和嶋慎治の『屈折くん』を読了。最初に本屋で和嶋慎治という名前を見たときに、メタルバンド人間椅子のボーカル兼ギタリストの和嶋慎治と同姓同名の作家かな?と思ったら、そのまさかの人間椅子の和嶋慎治でした。しかも和嶋慎治の自伝的な話で、タイトルが示す通り、本当に屈折した和嶋慎治の人柄が面白おかしく描かれていて楽しく読めました。人間椅子も今では海外ツアーを行うぐらい名の知れたバンドになってきたけど、不遇の時代もあって、そんな苦労をしたからこその今があるわけで、オズフェスに出たときの描写は、かのアンヴィルのラウドパーク出演を彷彿とさせて感動しました!ちなみに人間椅子はテクニック的にもかなりレベルが高く、その独特な世界観が魅力です。表紙の和嶋慎治がまた作家みたいだから面白いです。