桐野夏生の『グロテスク』を今更ながら読了。90年代に起きた東電OL殺人事件をベースにした、女性の心理描写に長けた濃い内容の小説でした。こんな地獄のような話があったら本当に怖い。でもあったのだからそれが衝撃です。もちろんフィクションなんだけど、こういう読みごたえのある小説に出会えると嬉しいものです。
昨日は休日らしい休日を過ごせた気がする。朝は掃除・洗濯からの猿田彦珈琲店で収益認識と英語の勉強、午後は妻子帰京に備えての水回りの掃除やオムツなどの買い出しからのプール。夕方はレンタルを申し込んでいたベビーベッドが届いたので、ベッドを組み立ててからの新宿高島屋に行ってワイシャツとセーターを購入。夜は昨晩書いたとおり映画「ボヘミアン・ラプソディ」を鑑賞。新宿に向かう途中京王線で少しだけ昼寝もしたし、盛りだくさんの一日でした。今日は明日からの怒濤の一週間に備えてなるべくゆっくりしようと思います。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観てきました。一端のQUEENファンとして、その圧倒的な内容とストーリーの節目ごとに流れる名曲の数々に感動せずにはいられず、とても良い映画でした。前にも書いたことがありますが、自分は80年代~90年代の楽曲をまとめた『グレイテストヒッツVOL.2』を高校生のときに聴いてファンになるというイレギュラーなファンの入り方をしています。でも、そのVOL.2の中に収録されている「Innuendo」と「The Show Must Go On」は生涯で聴いたHR/HMの曲の中でも5本の指に入るぐらい好きな曲なので、当時初めて聴いたときは衝撃を受けたものでした。両曲ともフレディ・マーキュリーが亡くなる91年にリリースされたもので、余命いくばくもないことが分かっている中で収録されたものだから、とても感情が籠っていて、メンバーもよくこんな曲を作ったなぁと感じず入られません。特に「The Show Must Go On」は、フレディのボーカルに鬼気迫るものを感じられて聴くだけで泣けてきます。今日の映画でもここぞというときに流れて、泣きそうになりました(というか半泣き。映画終わったらハンカチで涙を拭っている人がいたからこの曲に刺激されたものと推測)。この曲のプロモはフレディの体調が弱っていたから過去の楽曲のプロモを寄せ集めたものになっているけれど、プロモを観てから映画を観るとより感動すると思います。俳優の渡辺謙もこの曲を聴いて「ラストサムライ」の撮影に臨んでいたのだとか。良い映画に出会えて良かったです!