思考脳力のつくり方 仕事と人生を革新する四つの思考法 前野隆司 ***
システムとは日本で言えば「コンピュータ・システム」のように使われることが多くて、システム・エンジニアといえばコンピュータ技術者なので、IT関連用語のように受け取られることが多い。本...
日本の古典を読む16 太平記 長谷川端 ***
1991年の大河ドラマ「太平記」、おぼろげな記憶ではあるが足利尊氏は真田広之主演だったような。本書は太平記の現代語訳版。「太平記」は現存流布本で全40巻もある大書であり「南北朝・室...
天皇陵の謎 矢澤高太郎 ****
読売新聞で古代史を担当して古墳取材を続けてきた筆者による古代史と古墳被葬者解明に向けた情熱の1冊。日本にある宮内庁管轄の天皇陵、陵墓は896もあるが、立入禁止、発掘禁止であり、古代...
日本の古典を読む13 平家物語 市古貞次 ***
「徒然草」の作者兼好法師は、平家物語は後鳥羽院の御代の信濃の国の国司を務めた経験者で学識豊かな行長という人物が作者だと記した。平家物語成立後100年ほどの記述なので証言としては有力...
「その後」が凄かった! 関ケ原敗将復活への道 二木謙一 ***
1600年に行われた関ヶ原の戦いは、その後徳川家康による政権が安定したため、西軍・東軍それぞれに加担した大名たちの260年にわたる運命を決定づけることになった。東軍に味方した諸将は...
日本の古典を読む4 万葉集
古今和歌集のように整然とは編集されず、複数の編者により長い時間軸で編纂されたという万葉集。推古朝の時代から遣隋使やその後の遣唐使で伝えられる大陸の文化に対しても、倭国にも詩歌の文化...
徳川某重大事件 殿様たちの修羅場 徳川宗英 ****
徳川家にまつわる歴史的エピソード集、文章が巧みなので読みやすく記憶にも残る。あわせて、筆者自身が徳川田安家の宗家、歴史的出来事が自分につながる、そのことをある意味自分事として捉えて...
古今和歌集・新古今和歌集 日本の古典を読む5
今日は大晦日。今年出会った本の中でも本シリーズ「日本の古典を読む」は秀逸。以前チャレンジして二度も挫折していた源氏物語を始め、高校時代の古典の時間にわずかに触れただけであった「枕草...