吉葉山

大相撲初場所。
白鵬が優勝回数の新記録を作るか話題になっています。
そんな白鵬の師匠の竹葉山の師匠だった、元横綱吉葉山について、感じることがあるので紹介したいと思います。。
吉葉山は、田舎から上京したら、駅で人違いにより相撲部屋に連れていかれ、そのまま入門。その後軍隊に召集され、戦後に復員したときはガリガリだったものの、そこから不屈の精神で勝ち上がり、その後も幾多の不運に見舞われつつ、横綱になった力士です。
ライバルだった横綱鏡里が要領よく横綱に昇進したのとは随分と違い、まさに苦労の横綱です。
当時の吉葉山人気は大変なものだったそうで、唯一の優勝を決めた1954年初場所の雪の優勝パレードは、今でも大相撲ファンの間で語り草になっているそうです。
優勝回数も大事ですけど、こういう人間臭さを感じさせる力士の存在も見逃せません。
優勝回数1回の吉葉山の孫弟子である白鵬が33回目の優勝を飾ったら、61年前の初場所で優勝した吉葉山のことにも少しは触れてほしい気もします。