流れのままに。

いろんなことを好きに語っております。

医師であることは・・・

2008-05-28 21:24:50 | Weblog
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今朝は久しぶりで歩きました。

中三日。つまり四日ぶりね。

怠けてたんじゃありませんここ三日はだったのです。

ちゃんと早起きはしてたもの。本当だよ

今朝はちょっと寝坊したけどね。

昨日はなんかやたらと夢見てた。内容は覚えてないけど。

やっぱり歩くと気持ちいいね

そろそろ走りたいんだけど、肺が持つのかどうか、多少の不安はあるな。正直

少しずつ走ってみるけど。

「目指せ、ホノルル」です。



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相変わらず産婦人科医と小児科医は減少の一途を辿っているんだけど、政府・官庁からは具体的な改善案は出てこない。

ということは「どうしたらいいか分からない」状態だと言えるのではないか?

とするなら民間でどうにかするしかない。

そもそも最近政府のやる医療・福祉政策は国民の求めるところから大きく離れている。

期待すること自体間違っているのかもしれないとまで思ってしまう。

こうなったら日本の医療業界は一致団結して医療体制を整備するしかない。

大学も派閥なんて言ってる場合じゃないだろう。

もう医療法人として一本化して、隙間の無いように医院・病院を整備して、地元出身者を優先的に振り分けていくのだ。

因みに北海道では、医学部を持つ大学で地元出身者で卒業後は地元で医療に従事するという誓約をすれば、学費が優遇されるというシステムを取り入れている大学もある。(道内の医学部全てかどうかは不明だけど)

医師不足の波は何も産婦人科・小児科だけではない。

手術を執刀し花形であるはずの外科医までもがその波に呑み込まれようとしている。

のスーパードクターなんかを見ても判るように、休みどころか寝る間もなければ食事さえも摂る時間が取れないほどの激務だからだ。

それは何もスーパードクターだけではない。

僕がお世話になっている先生も多分休みなんてほとんど取れていないはずだ。

それは僕が胃ガンの手術を一ヶ月も待たされたことでも明らかである。

こなせる手術量より発病する患者の数の方が圧倒的に多いのだ。

その割にはいつ診察に行っても爽やかだし元気だし、笑顔で血色も良いんだけど。

先日にまだ研修段階の医者の卵が複数出ていた。

「自分の時間が持てない外科医には正直なりたくない」とカメラの前で語っていた。

僕は「だったら医者になんかなるな」って思わず突っ込んでしまった。

僕には「苦しんでいる患者よりも自分の時間が大事」だと言ってるようにしか聞こえなかったからだ。

最後になって「多くの患者さんを助けたいという思いは分かって欲しい」なんて言ってたが、何のフォローにもなっていない。

白々しいとはこの事だ

彼ら(彼女ら)は何のために医者を志したのだろうか?

医者が激務だということも奉仕の仕事だということも、志す前に分り切っていたはずだ。

なのに「自分の時間が持てないような医者にはなりたくない」と平気で口にしてしまうというその神経が僕には分からない。

その放送を見て僕は今後の医療に希望は持てなかった。

医学がいくら発達しても、それを行うべき医者の意識レベルが低下しては何にもならない。

むしろ医療は後退していくだろう

もちろん高い志を持って医師になろうとしてる者も居るはずだ。

しかしあの研修生達も近い将来どこかで医者として白衣を着るのである。

彼らに当たってしまった患者さんは、誠に残念でしたと言う他ない。

今後彼らの意見が医師を志す者達の基本意識になっていくのだとしたら、日本の医療に未来はない。

特に地方医療は空洞化が促進され、壊滅的な状況に陥るだろう。

医者の社会的地位と信用がどうして高いのか?

それは大金を稼いで優雅な生活ができるからではない。

そんなことで有り難がるのは銀行と高級クラブくらいのものだ。

民衆に尊敬されているからだ。

いや、尊敬されるべき仕事だと言った方が良いだろう。

尊敬されるにはそれだけの意味が有り、要因がある。

それが何かを医師を志す者はもう一度自問自答してほしい。

それが死を予感させる病気を体験しその不安と現在も闘っている僕の、ささやかな願いである。



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