『無理』

先週は金子哲雄さんと大滝秀治さんが亡くなり、何かと衝撃を受けた一週間であった。
そして今日、山中伸弥教授のノーベル賞受賞は「やはり取ったか！」と嬉しい気持ちになった。
つい最近の日経にも、ニコンや島津製作所がiPS細胞を作製する装置を開発した旨の記事が載っていて、iPS細胞の凄さを実感したばかりであった。
次は遂に村上春樹がノーベル文学賞受賞か。
ノーベルウィークは何かと嬉しい話題が出て好きだったりする。

昨晩、外からドン！ドン！と音が聞こえてきて、うるさいなぁと思ったら、お台場で花火大会が開催されていたらしい。
実家から少しだけ見えたが、秋の花火もいいなぁと思った

自分、普段は競馬をほとんど観ないが、なぜか昨晩の凱旋門賞は観てしまった。
オルフェーブルがどれぐらい凄いのかもよく分からないぐらいの競馬素人でも、昨晩のレース特に終盤は興奮してしまった。
「おっ、まさか歴史的瞬間を見られるんじゃないか！！」と一人で興奮したが、本当に悔しい結果となってしまった。
裏番組で放送されていた『情熱大陸』もチャンネルを変えながら同時並行で観ていたのだが、これまた凄い潜水記録を持つ水中表現家の日本人女性が紹介されていて、ちょっと感動してしまった。
これぞナショナリズムだと実感した一日であった。

ここ数カ月、用事がある時以外は毎晩10分程度ランニングしている。
ヘルシア緑茶も定期的に飲み、筋トレも腹筋を中心に実行し、これはもうかなり身体も絞られて体重も減っているに違いない！と考え、先日地元のスーパー銭湯に行ってきた（というのも家に体重計がないのである）。
しかし、衝撃的なことに体重がほとんど減っていなかった
この数ヶ月間は何だったのか！と凹んでしまった
スーパー銭湯の前日に、後輩と渋谷のゴールドラッシュでたっぷりハンバーグを食べたからか
と言うことで、これからは夜は少しでも食べる量を減らし、ランニングの距離も1.5倍ぐらいにしようと思う
ちなみに上記に出てきた渋谷のハンバーグ屋“ゴールドラッシュ”。
学生時代によく行っていたハンバーグ屋で、窪塚主演の映画「凶気の桜」にも出てきた有名ハンバーグ屋である。
約10年ぶりに行った（学生時代に通っていた1号店は残念ながらなくなっていた）が、相変わらずB級臭漂う美味しいハンバーグ（下記写真参照）であった。
皆さんも是非


ちょっと前であるが、奥田英朗の『無理』を読み終えた。
本屋でたまたま発見した奥田英朗の最新文庫本で、ポップには「面白すぎてあっという間に読み終わる」的なことが書いてあって、上下巻からなるこの本を手に取ったのだった。
のんびり読んでいたら1カ月もかかってしまった。
地方の寒村を舞台に、様々な経歴を持つ男女5人を描いた群像劇。
こういう関係のない人物同士が最後に繋がるようなストーリー展開は結構好きだが、出尽くした感もある中での果敢な描写は現代人の悩める心理を反映していて、さすがだと思った。
奥田英朗はこれまで結構読んできた作家だが、外れがない作家だと思う。
特に『ウランバーナの森』がおススメだ。

今日一番聴いた曲：Master of Puppets／METALLICA