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先日ね盲目の天才ピアニスト・辻井伸行さんのドキュメントやってたんだけど
辻井さんの特集って、今まで何度か観たけど
いつも思うのは
『この人の頭の中にはどういうイメージがあるのだろう?』
ってことね。
だって、この人って、生まれながらの盲目なんでしょ?
だとすると、世の中のものを何も見たことが無い訳じゃん。
色も形も全く判らない中で生きてるんだよね。
音と匂いと触感は分かるにしたって、イメージのしようがないと思うんだけど。
辻井さんが初めて曲を覚える前に、お母様がイメージを表現するんだけど
それを観てて、僕はかなり疑問だったのね。
それは作曲者が題材にした物を表現するんだけど
「こんな形で、こんな色で、淡い感じで・・・」
なんて説明してたけど、そもそも元になる情報を持ってない訳じゃん。
それが本当に伝わってるんだろうか?と
凡人の僕なんかは思ってしまうんだよね。
まぁ天才は天才なりの理解をしてるんだろうけど
何だか宇宙はどうなってるみたいな話しで、観ててじれったかった。
お母様はいろんな所へ連れて行って、説明してたらしいけど
それがどういう形で頭に記憶されたんだろうね。
まぁ形ある物なら、触れば形は判るか。
車はミニカーでも触らせて、大きさの概念を変えればいいんだから。
でもさ例えば空とか、海とか、桜並木とか、紅葉とか、夕日とか
そんな風景ってのは、やっぱり実際目にしなきゃ分からないでしょ?
そして音楽っていうのは、その風景をモチーフにしたものが多い。
『美しく青きドナウ』って言われたって、イメージ出てこないでしょ?
そんな単純なことじゃないんだろうか?
う~む、人間としての器が違うだけに、理解を超えている。
音楽というのは、恋愛を題材にしたものも多いけど
彼にとって美しい女性はどういう姿をしてるんだろうか?
多分母親がベースにあるんだろうけど
彼はその母親の姿も見たことがないんだよね。
多分声とか匂いとか、優しさとか強さとかをイメージして
人物像を構築していくんだろうけど、どんな姿をしてるんだろうか。
それともそもそも形なんてのは、意味を持っていないんだろうか?
彼には彼の世界観があるんだろうな。
しかし人間の人生なんて、何が幸いするかわからないよね。
常識的に考えれば盲目っていうのは悲劇なんだけど
彼にとっては、それが天才を作り出した原因なんだもの。
盲目だからこそ、音感が発達したんだよね。
それが彼にとっては、生きる為の手段になった。
五体満足でも不幸な人は大勢いるけど
人間にとって、何が幸せなのかは、分からないな。
お金持ちだから不幸になった人もいるしね。
身障者になったことで目標を持つことが出来た人もいるし
人生ってのは、不思議なものだね。
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○胃癌の情報サイト『胃がん.com』
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ガンのコミュニケーションサイト『カルテポスト』
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