先週は昼間の干潮が今年最大になる春の大潮だったので・・名古屋港の他に綺麗な磯へも行った。
潮が引く前に崖へ・・(化石が埋まっているかもしれない)地層の観察。
大きく規則的に崩れていたり・・・
薄く板状に剥がれているようだったりと・・
「崩れている」ことは一目瞭然なものの、化石らしきものは見当たらない。
真新しい落石だけでなく、常に・・サラサラサラ・・、カラカラ・・、カッコン・・パッカーン・・と音が続く。。
とても危険なので・・少し離れて落ちてる石を観察。
明らかに組成が違う黒っぽい塊が露出している・・
化石・・いや、化石が入っているとされるコンクリーション(ノジュール)というやつか・・?
でも、黒い部分が割れた面を見ても、何が何だか見当もつかない(←無知なだけか?・・笑)
念のため、たがねとハンマーは持ってきたけど、リュックから出すこともなくスルー。
ちなみに最も気になったのが、この石の表面の、小ぶりのバナナが入っていたような跡。。
大きさや形は、ティラノサウルスの歯の化石の跡みたいだった・・・(地層年代的には相当な違いがあるけど・・)
別の場所では、岬状になった一枚岩らしき岩肌をよく見ると・・
明らかに組成が違う石が点在。
ここは落石の心配もなく、直接触れるので、じっくりと見てみるも・・やはり・・さっぱりわからない。
ウニのような丸い塊の中に、更に何かが入っていたような滑らかな球面跡が・・
ここでも、ハンマーを出すことなく撤退。(そもそも・・こんな岩、壊しちゃだめだよなぁ)。。
化石発掘への道も時間がかかりそうです(汗)
今回、崖の地層を見ていて、名古屋市科学館で見た、東日本大震災の震源域のコアを思い出した。
崩れている崖よりもひどく感じる・・
日本列島の太平洋側は、付加体がくっ付いて、引きずり込まれて、反動で反り返って・・の繰り返しだったような?
化石は特定の時代のものが産出することから・・・大きな地殻変動等による生き埋め等が必要なのかなぁ・・
でも・・なんで、海の生物と陸上の植物の化石が一緒に出てくるのかなぁ・・・
勉強が足りなさすぎる・・
トビに睨まれ・・
潮だまりへ移動。
名古屋港内では見られない、クロフジツボを見ると正しい海岸に来た気がする。
海藻も豊富。
こちらもひたすら写真を撮って・・同定作業は未だ1/4程。種類数が多く、生物相が名古屋港とはまるで違う。
手前のタテジマイソギンチャクは馴染みなものの・・・黒く乾燥したイシゲ?風の海藻に、緑色の厚いカイゴロモを纏ったスガイ。
今年は定期的に、この辺りの磯も観察していきたい。
石ばかり見ていたせいか・・貝殻をほとんど見なかったような気が・・
「アサリの密漁禁止」の注意書きが目立つハマダイコンが咲く砂浜で、アサリを採っていた方々によると・・
「ここは餌が少ないからアサりが小さい」とのこと。
それはそうと・・5/26の皆既月食を見るには良さそうな場所に感じた。。
こちら・・新たなうみうし通信も届き、更新の年会費を収めた。
なななんと・・「うみうしの観察」という超魅力的なイベントも載っていた。。
この近くで開催される日まで会員を継続するしかないか・・(笑)
以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。