりここでは触れないが、メリル・ストリープの熱演(というか怪演)も見逃せない。
評価は《1/2》としておく。

今日一番聴いた曲:Another Day/DREAM THEATER