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市橋被告に無期懲役判決が出た。
死刑判決はハナから無いと思っていたが
もしかすると２５～３０年で落ち着くのではないかとも思っていた。
事件の経緯と市橋という犯人を見て、そんな気がした。
だけど結果は無期懲役だった。
もちろんこの判決に異を唱えるつもりは無い。
強姦・殺人・死体遺棄・逃亡といういくつもの重大犯罪を重ねたのだ
これくらいの罰を受けて当然だと思うし、特に違和感もない。
何より被害者遺族の心情を思うと、死刑でなければ無期しか認めないだろう。
ある意味この無期判決は、遺族にとってもベストだったように思う。
彼等は死刑を否定している国の国民だ。
仮に死刑判決が出て、それを支持するような発言は、波紋を呼ぶ可能性があった。
これで被害者遺族も、とりあえず一つの区切りを付けられると思う。
もちろん被告側が控訴する可能性もある。
だがもしそれをした場合、市橋が法廷で見せた土下座や反省の弁は
まるで心のないパフォーマンスに成り下がるだろう。
本当に謝罪する気があるのなら、この判決に異を唱えるべきではない。
納得し受入れてこそ、反省の意として遺族にも伝わるだろう。
もし弁護士に説得されたとしても、減刑を狙った控訴はするべきじゃない。
多分弁護士はまだ続けたいのだろうが・・・・・。
実際の所彼はどう思っているんだろうか？
自分が事件史に残る重大事件の当事者だということについて。
もしかしたら、まだそこまでの自覚は無いのかも知れない。
だが確実に彼は平成を代表する事件の当事者なのだ。
出来うるならば、手記など著して欲しい。
多分に野次馬的だが、僕は逃亡生活について詳しく知りたい。
着の身着のままで逃亡生活に入った人間が、どこへ身を隠し
どうやって逃亡や整形の資金を得たのか？是非知りたい。
それがこの事件の後半部分を形作っているのだから。
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